毎日私たちは、多くのゴミを出しています。地球上の資源は有限で、最終処分場にも限りがあります。足もとから生活を見直して、ゴミを出さない「エコ生活」、始めてみませんか。
リサイクルは進んできましたが、1人あたりのゴミの量は減っていません。環境を守るには、リデュース(ごみを減らす)が最も大切です。
食べ残しをしない!
日本では、毎日1人あたり給食1食分(600キロカロリー)を捨てています!
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食品を買いすぎない。消費・賞味期限をこまめにチェック!
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食べきれる分だけ料理し、食べ残さないようにしましょう。
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野菜の中には、調理クズから育てられるものも。例えば「ねぎ」の残った根っこ部分を土に植えると、また芽が出てきます。
レジ袋はもらわない!
全国のスーパーやコンビニで使われるレジ袋は、年間305億枚。1人あたり300枚にも。資源採取から最終処分にかかるエネルギーを、原油に換算すると、約42万キロリットル。25mプール1200個がいっぱいになる量です。
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レジ袋を断って、マイバックやふろしきを使いましょう。
モノを大切に!
使える物は再利用、別の使い方を考えるなどの工夫を。
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(例)茶殻は脱臭剤に。
余計な物は家庭に持ち込まない!
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(例)不要なパンフレットや景品などはもらわない。
ゴミの分別ルールを守ろう!
●市町村によりリサイクル施設などの設備状況が異なるため、市町村のルールに従って出しましょう。
●生ゴミは水気を切りましょう。水分が多いと、燃やしにくくなります。
リサイクルしよう!
●スーパーなどの資源ゴミ回収ボックスを利用しましょう。
●ペットボトルなどは、きれいに洗いましょう。汚れているとリサイクルできずにゴミになることも。
代表 樽井雅美さん
捨てられた陶器の行方をご存知ですか?「燃えないゴミ」として、最終処分場に埋め立てられています。この状況に疑問を感じた樽井さんは「使い捨てにならない仕組みを作りたい!」と、活動を開始。
現在「会」では、生駒市と協働で不要食器を回収しています。使える食器は『もったいない陶器市』で必要な人へ。割れているなど『陶器市』に出せないものは、工場で再資源化し、陶器に再生します。
食器回収の取組は、奈良市・大和高田市等のグループへも広まりつつあります。「生駒で始まったことが、奈良県内に広まり、そして全国で定着してほしいですね」。
One Dish Aid
食器リサイクルの会
0743・77・0630
ふろしきは、たった1枚で何でも包める魔法の布。家で眠っているふろしきがあれば、それを活かしてみませんか。持っているものを有効に使って、レジ袋を減らしましょう。
○四角いもの・丸いもの・大きなもの…いろいろな形のモノを包めます。特に不定形のモノを入れるのに便利。
○洗って何度でも使えます。
NPO法人 奈良ストップ温暖化の会
(奈良市二条町2-5-3)
0742・35・6730
http://naso.jp/
● 知事からひとこと ●
豊かな文化遺産や自然環境を次世代に引き継ぐためには、環境にやさしい「循環型社会」に転換することが必要です。そのためには、県民一人ひとりの小さな力の積み重ねが最も有効な方法です。「レジ袋をもらわない」「食べ残さない」など、皆さんといっしょに、できることから始めたいと思います。
県廃棄物対策課
0742・27・8746