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ユニバーサルデザイン

更新年月日:平成20年10月10日

ユニバーサルデザインとは

年齢、性別、国籍、個人の能力にかかわらず、はじめからできるだけ多くの人が利用可能なように、利用者本位、人間本位の立場から生活環境等をつくろうとする考え方です。
当初、米国から紹介されたユニバーサルデザインは、製品づくり、建物づくり、まちづくりなどのハードを中心に考えられてきました。
その後、日本では意識や仕組みなどのソフトにも、その対象は拡大してきています。
このような展開において、ユニバーサルデザインは少子高齢社会に対応した、すべての人が自らの意思で自由に行動し、安全で快適に生活できる21世紀型社会への変化に対する問題解決の手法と考えられています。
社会の変化は住民自らが意識をもって関わっていかなければ実現できないものであり、住民に近い自治体がユニバーサルデザインを活用し、率先して新しい社会を目指していくという考え方が必要です。

☆本県におけるユニバーサルデザイン推進も、新しい時代に向けた社会の変化に的確に対応するために取り組むものです。

ユニバーサルデザイン 10個の視点

ユニバーサルデザイン啓発リーフレット:6ページpdf
やまとユニバーサルデザイン推進指針冊子:8~17ページ部分pdf

1.より近く
公平性
だれにでも公平に利用できることです。だれにでも利用できるようにつくられており、入手が容易である必要があります。
例)自動ドア
自動ドアはユニバーサルデザインの好事例です。センサーや開閉速度等が配慮された自動ドアは、体格や身体能力の違いにかかわらず、平等に使用することができます。
2.より柔らかに
柔軟性
使う上で自由度が高いことです。利用者の好みや能力に合うようにつくられていますか。
例)洗濯機
安心して使える高さや角度を追求したななめドラム型洗濯機です。扉を開けたら、そのままの姿勢で洗濯物を出し入れできます。運転中も取り出し時も中が見やすく、足腰にかける負担が少なくなっています。
3.より早く
単純性と直感性
使い方が簡単ですぐ分かることです。どのような人でも、知識、言語、理解力の違いにかかわらず、使い方や機能が分かりやすくつくられていますか。
例)ピクトグラム(図象)デザイン
子どもや言葉が通じない外国からの旅行客にも一目で見当がつきます。
4.より分かりやすく
認知性
必要な情報がすぐに理解できることです。使う人の視覚、聴覚などの感覚能力に関係なく、必要な情報が効果的に伝わるようになっていますか。
例)骨導音(骨伝導)技術  
音を振動で伝えることで、より聞こえやすくする技術が電話を始めとして、活用されています。また、多様な使用環境が想定される携帯電話は、音・光・振動といった複数の手段での呼び出し機能が備えられています。
5.より安全に
安全性
うっかり間違えてしまったり、意図しない行動が、危険や思わぬ結果につながらないことです。使う人のミスをできる限り防ぐ配慮、例えば危険なものは隠してしまったり、警告が出るようになっていますか。
例)光を使った警告システム(近鉄けいはんな線北生駒駅)
プラットホームの乗換口付近を、音声に加えてLED点滅照明により列車の到着を知らせ、乗降時には足下への喚起を行います。また、この駅ではセンサーシステムと監視カメラにより、ホームを二重三重に見守っています。
6.より楽に
効率性
無理な姿勢を強いられることなく、少ない力でも楽に使用できることです。無意味な反復動作や長時間の動作を無くし、身体的負荷を抑えることが大事です。
例)ETCシステム
有料道路におけるお金や通行券の受け渡しは結構、手間取るものです。自動料金収受システムは、快適かつ円滑な料金所通過を実現しました。さらに、渋滞緩和にも役立っています。
7.より気持ちよく
快適性
使いやすいスペースと大きさを確保することです。どんな体格や姿勢、移動能力の人にも、アクセスしやすく、操作がしやすいスペースや大きさとしていますか。
例)アクセスしやすい自動券売機や精算機(近鉄けいはんな線)
車いすの方も使いやすく、蹴りこみスペースを設けたり、操作機能が分かりやすくまとめられている自動券売機です。また、時刻表や線路図の表示場所についても、だれからも見やすくなるように、高さなどを配慮しています。
8.より美しく
審美性
使うことに抵抗感を感じることなく、受け入れることができる美しさを持つことです。周囲に引け目や劣等感を抱くことなく、気後れせずに普通に使うことができますか。
例)めくりやすいノート
ノートの右端に(裁断面)に斜めの角度を設けて、ページをめくりやすくしています。右端の上半分と下半分のカットを逆方向としており、表裏、どちらからでもめくりやすくなっています。裁断面に鮮やかな模様を施し、めくる時も、閉じた状態でも美しいデザインです。
9.より深く
当事者主体
使っていく中で、使う人の意見や考えを取り入れるシステムとなっていることです。作り手の独り合点、独り善がりからは、本当の使いやすさは生まれません。使い手と作り手の対話が大事です。
例)モックアップによる検証実験(奈良県社会福祉総合センター)
既存施設のトイレにオストメイト※対応設備を整備するに際して、オストメイトや車いす利用の方々を始めとする利用者から意見を頂戴し、整備計画に反映します。モックアップ(実物大模型)により、図面の整備内容をできるだけ実際に使う感覚で確かめてもらいます。
※「オストメイト」とは人工膀胱、人工肛門などのように、手術で人工的に腹部に「排泄口」(ストーマ)をつくった患者のこと意味します。排泄物を受け止めるための袋「パウチ」をストーマの上に貼り(装着し)排泄物を処理するため、この処理を円滑に行うことができるトイレが必要です。
10.より多く
改善の積み重ね
継続的な改善を生み出すためのシステムとなっていることです。完全無欠なユニバーサルデザインを実現することはできないものという認識をもって、より使いやすいものを追求していく姿勢が必要です。
例)ボタン操作も不要なキーレスエントリーシステム
自動車では、キーを差し込まなくても、ボタン一つでドアを施錠・解錠できるシステムから、キーを身につけておけば、ボタン操作も不要でドアの施錠・解錠などが可能なシステムへ進化しています。

参考資料

○『やまとユニバーサルデザイン推進指針』冊子:33ページpdf
この指針は、ユニバーサルデザインの考え方を周知啓発し、推進の基本的方向を示すものと考えています。

お問い合わせ

地域福祉課
〒630-8501  奈良市登大路町30

地域福祉推進係  TEL : 0742-27-8503
総務・援護係  TEL : 0742-27-8509
保護係  TEL : 0742-27-8548