奈良県では、このたび、奈良県版レッドデータブックとして第2冊目となる「大切にしたい奈良県の野生動植物」植物・昆虫類編を発刊しました。
本県に生息・生育する野生動植物の現況を把握し、貴重な野生動植物種を選定・評価することにより、地域の自然特性を明らかにし、県民の郷土愛の高揚や自然保護思想の普及啓発を図る目的で、平成15年度から調査を実施してきました。この調査に基づき、平成18年3月に脊椎動物編(哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類)を発刊、今回はそれに次ぐものです。植物(維管束植物*)と昆虫類を合わせ957種を、絶滅のおそれのある種として選定・掲載しています。
詳しくは、別添資料、平成19年11月28日発表報道資料(県内に生息する大切にしたい野生動植物リストを作成)、及び奈良県ホームページ
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-2861.htmをご参照ください。
1.本書の内容
1) 絶滅のおそれのある種(希少性のある種)として、植物(維管束植物*)753種、
昆虫類204種を掲載
2) 具体的には、「絶滅種」、「絶滅寸前種」、「絶滅危惧種」、「希少種」、
「情報不足種」の5つのカテゴリーに区分
3) 絶滅種には、「フジバカマ」、「アツモリソウ」など34種がある。
4) この他、希少性以外を観点にして選定した奈良県独自のカテゴリーとして、
生物多様性の保全上注目される「注目種」61種、県民が大切にしている、
もしくは大切にしたい「郷土種」5種、奈良県を代表する植物群落28群落を
併せて掲載
*維管束植物:「種子植物」と「シダ植物」の総称
2.本書の配布先
公立図書館、自然系公共施設などへ閲覧用に配布、
この他500部を販売 (1冊2,000円)
3.今後の取り組み
記念シンポジウムを開催、奈良県版レッドデータブックの普及版を作成・配布するなど、野生動植物の保護についての普及啓発に努めるとともに、平成18年度に有識者によって取りまとめられた「奈良県における希少野生動植物の保護のあり方に関する提言」や、先行している他都道府県の事例を参考に、特定の種の保護と、その生息・生育地の保全を、県民との協働で推進することを定める条例を制定します。
1) 記念シンポジウムの開催
テーマ「大切にしたい奈良県の野生動植物を守るために」
日時: 7月19日(土) 13:30〜
会場: 奈良教育大学構内
2) 奈良県版レッドデータブック普及版の作成・配布
小・中学校などへ660部配布
3) 「(仮称)奈良県希少野生動植物の保護に関する条例」の制定
・奈良県自然環境保全審議会自然保護部会の開催
第1回目: 6月20日(金)
・パブリックコメントの実施 8月上旬予定
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