県政だより奈良

人権コーナータイトル
今月のポスター 平成19年度 人権ポスター優秀作品
ポスター

県立平城高等学校2年
米澤 穂月 さん
身体障害者補助犬をご存じですか?
 「身体障害者補助犬」とは、盲導犬・介助犬・聴導犬の三種類の犬のことです。盲導犬は、目の不自由な方を安全に誘導します。介助犬は、物を拾って渡したり、引出しの開閉をしたり、手足等の不自由な方の生活をお手伝いします。聴導犬は、玄関のチャイムや赤ちゃんの泣き声など、耳の不自由な方に生活で必要な音を知らせます。
 仕事の内容は違いますが、いずれも身体障害者の自立と社会参加の促進を目的として、専門の訓練と認定を受けています。公共施設や公共交通機関、不特定多数の人が利用する施設においては、身体障害者が補助犬を同伴することを拒んではならないことが法律で定められています。
 身体障害者補助犬は、必要な予防接種を受け、適切に健康が管理され、社会に参加できるマナーを身につけた上で、使用者がきちんと行動管理をしています。そのため、食べ物や飲み物を勝手に与えたり、さわったりせず、必要な援助は使用者に確認してから行ってください。
 身体障害者が補助犬とともに社会参加していることが当たり前の光景となるように、あたたかい見守りと応援をお願いします。