車両に取り付けた超電導磁石と浮上コイルにより車両を継続的に10cm以上浮上し、超電導磁石と推進コイルによるリニアモータにより駆動する。
※超
電導とは、極低温において電気抵抗が0になる現象。
超電導リニアの概要
高架橋等の土木構造物の耐震設計や地震の発生を極力初期段階で検知し、列車を緊急停止するなど在来型新幹線とも共通の対策を講じています。また、鉄道の構造物は、「鉄道構造物等設計標準(耐震設計)」が制定されており、この標準に基づいて、構造物を設計しています。
1.ガイドウェイ側壁で物理的に脱線防止
ガイドウェイ側壁が両側にあり、車両を保護します。
2.強力な電磁力でガイドウェイ中心に車両を保持
超電導磁石と浮上コイルの間で作用する強力な電磁力により、上下方向・左右方向ともに強力な「磁気ばね」を持ち、常に中心点に戻ろうとします。
3.大地震の際には左右・下部のストッパー輪で車両とガイドウェイの直接衝突を防止
車両の左右・下部に回転できるストッパー輪を設置しており、車両とガイドウェイの直接衝突を防止します。
4.ブレーキ装置を全て使用して急減速
全ブレーキ装置動作にて、新幹線の約2倍の急減速
地震発生時の対応状況
超電導リニアの走行に伴って、推進コイル、浮上案内コイルや車両の搭載する超電導磁石などから、それぞれ磁界が発生しますが、山梨実験線の8mの高架橋の地表部分における磁界レベルは、※ICNIRPガイドラインの約50分の1となっています。また、その対策としては、磁気シールドが用いられています。
※ICNIRPガイドライン
磁石や高圧電線などから生じる電磁界による人体への影響については、世界保健機構(WHO)が予防的な考え方に基づき、ICNIRPのガイドラインを採用することとされています。
磁気シールド対策
時速500km走行時における音の大きさは、※山梨実験線の環境保全目標値を下回ることが確認されています。
※環境保全目標 75WECPNL (WECPNLは、航空機騒音における環境基準値で使用)