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みんなで奈良の未来を創る
 奈良が良くなるように、「こうあればいい」「これをやりたい」という願いをこめて、将来に向かってどのような未来像が必要か、これまで考えてきたことのうち、まとまってきたものを5つの分野の構想案としましたので、お示しします。
 今後、さらに調査や分析を深めるとともに、皆さんからご意見をいただき、協議・調整を重ねたうえで、同意を得られたものから実現につなげたいと考えています。
 それぞれの構想案の中には、検討の進んでいるものや途中段階のもの、すでに予算化しているものが含まれています。それらを一体でお示しすることで、具体的な「奈良の未来」を思い描いていただくとともに、県民の皆さんと奈良の未来についての「願い」を共有できればと思っています。
 構想案で示した案は、唯一の解決策ではありません。皆さん、一緒に奈良の未来を創りましょう。
知事
5つの構想案
問合せ
平成22年度予算の特徴は?
1  「地域の自立を図り、くらしやすい奈良を創る」ために、「経済活性化」と「くらしの向上」を2本の柱として、本県がかかえる諸課題に、積極果敢(かかん)に取り組みます。
 また、これらを支える3つの取組「効率的・効果的な基盤整備」、「協働の推進および市町村の支援」、「行政運営の効率化と財政の健全化」をともに推進します。
2 当初予算規模は2年連続で増加の4,653億円です。
3  今後の財政負担の増加に対応するため、県の貯金にあたる※1財政調整基金・※2県債管理基金の取り崩しを2年連続で回避しました。その結果、両基金の22年度末の残高は、384億円となる見込みです。
 
歳入は?
依然として厳しい景気動向を反映して、県税は136億円減っていますが、※3地方交付税61億円の増、地方交付税の振り替えである※4臨時財政対策債138億円の増などにより、主な一般財源は、82億円増えています。
 
歳出は?
人件費の抑制等により※5義務的経費を抑制(対前年度比△1・0%)し、※6投資的経費については、選択と集中を徹底(同△4・4%)しました。また、雇用・医療・介護など県政諸課題に積極的かつきめ細かく対応した結果、一般施策経費は増加(同+6・6%)しています。

 

財政健全化の取組は?
人件費抑制のため、22年度は76人の定数を削減し、自主的な給与抑制措置も継続します。このほか、事業総点検による見直しの徹底と、県有資産の有効活用、県税の徴収強化などに努めます。
 
収支均衡策は?
収支不足額は、48億円(前年度に比べ98億円圧縮)となりましたが、退職手当債などの特例的な県債を発行して対応しました。
 
※1年度間の財源の調整を行うための基金。
※2県債の償還および適正な管理に必要な財源を確保するための基金。
※3一定の行政サービスを確保するため国から交付される財源。
※4後年度、地方交付税により元利償還金の全額が国から交付される地方債。
※5支出を義務付けられている経費。人件費、扶助費、公債費。
※6将来にわたり使用される道路、橋りょう等の施設建設費等。
 
奈良県行財政運営プラン
 
経済活性化
「県外で働き、県外で消費する」から「奈良でくらし、奈良で働く」への転換と、来訪者が何度でも訪れたいと感じる魅力的な奈良の創造を目標にします。(単位:百万円)
 
● 活力ある産業づくり
【活力ある産業づくりの推進】
○県内産業の実態・ニーズ調査、地域経 済を支える成長産業調査等(14)
○奈良先端科学技術大学院大学が中心となって行う先端的共同研究を支援(200)
【企業誘致の推進】
○立地企業への低利融資
 の実施(融資枠20億円)
○京奈和自動車道・中和
 幹線の整備(5,378)
○西名阪スマートICの整備(500)
 
● 観光の振興
【再訪につながる平城遷都1300年祭の展開】
○平城遷都1300年祭の開催(3,012)
○東アジア未来会議奈良2010の開催(160)
○APEC観光大臣会合の開催(143)
【周遊型観光地としての魅力の向上】
○観光周遊バスの運行等(297)
○奈良フードフェスティバルを春・秋に開催(12)
○コンベンション誘致の強化(3)
【誘客情報の発信、オフシーズン対策、インバウンドの促進】
○奈良公園光とあかりのイベント・冬花火の祭典開催(12)
○上海国際博覧会への出展(48)
 
● 県内消費の拡大と雇用対策
【県内消費の拡大】
○平城遷都1300年記念プレミアム商品券(15%プレミアム)を34億5千万円発行(394)
○若手経営者による商店街活性化プランを支援(7)
【雇用対策の推進】
○緊急雇用対策・ふるさと雇用対策により、新規雇用を約2,100人創出(5,098)
○奈良県就職ポータルサイトの開設(5)
 
● 農林業の振興
【マーケティング戦略に基づいた農産物の振興】
※1チャレンジ品目(大和野菜、サクランボ、切り花ダリア等)への支援(15)
※2 リーディング品目(イチゴ、柿、茶)の産地活性化(19)
※1 県の特産品で、将来性があり、意欲ある担い手がチャレンジする農産物
※2 県の主要農産物で、県農業を牽引(けんいん)するため振興する農産物
【森林の適切な整備と保全】
○条例に基づき、森林を「木材生産林」と「環境保全林」に区分(47)
いちご
 
くらしの向上
県民のだれもが、「奈良はよくなった」、「安心で心地よいところ」と実感できることを目標にします。
(単位:百万円)
 
● 健康長寿の奈良県づくり
健康づくり
【楽しみながら取り組める健康づくりの推進】
○健康長寿基礎調査の実施、アドバイザリー・スタッフの設置、健康情報の発信等(21)
○地域スポーツクラブの設立・育成をサポートするスポーツ支援センターの設置(4)
 
医療の充実
【地域医療再生に向けた取組の推進】
○高度医療拠点病院(マグネットホスピタル)整備に向けた計画策定等(115)
○県立医科大学附属病院(仮称)中央手術棟の建設(567)
○救急相談窓口「奈良県救急安心センター」の運営(96)
○がん診療連携拠点病院等への支援(81)
○県立医大と連携した医師派遣システムの運営(80)
 
福祉の充実
【施設・在宅両面からの福祉サービスの充実】
○小規模介護施設の新・増設支援、特別養護老人ホームの整備(1,240)
○介護職員の処遇改善(1,838)
○ライフステージに応じた障害者トータルサポート体制の構築(2)
【子育て支援の充実】
○待機児童の解消に向けた保育所の新・増改築(1,231)
○子ども手当の創設(2,509)
 
● 教育の充実
【家庭・学校・地域の連携による教育の充実】
○ノーテレビデーや規則正しい就寝・起床・食事等の実践を推進(3)
○県立学校、私立学校の運動場芝生化 の推進(77)
○通学合宿のモデル実施等(6)
○学校支援地域本部による地域ぐるみの学校運営支援(135)
 
● 安全・安心の確保
【防災・危機管理の強化】
○組織結成時の防災資機材等の購入を支援し、自主防災組織の組織化を促進(10)
○国の住宅版エコポイント制度の対象となる住宅リフォームにあわせた耐震改修に県内商品券を交付(10)
 
● くらしやすいまちづくり
【景観づくりの推進】
○景観条例に基づく景観住民協定の締結および修景整備の推進等(5)
【きれいでくらしやすい生活環境の創造】
○「(仮称)水循環ビジョン」の策定(1)
○民間施設への太陽光発電や省エネ施設の導入、公共施設の省エネ化等を促進(427)
 
● 中南和・東部地域の振興
【安全・安心で快適な生活環境の整備等】
○「(仮称)新過疎地域振興方針・計画」、「(仮称)南部振興計画」の策定および実行(1)
○広域的・幹線的バス路線維持のための助成等(252)
○県立五條病院やへき地診療所での「総合医」養成研修(3)
【地域資源を活用した観光交流の拡大と移住・定住の促進】
○弘法大師の道(吉野山金峯山寺(きんぷせんじ)から高野山金剛峯寺(こんごうぶじ))の魅力発掘(5)
○史跡・名勝飛鳥京跡苑池(あすか きょうあとえんち)の復元(220)
 
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