第31回紀伊半島知事会議の結果概要について
本日、開催されました第31回紀伊半島知事会議の概要については、以下のとおりでした。
開催日 令和2年7月9日(木)
開催場所 奈良県庁 本庁舎5階 第一応接室(WEB会議)
参加者 和歌山県知事 仁坂 吉伸
三重県知事 鈴木 英敬
奈良県知事 荒井 正吾
1 議事
【新型コロナウイルス感染症対策】
○ これまでの感染防止対策を振り返り、過去の経験を情報共有するとともに、今後の感染症への備えに万全を期して臨めるよう、3県で情報交換していくことで合意した。
【観光振興】
○ コロナ禍で打撃を受けた紀伊半島における観光産業の復活を支援するため、具体的な取組についての提案がなされ、それらを踏まえ、3県で連携した広域周遊観光促進等の観光振興策を講じていくことで合意した。
【地方創生】
○ テレワーク・ワーケーション等の新たな働き方や職場づくり・まちづくりの取組を情報共有するとともに、関係人口づくりや移住促進に資する今後の施策に活かしていくことで合意した。また、和歌山県と三重県が参加する「ワーケーション自治体協議会」に奈良県が参加することを表明した。
【大規模災害対策】
○ 紀伊半島大水害後の3県での復旧・復興、災害対策の取組を再確認するとともに、防災・減災、国土強靭化をさらに推進するために、3か年緊急対策後も必要な予算・財源を安定的に別枠で確保する等、3県で国へ要望していくことで合意した。
○ 大規模広域防災拠点整備について、緊急防災・減災事業債の活用が可能となるように、3県で国へ要望していくことで合意した。
○ 熊野川流域の総合的な治水対策及び土砂災害対策について、引き続き、3県が連携して取り組んでいくとともに、3県で国へ要望(国の主導による対策の推進)することで合意した。
○ 地方創生、国土強靱化に資する紀伊半島アンカールートの整備推進について、引き続き、3県で国へ要望していくことで合意した。
【その他】
○ リニア中央新幹線の三重・奈良・大阪ルート早期実現、新たな森林環境管理制度、第9回太平洋・島サミット、広域的な廃棄物対策、IR誘致に伴う協力依頼について、各県から報告があった。