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人権コーナータイトル
羽根つき
 正月遊びの定番と言えば、昔はコマに凧(たこ)揚げ、羽根つき、カルタ、と挙げられたものだが、さて最近はどうか。携帯ゲームばかりして…と思っていると、実は百人一首のソフトで楽しんでいたりする。伝統とはなかなかたやすく廃(すた)れたりはしないもののようだ。
 小学校にあがったばかりの姪(めい)と正月に羽根つきをした。カツーン、カツーンと音を響かせ、青空に舞う羽根を眺めるのは、確かに心和む正月の風景にふさわしい。姪は羽根が一往復すればもう無邪気に大喜びだ。そのうち大人の方が一所懸命になる。
 古来、羽根つきは、祈りであったという。つき続けることで厄(やく)が払われる。祈るのは子どもの無病息災で、罰の墨塗りにも厄除けの意味合いがあったとか。遊びが先か祈りが先か、判断はつかないが。
 けれどいつの世も親というものは、こんな遊びのうちにさえ祈らずにはおれないものだったのだろう。できればこの子らが自分たちより少しは優しく、素直に生き、良い社会を築きますように…欲張りなものである。
 だがやはり、新年の青空に祈りたい。カツーン。この子たちの笑顔が花と咲く未来を。

今月のポスター
平成22年度人権啓発ポスター優秀作品
今月のポスター
生五條市立阿太小 2年
益田 吉輝(ますだ よしき)さん
今月のポスター
大和高田市立高田中 3年
西川 直希(なおき)さん

 

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