県政だより奈良

人権コーナータイトル
今月のポスター 平成20年度 人権啓発ポスター優秀作品
ポスター
五條市立牧野小学校6年 吉岡 優(よしおか ゆう)さん
子どもたちの遊びに思う

 先日、中学生の息子が同級生2人を家に呼んで遊んでいた。それぞれがコントローラーをもって同じテレビゲームに興じているようであった。3人はバーチャルの世界ではかかわりをもって遊んでいたが、ほとんど会話はなかった。
 母親がおやつを出した。3人はゲームを中断してハンバーガーを食べ始めた。時間にして2〜3分。その間ゲームに登場している人物について話をしていた。そしてまたそれぞれゲームを始めた。2人は2時間後に帰っていった。
 私も中学生の頃、友だちとよく野球をして遊んだ。楽しかったがその際、アウトかセーフかなどささいなことでよくもめた。その時誰かが必ず仲裁役を務めた。そのようなもめごとがあっても友だち関係がくずれることなく、後日またいっしょに遊んでいたものだ。
 今から思えば、子どもの頃は遊びの場で起こるもめごとを通じて、時には相手を傷つけることもあったが、相手を思いやる気持ちや人とのかかわり方を学んでいたと思う。今の時代は自分が子どもの頃に比べて豊かな時代だが、その豊かさが人とかかわる機会を少なくしてはいないだろうか。子どもたちには、人とのかかわりを通じてさまざまなことを学んでいってほしい。