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   社会人になって以来、ブラジル・香港・インドネシア・マレーシアと通算27年の海外生活を送りました。春には櫻(さくら)、秋には紅葉が彩る吉野の山々を思い出しては、望郷の念が募りました。海外で活躍する奈良県出身の方も多く、集まれば故郷の話に花が咲きました。ジャカルタでは「いにしえ会」という県人会を設立し、そのメンバーとは、今も「奈良」という絆(きずな)で強く繋(つな)がっていて、メールで近況をやりとりしては定期的に集まっています。
 長年多くの国で暮らすうち、奈良とそこに住む人々の世界に誇れる素晴らしさを再発見し、郷土愛も人一倍強くなりました。「奈良県人」として生まれ育った事に心から感謝し、また誇りに思っています。
 今年、奈良は平城遷都1300年を迎えました。オリックス球団社長時代の2009年には、荒井知事のご支援をいただき、京セラドーム大阪で「奈良県民デー」を開催することができ、少しはPRのお手伝いが出来たと思っています。
 その時に知事から「奈良に戻る出身者が少ない」と伺い、終の棲家を探していた私は奈良に戻ることを決心し準備を進めています。思えば44年振りの「帰郷」です。これからは、大仏や鹿だけではなく「心と人にやさしい奈良」の魅力をもっと国内外にアピールし、一度は住みたいと思ってもらえる奈良に、皆さんと一緒にぜひして行きたいと思っています。
 
 

 

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