なら米づくりQ&A集
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育苗  
土壌・肥料 
病害虫 

品種   除草 栽培管理 その他 

○記載してある農薬については、平成21年12月現在の登録農薬です。農薬をお使いの際はラベルを必ずご確認のうえ、使用基準を遵守するとともに周辺ほ場などに飛散(ドリフト)しないようご注意ください。

                                         
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いくびょう

  質問 回答

1 育苗培土に山土を使おうと思いますが、どのようなものがよいのでしょうか。 培土の条件として次のような点が上げられます。
1)pHが4.5~5.5の弱酸性であること
2)病害の発生のない土壌を用いること
3)雑草種子や種もみが入っていないこと
4)団粒構造で適度な透水性や保水性があること
 自家製の培土には、山土や田土が適していますが、極端な砂質や粘土質土壌の使用を避けます。
 pHを確認し、3~4ミリ目のふるいをとおしたものを利用します。山土には肥料分が含まれていませんので、10aあたり120リットルくらい(一箱約4~5リットル)程度準備し、播種の10日前までに肥料を混ぜておきます(土120リットルに対して硫安90g、過石180g、塩化カリ60g N:P:K=各1g程度)。

2 育苗箱の消毒方法は。 育苗箱は苗立枯病の原因となる病原菌に汚染されている可能性があります。特に前年に病害が発生した場合は育苗箱の消毒をします。
 方法は、ケミクロンG1000倍液に10分間浸漬するかイチバン500~1000倍液またはケミクロンG500倍液に瞬間浸漬します。その後、ケミクロンGの場合は育苗箱を水洗いし、日光に当ててから使用してください。これらの薬剤は魚毒性が強いので、ケミクロンGは直射日光に1~2日さらし、イチバンは100リットルあたり消石灰3kg混入し、直射日光に数日さらした後、河川や水田に流れ込まないように処分します。

3 浸種方法と注意点は。 浸種は、種もみを水に漬けておくことで、催芽の前に十分水を吸わせて、発芽をそろえるために行います。種もみの2倍以上の水に漬け、種子消毒の効果を高めるため、2~3日間は水の入れ替えをせず、その後は1~2日ごとに水を入れ替えます。浸種時間の目安は、積算温度100℃で、水温15℃の場合7日程度です(15℃×7日=105℃・日)。水温が高いと、出芽にムラを生じやすいため、15℃程度が望ましいです。
 なお、5月の連休頃の平坦部の水温は、15℃以上ですので、3から4日程度の浸種が適当です。

5 種子消毒を忘れましたが、浸種後に種子消毒はできませんか 種子消毒後風乾、浸種の順でして下さい。逆は、ほとんどの場合、農薬登録外使用となり、薬害等の心配があります。

7 育苗箱で、種子がもち上がっているのですが、どうすればよいでしょうか。 覆土が軽すぎたり、板状に固まったり、播種量が多いとなりやすいです。軽く上から覆土をしてみてください。また床土が過湿で酸素不足であったり、土が硬く、根が入らない場合も考えられます。

8 苗の長さが不揃いで、なかなか伸びない部分があるですが。 枯れたり、カビが生えたりしていれば、病害の可能性があります。カビの色や症状を確認し、薬剤防除をしてください(病原菌の種類により防除薬剤が異なります)。そうでなければ、育苗床が均平になっていないため、育苗箱と育苗床の間にすきまができていることが原因でしょう。すきまの部分は空気が入り水を吸い上げず、育苗床への根の張りが不十分になり、生育が悪く草丈が短くなります。育苗床は均平にならし、育苗箱をきっちりと密着するようにしてください。

9 苗の成長が悪くてなかなか伸びないのですが、どうすればよいですか。 移植時に草丈が12センチ程度あれば問題ないでしょう。草丈が短い場合は、液肥の300倍液または硫安水(硫安10~20gを水10リットルに溶かす)を1箱あたり0.5リットルかん注し、やや高温気味で管理してください。ただし、やりすぎると病害(いもち病など)が発生しやすくなりますので、注意してください。

10 白化苗が出ているが、どうすればよいでしょうか。 部分的に白化している場合は、徐々に回復しその後出てくる葉は健全で田植えをしても問題ありませんが、全体が白化した場合は回復しにくいため、まき直しが必要です。暗黒条件下での出芽した苗を、急に直射日光に当てないで、遮光等行い弱い光のもとで2~3日間緑化します。

11 昨年の種もみの取り残しが多くあるので、来年も使えないでしょうか。 缶に入れて、常温にて貯蔵しています。 湿度や温度などの保管条件にもよりますが種子は年数を経るほど発芽率が低下します。 本年度も新しく採種するか購入して下さい。

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土壌・肥料どじょう・ひりょう

質問 回答

1 基肥はいつ入れればよいですか。 基肥は、一般に肥料を全面に散布してから耕うんする全層施肥が行われており、施肥→耕うん→入水→代かきの順で行います。施肥後、耕うんすることにより、肥料が土層全体に混和され、利用率が高まります。ただし、施肥後入水までの期間はできるだけ短くします。
 側条施肥田植機を使用する場合は田植機後の肥効が高いので施用量を2割程度減らします。

2 山間地では、基肥を基準施肥量より多めにやったほうがよいでしょうか。 一般に、田植え時の温度が低く茎数の確保がしにくい寒冷地では多めにしますが、本県の場合、高原農業振興センター(標高350メートル)の栽培試験の結果に基づき、施肥基準を定めていますので、基準どおりの施肥量とし、土質等により加減してください。

3 基肥を多くやり過ぎてしまったのですが、どうすればよいですか。 やってしまった肥料は取り除けませんので、一時的に水を切るなどして、過剰な生育を抑制します。また、有効茎数が確保されたら早めに中干しをおこなうとよいでしょう。なお、チッソ肥料が多いと過繁茂となり、いもち病などが発生しやすくなりますので、病害防除にも気をつけてください。

4 田植え後、葉色がうすく、生育が悪いのですが、追肥をしてもよいですか。 硫化水素ガスの発生やイネミズゾウムシの被害、除草剤の薬害などほかに原因がないか確かめて下さい。基肥が少なかった場合や、土壌が砂質で肥もちが悪い場合などは、10aあたりチッソ成分で1kg以内の施肥量にとどめて追肥をしてください。

5 田植えが予定より遅れる場合の苗管理はどうしたらよいでしょうか。 5~7日育苗日数が長くなる場合は、肥切れによる苗の老化がおこらないように液肥で追肥しておきましょう。温度が上がらないように被覆資材は取り除き水は少なめに管理し、徒長を防止します。

6 田植えが早かったので、穂肥の施用時期も早めた方がよいのでしょうか。穂肥の時期はいつごろがよいでしょうか。 幼穂を確認し、2~3ミリになっていれば出穂20日前です。出穂20日前と10日前の2回に分けて速効性肥料を施用してください。緩効性肥料を使用する場合は20日前に1回でよいです。

7 有機質肥料で穂肥をやりたいがどうでしょうか。 10aあたり綿実粕60kg、粒状草木加里10kgを施用するぐらいがよいでしょう。有機質肥料は分解に時間がかかりますので5日ほど早く施用します。

8 基肥一発型肥料が販売されているが、穂肥はやったほうがいいのではないでしょうか。 基肥一発肥料の場合、穂肥時期以降の葉色は薄くなりますが、原則穂肥の必要はありません。

9 出穂していますが、追肥(実肥)を施用してよいですか。 実肥は原則として施用しません。基準どおりの施肥を行っており、特に葉色が薄くない場合は、実肥の施用により食味が低下します。

10 カリ肥料で有機質肥料はどのようなものがあるでしょうか。 草木加里があります。

11 水稲の追肥ですが、出穂20日前と10日前と聞きましたが、10日前の追肥が遅くなるとまずいでしょうか。台風による倒伏等の問題はないでしょうか。 追肥が遅れても倒伏への影響はありません。ただし、味が悪くなったり、熟期が遅れたりする事がありますので、控えめにした方が良いでしょう。

12 ヒノヒカリの生育が悪く、7月上旬に硫安を追肥したいが何kg施肥できるでしょうか。 10aあたり、チッソ成分で1kgまでなら大丈夫でしょう。硫安とすれば10aあたり5kgまでの範囲で追肥します。

13 稲ワラをすき込む時期と方法は。 稲わらは微生物により分解されますが、水分が多すぎたり、湿度が低いと分解が遅くなります。分解が少ない場合、田植え後気温が上昇してくると急激に分解が進み、稲の生育障害を引き起こします。そのため、できるだけ年内にすき込むようにしましょう。遅くとも田植えの2ヶ月前には石灰窒素を10aあたり20kg散布してすき込んでください。また、すき込み後は、溝を切るなどして排水を徹底します。

14

ヒノヒカリの色づくのが他の農家に比べ7日ぐらい早く収穫も減り気味です。原因と対策を教えて下さい。

色づくのが早いのは地力が無く秋落ち的な生育になり枯れ上がるような状況だと思います。平坦部では、収穫後、(1)冬(田植えの3ヶ月前までに)の土づくりが必要です。乾田では10aあたり稲わら全量と石灰窒素20kg程度とをいっしょに鋤き込む(湿田ではその各半量)。(2)15cm以上の深耕。トラクターの速度、ロータリーの回転を落とし深耕する。(3)土壌改良材の施用 稲わらを鋤き込む前に、ケイカルやみのりアップを150kg/10a、秋落ち田ではミネカルやパールアップを150kg/10a施します。


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病害虫びょうがいちゅう

質問 回答

1 種子消毒をする際に、スミチオン乳剤を混ぜるのを忘れていました。あとからやってもよいでしょうか。 1000倍液を硬化期~移植前日までに箱あたり500ミリリットル散布してください。

2 田植え後1ヶ月ですがジャンボタニシの駆除法はどのようにすればよいのでしょうか。 田植え後1ヶ月もするとイネも大きく、これからの食害はないと思います。 寒さに弱いため、冬に耕うんして寒風に当てると生育数が減ります。

3 苗に赤いつぶつぶが付いています。用水路のコンクリートにもたくさん付いていますがなんでしょうか。 スクミリンゴガイ(別名:ジャンボタニシ)の卵塊です。
2cm以上の大きな貝は田植え後2~3週間までの柔らかいイネの葉を食害します。5葉以上の大きな株になると食害はなくなります。新しい卵塊は払い落としてください。水に沈むと死にます。また浅水管理も食害防止に効果があります。登録薬剤で防除も可能です。

4 田植え後、しばらくして、葉にかすり状の食害痕があるのですが。 田植え後、葉をかすり状に食害するのは、主としてイネミズゾウムシとイネドロオイムシの2つが考えられます。イネミズゾウムシの食害痕は、葉脈に沿った幅1ミリ程度の細長いもので、よく観察すると、葉の上や株元に体長3ミリの成虫が見られます。イネドロオイムシの食害痕は、細長いがやや幅広で断続した白斑があります。葉に泥のかたまりのようなものがついているのが特徴です。山間部などの低温地帯で発生が多いです。

5 葉色が濃くなり、分げつ数が多くなって、全体に萎縮した株がでてきています。 萎縮病と思われます。葉脈に沿って、白色ないし乳白色の斑紋が線状あるいは点線状に現れ、1枚の葉に数条現れるので、かすり状あるいは縞状に見えるのが特徴です。ツマグロヨコバイによって媒介されるウイルス病のため、その防除が必要です。田植え時に、箱施用剤で防除するとよいでしょう。

6 水稲の穂が白いものが水田内に散見されます。原因は何でしょうか。 害虫では茎内を食害するニカメイチュウがあります。コバネササキリが下茎部を食害しても白穂になります。病気では、もみ枯細菌病や穂いもちが考えられます。

7 隣の水田にツトムシが大発生しています。葉がつづくられ、幼虫が動いている状態です。対策をどうすればよいでしょうか。 ツトムシは8月に羽化すると、イネが硬すぎるので産卵しません。8月上中旬発生のツトムシは隣接していても心配ありません。7月中旬発生のツトムシは7月下旬~8月上旬に防除してください。

8 水稲のツトムシ防除を粒剤でしたいのですが、注意点はありますか。 粒剤の場合は湛水することが必要です。粉剤よりも早めの7月下旬にパダン粒剤4などを散布し、4~5日湛水するようにして下さい。

9 例年株元が褐変して、収穫時には倒伏することがあります。原因はなんでしょうか。 紋枯病だと思われます。高温時に発生しやすいです。薬剤としてはリンバー粒剤等を出穂30日前頃に散布します。

10 ウンカ類の防除を粒剤でしたいが、どの薬剤を使えばよいでしょうか。所々坪枯れしています。 坪枯れが始まっている時期では粒剤では効果が劣ります。粉剤もしくは乳剤等で防除することになりますが、収穫前使用日数を確認してから散布して下さい。収穫が近い場合は薬剤散布するのではなく、収穫を早める方法もあります。

11 ウンカ(株に2~3頭)がいます。防除方法を教えてください。 ウンカにはセジロウンカ(通称夏ウンカ)、トビイロウンカ(通称秋ウンカ)、ヒメトビウンカがあります。セジロウンカは7月中旬に中齢幼虫が株当たり10頭ぐらいであれば防除してください。
トビイロウンカは8月中旬に株当たり1頭以上の老齢幼虫がいれば9月下旬に坪枯れが発生する恐れがありますので防除してください。ヒメトビウンカは縞葉枯病の保毒率が低いので防除の必要はありません。

12

極早生品種のあきたこまちの方がウンカの被害が多かったが、 どうしてなのでしょうか。

ウンカの発生はイネの耐虫性が成熟とともに落ちてくるので、早生品種の方が同時期に飛来すると被害が大きくなります。


13 いもち病が発生しています。何か対策はありますか。 急を要する時には、ブラシンの粉剤か水和剤(フロアブル)の散布。粒剤としてはオリブライト1キロ粒剤等があります。

14 ごくわずかですが、葉いもちの病斑がでています。中干しの時期にもなっていますが、コラトップ粒剤5の散布と中干しをどちらを優先すればよいでしょうか。 梅雨が明ければ夏の暑さによって活動が抑えられているので、中干しを優先するほうがよいでしょう。コラトップ粒剤5は出穂30~5日前までに散布することができるので中干し終了後に水を入れてから散布するとよいでしょう。

15 いもち病に対する薬剤の効果の確認について教えてください。 一つの目安として病斑の周辺部が、明瞭になることがあげられます。ただし、いもち病の菌は周辺に存在していると思われるので、引き続きほ場観察を行って下さい。

16

玄米に斑点の被害がでます。対策方法を教えてください。

症状からみて、カメムシ類による斑点米です。対策として、畦からの飛び込みを防ぐため出穂20日前および出穂期に畦草を刈りとります。出穂10日後の乳熟期に粉剤又は乳剤で防除をしてください。


17 水田にイナゴが発生していますが、何か防除対策はないでしょうか。 登録薬剤は何種類かありますが、大発生しないかぎり収量に大きな影響を与えないでしょう。

18 近くの山際の水田で毎年イナゴが発生します。本年も周りの畦草より発生し始めていますが、防除法はないでしょうか。 5月上旬からタマゴからのふ化が始まり、6月~7月下旬に幼虫期・成虫期に入ります。幼虫期の早い段階の防除が効果的です。畦の周囲2~3mも含め、継続して防除して下さい。トレボン粒剤などありますが、トレボン粒剤は若令期の土壌散布剤として省力的な薬剤です。

19 籾の片側に黒いしみのようなものができてきます。なぜでしょうか。 内頴(ないえい)褐変病でしょう。開花当日にもっとも感染しやすく、出穂期前後の高気温と降雨が発生を助長します。薬剤防除する場合は、穂揃い期にスターナ水和剤(1000倍)またはスターナ粉剤 (4kg/10a)を使用するか、出穂確認後にブラシン粉剤DLを4kg/10a散布するとよいでしょう。

23 薬剤散布後、雨がふってしまいました。 紋枯病、いもち病のように急激に蔓延する病気の防除は、小雨でも早い時期に防除することが大事です。散布して3~4時間後に雨を受けても雨のなかった場合の80%程度の効果は期待できます。いずれにしても降雨の状況や薬剤の種類を考察し、防除効果を確認することが大事です。

24 薬剤の散布は何時頃行うのがよいでしょうか。 粉剤の散布は、上昇気流で舞い上がりやすい日中より、下降気流となる朝や夕方の方がイネの株元に薬剤がよく入り、効果的です。散布するときは、前日から田の水を落とし、イネの株元まで十分に薬剤が届くようにし、特に株元に多い、紋枯病やウンカの防除の場合は半日以上たってから水を入れます。

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品種ひんしゅ

質問 回答
1 イネの品種改良はどこでやっているのでしょうか。 奈良県では品種改良は行っていませんが、食味、収量、耐病性にポイントを置き、国、道府県の公的研究機関を中心に行われています。

2 種子を3年ぐらいで変えなければいけないのはどうしてでしょうか。 自家採種していると突然変異や自然交雑で品種特性にばらつきが生まれるためです。

3 もち米を作っていますが、隣接の農家から種もみを取るのに困ると言われました。どうしたらよいでしょうか陸稲(オカボ)の栽培をしたいのですが、、播種前の処理について教えてください。 開花期が同じであれば交雑率は0.06~0.6%ぐらいと言われています。隣接部から2~3m離して採種するようにして下さい。直播でする場合、一般の水稲と同じく塩水選,種子消毒,浸種処理をしてから播種すると良い。 覆土は1~2cmとし、水稲より施肥量は少なめで管理して下さい。

4 奈良県での奨励品種を教えてください。 うるち米は、ヒノヒカリ、コシヒカリ、キヌヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ、もち米は、旭糯、ココノエモチ、酒造好適米は、露葉風です。

5 ヒノヒカリの来歴を教えてください。 愛知40号(黄金晴)×コシヒカリ。1990年生まれ。宮崎県農業総合試験場で育種されました。

6 赤米の栽培について教えてください。
赤米でもいろいろの品種があり、熟期も早いものから遅いものまであります。赤米などの着色米は検査等級の1等では0.1%未満で厳しく規制されており、明治以来100年以上にわたって赤米の除去に苦労してきた歴史があります。今なお陸稲では雑草としての赤米が問題となっています。赤米栽培には周囲の稲に花粉がかからないように注意が必要です。

7 赤米の利用について教えてください。 基本的には赤米の色素を利用した加工品。赤米まんじゅう、うどん、アイスクリーム、ようかん、赤米入団子、赤米の玄米茶などです。
赤米は赤色を利用するもち米として考えればよいでしょう。赤米の精米は7分づきで。赤飯は赤米:もち米=2対1でよいでしょう。

8 陸稲(オカボ)の栽培をしたいのですが、、播種前の処理について教えてください。 直播でする場合、一般の水稲と同じく塩水選,種子消毒,浸種処理をしてから播種すると良い。 覆土は1~2cmとし、水稲より施肥量は少なめで管理して下さい。

9 趣味で陸稲を作っていますが、家でできる収穫後の調製について教えてください。 天日乾燥の後、手でもみを穂からしごき落とし、すり鉢にもみを入れ、すり棒などでこすって、もみがらをはずし、次に風でもみがらを飛ばして(風選)、玄米のみを集めます。あとは酒瓶に入れて棒でつくか、最近道沿いでみかける精米機で、白米にします。

10 ミルキークイーンについて教えて下さい。 ミルキークイーンはアミロース含有が少なく、アミロペクチンの多いもちとうるちの中間の米です。この品種の特性自体は、コシヒカリとよく似ています。 倒伏し易く、またいもち病にも弱いです。農業研究センター育成の品種で10aあたりの収量は500kg程度です。

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除草じょそう

質問 回答

1 ヒノヒカリを栽培していますが、2日程前に除草剤を散布しました。田の水が減ってきたので水を入れてもよいでしょうか。 除草剤の粒剤は、土の表面に拡がって処理層を作り、効果が現れてくるので、7日は湛水し、水を動かさないようにします。また2、3日で水がなくなるようであれば、畦畔や排水口から漏水している可能性が考えられます。

2 田植え約1ヶ月後に使用できる除草剤は何がありますか。今まで、除草剤を散布していません。 イネ科雑草以外ならバサグラン液剤の落水散布が、移植後15~50日(収穫50日前)まで使用できます。イネ科雑草の場合は、クリンチャーEWが移植後20日~収穫30日前まで利用できます。ラベルで使用時期を確認し、ご使用下さい。

3 田にイグサ(ホタルイ)が増えて困っています。防除方法を教えてください。 一発剤で効果が不十分だった場合、中期剤や後期剤で防除します。

4 水田畦畔及び水田内でキシュウスズメノヒエと思われるものが発生している。防除方法を教えてください。 畦畔についてはバスタ液剤及びラウンドアップマックスロード等で防除し、畦畔からの侵入時にはできるだけ早く引き上げるようにします。また水田内については、クリンチャーEWが移植後20日(収穫30日前まで)で使用できます。

5 除草剤の初期剤を使用したあとに、初期一発剤を使っても大丈夫ですか? 同じ成分を含んでいなければ使えますが、できれば、散布間隔を10日以上あけることが望ましいです。

6 2-4Dを含む除草剤はいつ散布すればよいでしょうか。 分けつが終わる頃から幼穂形成期前まで(出穂30~35日前頃)です。平坦部のヒノヒカリであれば、7月中下旬頃です。

7 水田にグリホサート系の除草剤をまいた(5月15日)。6月10日頃に田植えをしたが大丈夫でしょうか。 使用時期は、水田耕起の20~10日前ですので、大丈夫でしょう。

8 ノビエが発生して困っています。田植え後にはシリウスターボ1キロ粒剤クリンチャーEWを使用しています。 体系的には問題がないです。除草剤施用後に3~4日間湛水できていなかったり、圃場が均平でなかったり、散布後大雨があり水があふれた場合などが原因で除草剤の効果が不十分な可能性がありますので、今後注意して下さい。また、ノビエの葉齢にも注意してください。

9 6月4日に田植えをしたが、例年に比べて緑色の藻状のものが発生しています。発生の原因は何でしょうか。また、除草剤モゲトン粒剤を散布したいが注意点はありますか。 有機物やチッソが多いと、アオミドロや藻類の繁殖が旺盛になります。モゲトン粒剤を発生初期に散布されればより効果があります。イネが水没するような極端な深水は避け、できるだけ長期間湛水状態を保ってください。ただし、養魚田の周辺では使用してはいけません。

10 水稲の除草剤をまだやっていません。田植え後2週間たちますが、どうすれば良いでしょうか。 初中期一発剤が使えます。ただし、ノビエが3葉期を越えている場合は、効果が不十分な場合がありますので、クリンチャーEWなどを散布してください。

11

水稲を植えて1週間です。除草剤を散布したいのですが、田の高低差があり、全体に水を張ると苗が沈むところがでてきます。どうすれば良いでしょうか。

沈んだ所はそのままだと薬害が出やすいです。ヒエの葉齢ぎりぎりまで待ってもだめなら、畦シートなどで区切るしかないでしょう。来年は代かきをていねいに行い、冬場に高い所から低い所へ土を運ぶ等をして下さい。


12 水稲の除草剤を散布する時、アオミドロ等の藻があると効果に影響があるのでしょうか。 ジャンボ剤を使用する場合は、藻や浮草が多発していると拡散が不十分で効果が劣ることがありますので、使わないようにします。一発剤の粒剤で、藻類に効果のある除草剤を使ってください。

13 ヒノヒカリを作付けしているが、田植え後、除草剤を散布したもののウリカワが発生している。これから使用できる除草剤を教えて下さい。 田植え後、1ヶ月たっている場合は、バサグラン液剤などの後期剤を使用するとよいでしょう。

14

田植え後30日になるがオモダカが発生しています。防除対策はないでしょうか。

バサグラン液剤(移植後15~50日・落水散布)などの後期剤で防除してください。


15

除草剤の初期一発剤を散布して約1週間になりますが、補植のために水田に入ってもよいでしょうか。

除草剤の処理層がイネの根に触れると薬害の可能性がありますので、補植は除草剤散布前にしてください。


16

水稲育苗箱に箱施用の粒剤と間違えて除草剤 40g程度/箱を10a分まいてしまいました。 水で洗い流しをしたのですが、問題はないでしょうか。

水で洗い流したとしても、相当の濃度のものが散布されたことになります。 薬害で枯れる可能性が大きく、使用方法も誤っていますので、新しい苗を購入してください。


17

水田の水が赤茶や緑になっています。雨が降ると消え、また出てきます。夏になると消えるのですがどうしてでしょうか。

水田で土表面にケイ藻類が発生し、それらが日中の光合成により酸素の気泡をつくり浮上し、水表面を赤くしたりします。また、ミドリムシが発生しても似た現象を起こします。いずれも雨等により沈下したり、色が分散し消えたように見えます。


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栽培管理さいばいかんり

質問 回答

1

中干しの時期はいつですか。品種はヒノヒカリです。

必要な茎数が確保できれば(7月中旬頃)、田面に軽くひびが入るくらい(7~10日程度)します。

2 台風で倒伏したイネ(ヒノヒカリ)をどうすればよいのか。起こすべきですか。 できるなら起こして、排水に努めてください。また、やや早めに刈り取ると良いでしょう。

3 ヒノヒカリの刈り取り時期について教えてください。 6月7日田植えで、例年なら10月9日頃です。出穂期の約45日後で、全体の籾の9割程度が黄色く変わった頃です。

4 倒伏軽減剤を使いたいのですが、どのようなものがありますか。 ロミカ粒剤、スマレクト粒剤、ビビフルフロアブルなどがあります。それぞれ、使用時期、使用量が違いますので、確認のうえ使用して下さい。なお、薬剤に頼らず、施肥や栽培管理で倒伏しないようにすることが基本です。

5 水田の耕耘時期ですが、冬か田植え前のどちらが良いでしょうか。 秋から冬場に行うと乾土効果といい土壌中チッソが利用可能な状態になり、また土壌物理性も良くなります。

6 水稲を作っています。昨年まで転作で野菜等を作っていたので肥料が効きすぎの所があるのですが、何か良い対応策はないのでしょうか。 基本的には対策はありません。中干しをきちんとして過繁茂を抑えて生育を観察し、穂肥等は施肥しないほうがよいでしょう。

7 水稲で最近、病害虫ではなく、イネの生育が悪く、葉先が黄変してくる現象がみられます。発生が部分的ではなく、田全体で発生します。 原因と対策を教えてください。 田起こしが遅く、草等の有機物が最近の気温上昇にて分解が促進され、硫化水素ガス発生,根の生育阻害などが起ったためと考えられます。水をヒタヒタ状態程度に排出し、ガス抜き,根張り促進をして下さい。

8 水稲の出穂期とは、いつ頃のことをいうのでしょうか。 全茎数の40~50%が出穂始めとなった日を出穂期、80~90%が出穂始めとなったときを穂ぞろい期といいます。

9

今年は7日ほど早く植えました。出穂はどうなりますか。

1週間ほど早く移植しても、出穂は1~2日ほど早まる程度ですがその年の気象条件にも左右されます。


10

水稲の中干しの効果について教えてください。

(1)酸素を補給して、根を活性化させる。(2)土壌養分の有効化(3)無効分けつを抑えるなどの効果が望めます。


11

水稲の中干しの方法を教えてください。

平坦部のヒノヒカリの場合、7月20日頃から7日程度行います。地面が大きく割れると根を痛めますので、注意が必要です。


12

水稲紙マルチ栽培のメリットは?

除草剤を使わないので、減農薬栽培が可能です。 紙はダンボール古紙を原料としているので、資源の有効利用が図れます。稲の種子が付着している商品を利用すれば、育苗労力や田植え作業がいりません。 移植の場合は慣行栽培並みの収量がありますが、マルチ直まき法ではやや減収傾向です。


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その他

質問 回答

1

米の乾燥について教えてください。

玄米水分は14.5%を目標に乾燥します。農産物検査での基準は15%以下です。低いほど貯蔵性が良く、高いほど食味が良い。

2

収穫後の切りわらの処分について教えてください。

平坦の乾田の場合、10aあたりの稲わらの量500~600kgに対して石灰窒素20kgを施用して、できるだけ年内にすき込むようにします。

3

米の成分について教えてください。食味計でタンパク質7.5%、アミロース16.4%、脂肪酸9.4mgと表示されたがその意味は何ですか。

一般にタンパク質が食味と関係し、低いほど食味が良いといわれています。また、アミロースが低いほど粘りがあります。脂肪酸は高いほど古米化が進んでいる(鮮度が落ちている)といえます。

4

米の貯蔵方法について教えてくだい。

できれば、10~15℃ぐらいの低温貯蔵がよいでしょう。常温であれば、梅雨後の高温多湿で品質低下します。

5 イネをもみすりしたら、中央部に線が入っています。 内容から胴割れ米と思われます。刈り遅れ、過乾燥などで発生します。

6 青い稲わらはどうやってつくるのでしょうか 未熟な株を刈り取って乾燥させます。

7 イネに対する夜間照明の影響について教えてください。 終夜照明3Lux程度から出穂遅延します。照度、品種によって、出穂の遅れる程度には差があります。

8 知り合いから新米で白米をもらいましたが、米粒の中の方に白っぽいものが多く見られます。食べても大丈夫でしょうか。 それらは腹白、心白、乳白などと呼ばれるものです。品種や刈取り時期、その年の気候によって多い少ないがあります。食べても問題はありません。

9 米を炊いた時のツヤは、なにが要因なのでしょうか。 一般に”おねば”といい、デンプン、水溶性多糖類、たんぱく質等を含み、 粘性を呈しています。これがないとご飯のなめらかさが失われ、食味も落ちます。

10 冷や飯でもうまい品種の米は、他とはどう違うのでしょうか。 冷や飯で美味な品種は、粘りの強い品種が多いです。いわゆる低アミロースの品種がこれに当たります。粘り強く、あまり硬質でないものが冷や飯でも美味しい米とされています。味に関する事は「美味しい米 第2巻」 (社団法人農林水産技術協会刊)を参考にされると詳細な説明があります。

11

米の食味を向上させるにはどうしたらよいでしょうか。

米の食味と玄米中のタンパク質含有量と相関が高く、それが低いほどよくなります。特に穂肥をやりすぎないことが重要です。

12 今まで水田を管理してもらっていましたが、高齢化のため自分でしてもらいたいと言われました。しかし、自分自身も高齢で農機具を持っていません。 どうすれば良いでしょうか。 最近そのような事例が増えてきています。農協では耕うん等の作業受託をしている所もありますので、一度たずねてみてください。 また、県では担い手バンクの登録制度を実施しています。詳しくは、各農林振興事務所や県庁担い手・農地活用対策課へおたずね下さい。

13 水田20a程度あります。水稲を作っていないのですが、これを管理する良い方法はないでしょうか。労力はほとんどありません。 作物を作るなら、サツマイモ等の手間のかからないものをお勧めします。栽培されない場合は、調整水田(水張り水田)が良いと思います。代かきを行い除草剤を散布しておくとお盆頃までは、雑草が抑えられ比較的楽な管理が可能と思います。

14

発芽玄米の作り方を教えてください。

35℃程度のぬるま湯を玄米が沈む程度に入れておき、4~5時間ごとに水を取り替えます。24~30時間で胚がでてくるので水を切って、天日干しして乾燥させます。


15

五穀とは何ですか。

 

一般的に江戸時代以降は、五穀は米・麦・粟(あわ)・豆・黍(きび)と言われていますが、時代や地方によって違っているようです。


16

古代米について教えてください。

赤米、黒米、緑米などがあります。赤米:玄米の色が赤褐色で赤色系でタンニン系色素を含んでいます。ジャポニカ種とインディカ種があり、日本ではジャポニカ種のうるち米が多いです。黒米:玄米の色が黒色で紫黒系色のアントシアニン系色素を含んでいます。ジャポニカ種とインディカ種があり、ほとんどがもち米です。おはぎの起源で古くから祝いの米として栽培されてきました。緑米:全国でも生産例が少なく貴重種で幻の米といわれています。緑米はもち米ですが、普通のもち米より粘りが強く甘みがあります。


17

ヒノヒカリの名前の由来を教えてください。

 

ヒ(陽)は西日本(九州)を現します。ヒカリは炊きあがった米が光り輝くことを表現しています。


18

なぜ奈良県に水田が多いのでしょうか。

奈良県の水田面積は、16,400haで農地面積の約72%です。全国では、約2,507,000haで54.4%です。 奈良県の農地は奈良盆地に集中しており、水をためやすい土質であったこと、地下水位が高いこと、また、昔から米を中心とした農耕文化があったことなどが考えられます。


19

水田にどのくらいの虫がいるのでしょうか。どんな役割を果たしているのですか。

水田には、約600種類の虫がいます。農業分野から役割別に分類すると、イネに害を及ぼす害虫(ウンカ・ツマグロヨコバイ・コブノメイガ・イチモンジセセリ・ニカメイチュウ・イネゾウムシ・カメムシ等)とこれら害虫の天敵となる益虫(クモ類・トンボ・ハチ類・カマキリ)などです。また影響を及ぼさない虫としてはユスリカ、トビムシ、ヒエランカなどがいます。


20

田は、どんな役割を果たしているのですか。

国土の保全(水をためゆっくりと流れるように、大きなダムの役割)水資源の涵養(地下水を作りきれいな水を供給)、米や、農作物を作る場所、景観の保全、社会教育の場(農業体験等)、伝統文化継承の場の提供等の役目を果たしています。


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