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認知症を 正しく理解しよう!
 県内で5万人を超える人が要介護認定を受けています。このうち、約2人に1人が日常生活に支障をきたすような認知症の症状があるとされています。  認知症は高齢者に限らず、比較的若い世代でも発症しています。認知症の予防と、認知症の人への支援を心がけましょう。
「おかしいな」と思ったら、病院へ
◆認知症は「病気」です
 症状は老化による「もの忘れ」とよく似ていますが、記憶障害により日常生活に支障をきたす状態のことをいいます。
◆早期発見・早期治療をしましょう
  • 投薬などの治療によって、症状を軽くしたり、進行を遅らせたりすることができる場合もあります。
  • 疑わしい時はかかりつけ医に相談しましょう。
  • 認知症の症状があっても、「認知症」ではないこともあります。
  • 症状が重くなったときの介護や財産処分について、後見人を決めておく(任意後見制度)など、前もって自分の意志を示しておくことができます。
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    認知症を予防しましょう
     認知症の予防には、次のようなことが有効です。
    家族・友人との交流
    バランスの良い食事
    楽しく運動
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     ウォーキング・体操・水泳・自転車こぎなど。
    楽しく趣味活動
     編み物、旅行、パソコン、料理、音読(声に出して読む)、計算など。
    生活に変化を!
    いつもと違う料理を作る、違う道を散歩するなど。
    考えをまとめて表現しよう!
    手紙や感想文を書くなど。
    十分な睡眠
     しっかり休んでリフレッシュしましょう。
    認知症の人や家族を支援しましょう
     認知症によって、まわりの人との関係が損なわれたり、介護する家族が疲れ切って共倒れしたりというケースもあります。
     しかし、たとえ認知症になっても、周囲の人の理解と気遣いがあれば、より穏やかに暮らすことができます。認知症の人や家族を見守り応援しましょう。
    (社)認知症の人と家族の会 奈良県支部代表 屋敷芳子さん
    地域の相談窓口
    お住まいの市町村の高齢者福祉担当課
    お住まいの市町村の地域包括支援センター
      高齢者が地域で生活を続けられるよう、総合的に支援。各市町村に1ヶ所以上あります。
    (社)認知症の人と家族の会 奈良県支部
     
    電話 0742・41・1026(火・金10時〜15時)
    (社)認知症の人と家族の会
     
    0120・294・456(月〜金10時〜15時)
    「認知症サポーター」になりませんか
    認知症について学び、自分のできる範囲で活動する「認知症サポーター」。現在、県内で約6,000人がサポーターに。「認知症サポーター養成講座」を受けて認知症への理解を深めませんか。
     
    • 今までできたことができなくなる苦しみがあります
    • 周囲の人の非難などに、傷つきます
    • 不可解に見える行動にも、その人なりの理由があるものです
     
       
    • 穏やかな口調ではっきりと話す
    • 指示はなるべく簡潔に1つだけ
    • 理屈での討論はさける
     
       
     「認知症」という病気は、誰もがなる可能性をもっています。決して人ごとではありません。予防を行い、リスクを減らすことはとても有意義なことです。  もし認知症となっても、周囲の助けにより、住み慣れた家や地域で生活を続けることが可能です。皆さま一人ひとりのご理解と、ちょっとした心配りをお願いします。
    問い 県長寿社会課 電話 0742・27・8540
    奈良県 長寿社会課


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