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とっておきの奈良
十津川郷のみなさん
手作りの総菜、野菜を手に、「大自然の恵みの宝庫、十津川ならではの自慢の品です。
ぜひ、ほんまもんに触れに来てください!」と皆さん。
 吉野山の奥深く、山峡と清流の絶景ドライブを楽しんで、日本三大秘境の一つ、十津川村へ。鉄線では日本一長い谷瀬の吊り橋に世界遺産の熊野古道、日本百選の山あり滝あり。別天地での観光の道すがら、お立寄りスポットとして人気を集めているのが道の駅「十津川郷」です。
 ここの魅力は、里人が昔ながらに作った総菜や採れたて野菜の特産品が並ぶこと。「村の一番ええもんを“村の名人”が手塩にかけて作った“ほんまもん”を揃えました」と道の駅を民間運営する「ほんまもんグループ」の中嶋大樹(だいき)さんは胸を張ります。70歳代が中心というグループが発足したのは約8年前のこと。シニア向け支援事業の助成を得て、毎土曜に小さな市を開いたのが始まりです。「“おばあちゃんの手作り感”が好評を得たからか、めはり寿司が一日600個売れに売れて、朝から夕方まで握りっぱなしだったことも」。一方でメンバーの高齢化が進む中、道の駅の民間委託の話が持ち上がり、活動の拠点にと運営を決めました。今では若い売り場スタッフも加わって、無理なく楽しく活動を続けています。
 「東京23区がすっぽり入る“日本一大きな村”の十津川は、“やさしい村づくり”も目指しています。奈良県唯一の源泉かけ流し温泉があり、道の駅の足湯も無料。自慢の特産品も、おもてなしの心も、ほんまもんです!」
道の駅「十津川郷(ごう)」
 吉野郡十津川村小原225-1(国道168号沿い)
 9:00〜17:00(年中無休)
TEL 0746-63-0003
 
十津川観光の目玉、鉄線では日本一長い「谷瀬の吊り橋」。全長297m、高さ57m。ゆらゆら揺れてスリル満点。 源泉かけ流し温泉の足湯でほっこりくつろぐ観光客。「癒されるわ。足湯につかりながら、初めて会う人と気軽に話せたりするのもいいね」
「山菜など地元で採れたものを使っているのが魅力的」と、お弁当を買っていく観光客。めはり寿司にぼた餅、栃の実のお菓子に新鮮野菜…。「めはり寿司ならこの人が最高」「栃の実のアク抜きはあの人が一番」、村の名人が作る手作り品には固定ファンもいるほど。
 


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