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2016年度から、奈良県独自の「奈良県保育士キャリア認定制度」が本格稼働しています。

この制度の目的は、保育士のみなさんが自分の目標や理想像を明確にし、仕事に対するモチベーションを向上させることで、保育士の定着促進を図るものです。

この制度について、奈良県庁子育て支援課の岡方(おかがた)主査にインタビューを行いながら、みなさんにわかりやすくお伝えしたいと思います。





途中で辞めてしまう保育士をなんとか減らせないか、という問題意識から始まりました。

奈良県庁子育て支援課の岡方主査
奈良県庁子育て支援課の岡方主査

奈良県がこの制度を導入した経緯・目的は?

岡方:全国的にも保育士不足が叫ばれていますが、奈良県においても待機児童の発生要因の一つに保育士不足が挙げられます。保育士不足の要因は大きく2つあり、1つ目は新たななり手の不足と、もう1つは離職率の高さがあると思います。

今回の制度はこの2つ目に対する方策で、途中で辞めてしまう保育士をなんとか減らせないか、という問題意識から始まりました。そこで考えたのが、保育士のキャリアパスの構築を支援することで、定着を促進できないか、ということです。





キャリアパスの構築とは?少し詳しく教えてもらえますか。

岡方:保育士のみなさんは、保育現場において経験を積むことで、キャリアを重ねていきますが、なかなかそれを実感できないところがあります。「何年目」というのもキャリアの一つではあるのですが、経験年数に応じた研修を受けたことと合わせて、そのキャリアを認定することで、自身の保育士キャリアを明確にできれば、モチベーションの向上につながるのではないか、という仮説のもと、この制度を設計しました。



多様な担い手による子育て人材の確保に向けた研修体系と認定制度




岡方:制度の構築にあたっては、各保育団体から意見を聞くなどして、なるべく現場に即した制度となるように努めました。しかし、まだまだ制度としての実績がないので、継続的に保育現場からの意見を吸い上げながら、保育士のみなさんにとって実用的で、納得感のある制度にしなければと考えています。





この制度は各保育団体の協力がなければ成り立たない制度なんです。

なるほど、実務経験年数で区分されているんですね。制度の設計にあたり、工夫された点はありますか?
岡方:この制度の運営にあたっては、既存の仕組みを生かすことを心がけました。

保育士向けの研修というのは、一昨年までは、県においても、各保育団体においても行われていました。ただ、それぞれがバラバラに実施していたため、実施科目に偏りがあったり、実施レベルについても、特に調整はしていませんでした。

この制度では、県と各保育団体で、実施科目を調整することで、研修カリキュラムをレベル別に体系化しました。この制度は、各保育団体の協力がなければ成り立たない制度なんです。

さらに今までは、どんな研修をいつ受けたのか、というのは保育士のみなさんが、自分で管理しなければわかりませんでした。しかしこの制度では、県及び各保育団体が実施する研修の受講状況を、県で一元的に管理します。それによって、保育士のみなさんは、自分がいつ、どんなレベルの、どんな科目を受けたのかが、県に問い合わせていただければ分かるようになりました。



研修科目一覧(クリックすると拡大します)






こうすることで、経験年数と知識のレベルが評価されやすくなりますね。
資料を説明する岡方主査

岡方:キャリアアップやスキルアップというのを実感するためには、「自分の位置」を客観的に知る必要があると思います。今までは「何年目」ということがそれだったんですが、認定制度を活用していただくことで、もっと具体的に体系的に「自分の位置」を確認できるのではないかと考えています。「自分の位置」が明確になればなるほど、「理想の自分」までの道筋も明確になるのではないか、と思っています。






自分と同じ悩みや課題を抱えた人たちと出会うことで、視野が広がる効果もあるのではないかと思います。

この制度は奈良県独自ということですが?
岡方:全国的にも珍しい制度だと思います。実務経験年数でレベルを分けているので、各研修がより受講者のニーズに合ったものになっていると思います。またこれは、当初は想定していなかった効果ですが、経験年数が似通った保育士が集まることで、横のつながりというか、自分と同じ悩みや課題を抱えた人たちと出会うことで、視野が広がる効果もあるのではないかと思います。

県庁でもそうですが、人材が不足している職場では、同年代の職員というのは、なかなかいないもので、そういう人たちと話をするだけで、得るものが多いと考えています。






さらに、研修担当者として一番強く思うのは、学び続ける保育士のみなさんは素晴らしい、ということです。

最後にこの記事をご覧になっているみなさんへメッセージをどうぞ!


岡方:“キャリア”という言葉の語源は「車の轍(わだち)」らしいのですが、この制度によって、自分のキャリアを、より具体的に、体系的に振り返ることで、今の自分に自信が持てたり、保育士という仕事に誇りを持っていただけたらいいな、と個人的には思っています。さらに、研修担当者として一番強く思うのは、学び続ける保育士のみなさんは素晴らしい、ということです。

認定保育士Grade3研修(実務経験15年以上の保育士が対象)においても、みなさんはご自身の経験に安住することなく、とても謙虚な姿勢で学んでおられます。特に、認定保育士Grade3研修は、座学中心の講義ではなく、受講者の意見や発表が多く求められる内容になっています。実施する前は、意見や発表が活発に行われるか不安がありましたが、全くの杞憂(きゆう)でした。

実際の研修では、講師と受講者が一体となって、熱気ムンムンのとても建設的な時間が繰り広げられています。その姿を見て、保育士のみなさんを心の底から尊敬しています。


 

研修風景
研修風景




将来的には、この制度によって「奈良県で働きたい!」と思う保育士が、一人でも増えたらいいなと思っています。

岡方:余談ですが、昨年度の認定保育士Grade3研修を担当して感化された私は、4月に行われた保育士試験に挑戦しました。保育士試験は8科目の筆記試験と実技試験があるのですが、なんとか筆記の6科目に合格できました。この10月にまた試験があって、残りの2科目に合格し、実技試験に進むために目下勉強中です!(笑)

余談はさておき、将来的には、この制度によって「奈良県で働きたい!」と思う保育士が、一人でも増えたらいいなと思っています。

「子育てしやすい奈良県」「保育士が働きやすい奈良県」を目指し、県庁と各保育団体が協力してがんばっていきます!





保育士として働くなら、奈良県!
よろしくお願いします!



(このことに関する問い合わせ先)
奈良県子育て支援課
保育係 岡方(オカガタ)
電話番号 0742-27-8604




インタビューを終えて
「キャリア認定」「キャリアパス」という言葉が難しくて「どんな制度なんだろう?」と思っていましたが、インタビューをおこなっていくうち、奈良県で働く保育士のみなさんがより高いモチベーションを持って働いていただくための制度だとわかりました。

今年度から本格稼動したばかりの制度ですが、今後の奈良県の取り組みにご期待ください!




(記事投稿者)
奈良県県庁広報広聴課
放送制作係 辻本
電話番号 0742-27-8056

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