H22奈良県内産農産物の残留農薬検査

H22野菜等の残留農薬検査について

 平成15年の食品衛生法改正により、平成18年5月末からポジティブリスト制度が施行されました。
 そこで奈良県では、平成16年度より、県内で生産される農産物を中心に残留する農薬についての検査を実施しています。
 検査を実施した結果については、以下のとおりです。



 平成22年度

 平成22年度は、奈良県内産農産物115検体、県外産農産物36検体、輸入品20検体について、残留農薬検査を実施しました。奈良県内産農産物については、出荷時の農産物及び直売所等の出荷前の農産物について検査を実施しました。
 このうち、34検体から39残留農薬を検出しましたが、そのうち県内産の「青ねぎ」と「しゅんぎく」から食品衛生法の基準を超える農薬を検出しました。この「青ねぎ」と「しゅんぎく」については直ちに生産者に対し立入検査を実施し、調査指導を行いました。
 この「青ねぎ」と「しゅんぎく」を除いた農産物についてはすべて基準値以下で、食品衛生法違反はありませんでした。
 なお、検査した収去野菜・果実残留農薬検査項目は116項目でした。




分類 合計 内訳 不適件数
県内産 県外産 輸入品
核果果実 梅、すもも

6

5

1

0

0

かんきつ類果実

みかん、オレンジ、レモン、グレープフルーツ等

10

3

3

4

0

ベリー類果実

いちご、ブルーベリー

9

9

0

0

0

その他の果実

かき、キウィー、なし、バナナ等

27

17

4

6

0

あぶらな科野菜

キャベツ、はくさい、だいこん、ブロッコリー、みずな、大和まな等

41

21

17

3

0

うり科野菜

きゅうり、冬瓜、かぼちゃ等

19

13

4

2

0

なす科野菜

なす、トマト、ピーマン等

23

20

2

1

0

ゆり科野菜

ねぎ、たまねぎ、アスパラガス等

15

10

2

3

1

きく科野菜

しゅんぎく、レタス、ごぼう

5

3

2

0

1

その他の野菜

ほうれんそう、オクラ等

7

6

0

1

0

その他

さといも、かんしょ等

9

8

1

0

0

合計

171

115

36

20

2




農薬を検出した検体について
収去品名 検出農薬名
うめ クレソキシムメチル
うめ クレソキシムメチル
ビテルタノール
うめ ビテルタノール
うめ ビテルタノール
グレープフルーツ フェンブコナゾール
オレンジ クロルピリホス
メチダチオン
オレンジ クロルピリホス
いよかん メチダチオン
いちご プロシミドン
いちご クレソキシムメチル
プロシミドン
ミクロブタニル
いちご ビテルタノール
いちご ミクロブタニル
いちご ミクロブタニル
いちご テブフェンピラド
かき ジフェノコナゾール
なし クレソキシムメチル
なし フェニトロチオン
バナナ クロルピリホス
キウィー メチダチオン
水菜 クロルフェナピル
キャベツ フェニトロチオン
キャベツ プロシミドン
しろな オキサジキシル
きゅうり プロシミドン
きゅうり プロシミドン
なす クレソキシムメチル
なす クロルフェナピル
トマト ジエトロフェンカルブ
プロシミドン
トマト ブプロフェジン
にら クレソキシムメチル
青ねぎ EPN
にんにくの芽 プロシミドン
しゅんぎく EPN
オクラ クロルピリホス