バラの病害
このページの画像は奈良県病害虫防除所が所有する画像です。無断転用を禁止します。


黒星病
被害の特徴と発生形態
成葉が侵されることが多く、病斑のある葉は順次落葉する。病斑は輪郭がややギザギザの黒褐色円形。病原菌は被害部位について越冬する。気温21℃前後で雨が続くときに発病が多く、5~10月まで年中発生する。施設栽培では発生は極めて少ない。発病適温は20~25℃、風雨により伝染する。


べと病
被害の特徴と発生形態
主に新葉に発生し、葉の上面に不規則な形の病斑をつくり、のちに乾燥して日焼けや薬害のような外観を呈することが多い。病斑部の裏面には、灰白色の薄い霜状のカビを生じる。被害葉はちぢれて落下し、若枝は枯死することがある。無加温ハウスや露地栽培で発生が多い。発病適温は15~20℃。



疫病
被害の特徴と発生形態
株全体に発生する。地際部に暗緑色水浸状の病斑が発生し、その後暗褐色病斑が急速に拡大する。新梢では枝枯症状を呈し、古枝では下葉から黄化し、落葉する。



根頭がんしゅ病
被害の特徴と発生形態
細菌病であり、根もとや地際の茎に寄生し、コブをつくる。被害樹は衰弱し、採取量(本数)が減少する。多犯性である。発病適温は20~30℃。


灰色かび病
被害の特徴と発生形態
施設栽培の開花期に花弁、蕾に発生しやすく、露地栽培では花弁に斑点を生じる。きわめて多犯性であり、罹病植物および有機物上で繁殖し、空気伝染する。発病適温は15~20℃。


うどんこ病
被害の特徴と発生形態
主として若葉、茎、蕾に発生し、被害部は白粉で覆われる。露地では春先と秋に発生するが、施設栽培では年中発生する。発病適温は20~25℃。


枝枯病
被害の特徴と発生形態
枝に赤紫色の小斑点を生じ、拡大して橙色斑となる。病勢が進むと病斑の表皮は多少隆起してしばしば裂け目を生じ、のち黒色の小粒点(柄子殻)を生じる。激しい場合は枝全体が侵され、その上部は枯死する。発病適温は26~30℃。


→大きな画面で見る植物の病害虫トップへもどる