高齢者を狙った悪質商法による被害が年々増える中、その手口も巧妙化しています。
近年、地震や大雨・台風などの被害が増えている中、「無料点検」等を行って、「異常がある」と消費者の不安をあおって「不必要な工事」を次々と勧めてくる「点検商法」という手口がありますので注意が必要です。
県内において、市町村の無料耐震診断をかたって訪問してきた業者があったとの情報提供がありました。
”無料”ということなので診断・点検を依頼すると、営業マンが適当に柱や梁を調べるフリをして、
「この家は耐震強度が足りていないので、近くで大きな地震が起きると倒壊する恐れがあります・・・」と言って不安をあおり、
不必要な高額リフォーム工事を勧めてくる「点検商法」につながる可能性がありますので注意してください。
悪質業者の訪問販売等による住宅リフォームに関するトラブルの相談も多く寄せられています。
次のような訪問販売には気をつけましょう。
- 執ような訪問販売(頼んでいないのに何回もやってきて契約を迫る)
- モニター大幅値引き(期間中なのでモニターになれば、費用を半額にするなど)
- 不必要なサービス(屋根改修工事なのに、今契約したら玄関ドアの取り替えをサービスするなど)
- 不安をあおる(耐震診断を無料で行いますと言って調べ、「床下に換気扇を付けないと家がだめになりますよ」と不安にさせる)
- 強引な契約(今日中に契約したら半額、明日なら通常価格になるなど)
被害にあわないために
- 高額な契約、うますぎる話は、家族や知人によく相談しましょう。
- むやみにセールスマンを家に入れるのは、やめましょう。
- その場で契約をするのはやめましょう。
- いらないものは、はっきりと断りましょう。
訪問販売などでお困りのときは、消費生活センターにご相談ください。
参考:訪問販売お断りステッカーについて