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明日への健康づくり
 6月は「歯の衛生週間」がありました。
 歯と口の健康は、快適な食事や全身の健康維持のためにも毎日ケアすることが大切です。
 今月は子どもたちも夏休みに入り、歯の治療もしやすい時期になります。この機会にご家族で歯と口の健康について考え、痛くなくても治療が必要なところは治しましょう。
歯磨きイラスト
 
むし歯
むし歯は、歯垢の中の細菌が出す酸によって歯が溶かされる病気です。むし歯ができるのは、「歯」と「歯垢」と「糖」のすべてが揃った時。つまり右の図の、3つの輪の重なっている時間を短くすれば、むし歯は防げるのです。 図
 
歯周病
歯周病は、歯を支える土台部分の病気です。30歳以上の約8割がこの病気にかかっています。自覚症状があまりなく、気づいた時には歯を抜かなければならないことも。歯周病は、歯と歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)がたまり、その中にある歯周病菌が原因となって引き起こされます。 図
 
むし歯と歯周病の予防
今日からできるセルフケア(自己管理)
・毎日のブラッシングは食後に正しく丁寧に。
・歯磨き粉はフッ素配合のものを。
・歯ぐきが赤く腫れていないか鏡でチェック。
・歯ブラシに加え、歯間ブラシやデンタルフロス(糸つきようじ)などを。
・食事は、かみ応えのあるものをよく噛んで、あと5回噛みましょう。
・禁煙しましょう。煙は口から入ります。

歯科医師によるプロのケアも!

少なくとも年に1回は、歯科医師による検診も受けましょう。気づかない病気も早期のうちに見つかります。
こんなところに気をつけてみがきましょう
8020(ハチマルニイマル)運動
「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」ということで、20年前にスタート。年々認識も高くなり、現在80歳以上の高齢者の約2割が20本以上自分の歯を保っています。歯が健康だと体も健康な人が多いという結果も。みなさんも頑張って「80歳で20本の歯」を保ちましょう。20本なくてもよく噛める入れ歯が入っていれば大丈夫です。
 
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