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ふるさと奈良への便り
 
   平城遷都1300年おめでとうございます。
 私は奈良県の南部、吉野山の麓、吉野町喜佐谷(きさだに)に生まれました。近年は吉野山からのハイキングコースとしても親しまれているところです。
 象(きさ)の小川の清流が谷を縫うように流れ、その中ほどに万葉集にも詠(うた)われた、桜木(さくらぎ)神社があります。わが郷土の誇りの桜木神社で行われる春祭りは、子供の頃の最大の楽しみであり、今も鮮明に蘇(よみがえ)ってきます。
 「み芳野の象山(きさやま)の際(ま)の木末(こぬれ)には幾許(ここだ)も騒ぐ鳥の声かも」
万葉の歌人、山部赤人(やまべのあかひと)の歌にもある象山は、私が生まれ育った喜佐谷です。
 今、世界はグローバル化し、マネーが激流のごとく移動し、ある日突然予想もしなかった事態が起こり大混乱を引き起こします。こんな先行きの読めない時代に求められるのは、心の充足感ではないでしょうか。
 遷都1300年を迎えた奈良は、国のまほろば、日本という国の礎(いしずえ)となった場所です。
 この機会に多くの日本の人々に、そして世界の人々に、まほろばの奈良の都を見て感じていただくとともに、人としての原点を再発見し、本当の幸福を見出していただきたいと思います。大和の国に生まれた私たちが、人々が追い求めている「幸福」を案内できれば、奈良は真のまほろば、心の故郷となるでしょう。
 
 

 

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