奈良、和歌山、三重の3県は、7月8日、平城宮跡大極殿院前で「吉野・高野・熊野の国」の建国宣言を行いました。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を有する3県が、連携して紀伊半島の観光振興に取り組みます。 　紀伊半島知事会議後に行われた式典では、3県知事を代表して、荒井正吾奈良県知事が建国宣言。“国旗”が掲揚（けいよう）され、初代「国のシンボル」に任命された書道家の紫舟（ししゅう）さんによる揮毫（きごう）で、会場の雰囲気はクライマックスに。 　「吉野・高野・熊野の国」は、もてなしと寛容の国、文化と恵みの国、癒（いや）しと神秘の国を理念としています。今年度は、「国」を紹介するDVD、マップ、ポスターの制作や建国記念ウオーキングツアー、建国記念物産展の開催、建国記念グッズの制作などを実施します。

荒井正吾奈良県知事（左）、野呂昭彦三重県知事（中）、仁坂吉伸和歌山県知事（右）   荒井正吾知事による建国宣言   紫舟さんによる揮毫「蘇（よみがえ）り」。魂の再生の地であり、心の平安を与えてきたこの地への思いがこめられている。   吉野、高野、熊野の文字を図案化した国旗

上海国際博覧会の日本館で、7月23日から29日まで、奈良ウイークを開催。「奈良で日本を感じる」「奈良で中国を感じる」をテーマに奈良の魅力をアピール。 　阿倍仲麻呂（あべのなかまろ）をテーマにしたステージショーのほか、せんとくんとの撮影会、奈良県クイズ大会などを実施。7日間で約62,000人が来場され、奈良の魅力を大いに感じていただきました。

OSK日本歌劇団による華やかなステージショー   せんとくんとの撮影会   奈良にちなんだクイズで盛り上がる来場者

9月19日（日）から開催される「2010APEC観光大臣会合」は、奈良県として初めての大規模な国際会議です。会合の成功のためには、奈良県全体でのおもてなしの心が必要です。ぜひ、県民の皆さまもご協力をお願いします。