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さぁ始めよう!手軽にできる健康づくり

 県では、県民の皆さんが「安心して健やかに暮らせる健康長寿県 奈良」を目指し、奈良の未来を創る5つの構想案と奈良県健康増進計画に基づいて、健康づくり施策に取り組んでいます。
 近年、メタボリックシンドロームや糖尿病、高血圧等あらゆる生活習慣病が健康長寿の最大の阻害要因となっています。これらの生活習慣病を予防するためには、特に「運動」「栄養」面での不適切な生活習慣を見直すことが重要です。

 「運動」面では、適度な運動を取り入れることで、肥満の解消やストレス発散につながります。また「栄養」面では、規則正しくバランスのとれた食生活を心がけると、運動同様に肥満の解消や大切な栄養素を摂取することができます。
 また、生活習慣病とは無関係だと思われがちですが、「休養」の取り方を見直すことも大切です。ストレスを発散し、心身をリフレッシュさせることで、気持ちが安定し、食べ過ぎや飲み過ぎを防ぎ、ひいては生活習慣病の予防につながります。

  今回は、「手軽にできる健康づくり」をテーマに、健康づくりの方法をご紹介し、昨年8月に実施した健康長寿基礎調査結果(速報値)を一部ご紹介します。

運動
 私たちが毎日を健康に過ごすには、とび抜けた筋力などを鍛えるよりはむしろ体力を維持し、若さを保つことを考えて運動したいものです。そのためにはこまめにからだを動かし、日常生活で運動を習慣化させることを心がけましょう。
 橿原健康スポーツクラブ・健康運動指導士の前川妙子(まえがわ たえこ)さんに、手軽にできる運動を紹介していただきました。

実際の運動例 好きな音楽にあわせて楽しく試してみてください♪

栄養
 県民健康栄養調査(平成19年度実施)によると、奈良県民は、1日あたりの野菜の摂取量が少なく、脂肪の摂取量が多くなっています。
 生活習慣病などを予防するためにも、野菜たっぷり、脂肪ひかえめの食生活を心がけましょう。

 奈良県食育推進会議副会長の尾川欣司(きんじ)さんに、旬の野菜や冷蔵庫にあるもので、簡単に作れ、栄養バランスの良いレシピを紹介していただきました。


○作り方
1. あく抜きする。野菜は、一口大に切り、水を入れた鍋に、根菜類から順に入れ、沸騰したらざるにあげる。鶏肉も、熱湯をくぐらせ、余計な脂肪分を取る。
2. 水を入れた鍋に、1の鶏肉としょうが、にんにく、粒コショウ、ローリエを入れ、強火で鶏肉がやわらかくなるまで煮込む。
3. 1の野菜を根菜類から順に入れ、弱火で串が通るくらいまで煮込む。
4. 最後に塩、コショウで味を整える。お好みで粒マスタードや塩、コショウ、すだち等を添えて食べてもおいしいです。

*1の工程は省くこともできます。
栄養
 からだは、自律神経などのバランスによって調整されていますが、ストレスでバランスが崩れると、からだや心の病気が生じることがあります。
 心身のバランスを保つためには、休養を取って少しでもストレスを解消することが必要です。
 休養を取るのに特別な道具などは不要です。日常生活のパターンを意識的に少し変えることで、気分も変わります。
 また、睡眠不足はストレスを増やす原因にもなるので、十分な睡眠時間を取るよう心がけましょう。
栄養
栄養 県健康管理産業カウンセラーの伊東真行(まさゆき)さんからのメッセージ
心とからだをリラックスさせるには、さまざまな方法があります。
例えば、緑豊かな所に行って、自然から受ける刺激を五感で味わうことによりリフレッシュできます。日常生活に戻っても、その時の情景をイメージして腹式呼吸をしてみましょう。
自然に恵まれた奈良県民にはうってつけの方法ですよ。
栄養
取り組み事例から
 県主催の第1回ならビューティフルシニアとして表彰された勝田義純(かつたよしずみ)さん(72歳)の健康づくりを紹介します。
 退職後、(財)健やか奈良支援財団のシニア健康づくり教室で、真向法(まっこうほう)体操と出会い、自らの健康づくりに努めておられます。
栄養
「私の健康づくり」
 今日の一日が生涯で一番若くて輝いている日となるよう、バランスの良い食生活とともに、真向法体操を続けています。
 始めてから、心身ともに柔軟になり、何事にも前向きに取り組めるようになりました。この体操はわずか3分間でできます。無理なく毎日続ける事が大事です。
 背筋の凛(りん)とした姿は思わず顔を見たくなる。そんな「うしろ姿美人」が私の目標です。

真向法体操とは
腰を立て姿勢を正し(真向の姿勢)股関節を中心に屈伸する運動。「4つの動作が基本」で、畳1畳の広さがあれば、いつでも・どこでも・手軽にできる。いずれの動きも息を吐きながらやってみましょう。
栄養 栄養
背筋を伸ばし、足の裏を上に向けて、かかとと股の間を握り拳1つ半ほど空けて座る。上体をゆっくりと股関節から前に倒す。   股関節を軸にして上体をゆっくりと前に倒す。
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両脚を130度くらい開き、上体をゆっくりと前に倒す。   正座の状態からお尻を下ろす。ゆっくりと後ろに上体を倒したら、両腕を真っ直ぐ伸ばし、両耳につける。
シニア健康づくり教室について、詳しくは(財)健やか奈良支援財団へ。平成23年度受講生募集中!
栄養
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