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人権コーナータイトル
 
   幼少の頃は大和郡山の豊かな自然の中で育ち、小学生の頃には毎日生き物を観察しては絵日記をつけていました。物事に対して何でも興味を持ち、観察する事が私の原点です。
 ヤマトまほろばには古代日本の歴史的な空気が変わることなく流れており、奈良を訪れる人々はどこか懐かしい想いに出会える魅力的な所です。関西の言葉には、弥生人が持ち込んだサンスクリット語の痕跡があり、麻本呂婆(まほろば)はサンスクリット語のMahi(偉大なる土地) Lobha(待ち望んだ)からきたという説もあります。現在は政治・経済・文化の中心が東京へ移っていますが、古くは弥生時代、そして大和の地に統一政権が誕生し、待ち望まれた政治文化の中心がここ奈良にありました。
 平城遷都1300年は、観光都市奈良を広くPR出来る恰好のチャンスですが、私たち奈良県民にとってはふるさとを考えるいい機会です。
 奈良は関西の企業活動の中心である大阪と学問の街京都のベッドタウンとして産業界、学界の人材も豊富です。奈良におられるこれらの方々の力をシンクタンクとして結集し、潜在している奈良の力を活用していけるような仕組みを作り、混迷している日本へ向けて、奈良から積極的に発信していく元気な街の姿を考えてみてはいかがでしょうか。