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とっておきの奈良
推進協議会の皆さん
「ものづくりの楽しさ、奥深さを体験してください」と推進協議会の皆さん。
会には約60人の匠たちが名を連ね、手づくりの魅力でもてなす。
 ここに来れば、焼き物も手すき和紙も木工品も。ものづくりの里巡り、工房巡りの気分を一挙に味わえ、いろんな体験も楽しめます。ここは、吉野の三茶屋にある「物産館・ものづくり館」。4月にオープンしたばかりのこの館は、ものづくりの里が連なる“工房街道”の拠点のひとつとなるもの。奈良市の東部から川上村・天川村に至る東部中山間地域は、古くから工芸品等の地場産業が栄え、また、この地に惹かれて移住した手工芸の匠(たくみ)も多く、200を超える工房が点在します。これらを結んで工房街道と名づけ、地域活力を高めようとする組織が立ち上がったのが一昨年のこと。「個々の工房では来訪者の受け入れにも限界がありますが、皆がつながれば、もっと大きな満足、楽しみを味わってもらえる」と語るのは、工房街道推進協議会の顧問、村田武一郎(ぶいちろう)・奈良県立大学教授。そんな思いと共に、展示即売会や体験会を開いたところ好評を重ね、ついに同館がオープンすることに。「工房の作品がずらりと揃い、土日は匠とじかに触れ合ってもらえるのも魅力のひとつ。丁寧な手ほどきの手づくり体験も楽しめます。何度も足を運んでもらえるように、訪れてくださる一人ひとりとじっくり温かい交流を重ねられれば」と村田さん。8月にはフェスタも開催。街道沿いの工房を巡るバスツアーや、展示即売・体験も行う予定です。
吉野見附・三茶屋「物産館・ものづくり館」
 吉野郡吉野町大字三茶屋328-1
 入場無料。体験料金500円〜(体験時間30分〜)
  常時受付(一部、事前に要予約)
*皿絵つけ1,000円〜、紙すき体験(ハガキ)1,200円、切り絵体験500円〜など
TEL 0746・39・9149(定休日:火曜日/年末年始)
URL  http://www.koubou-kaidou.jp
8/1(日)・8/2(月)には「工房街道フェスタ」を開催。ブルーベリー園での摘み取り体験、ジャムづくり体験なども始まる予定。詳細は同館へ問い合わせ。
 
常設の木工工房では吉野杉の一枚板の制作工程を見学したり、吉野杉の器の絵つけ体験も。手桶を作成しているのは、ものづくり館館長の桝井康行(ますい やすゆき)さん。 布に草木の染料で絵つけができる草木染め体験。大人も子どもも楽しめる体験が豊富に揃う。
ガラスの灯りや器、手すき和紙の時計に吉野杉の器など、多彩な工芸品を入れ替えながら展示即売する。
 
もてなしのまちづくりモデル地区


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