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中国・韓国とのゆかり探訪
中国・韓国とのゆかり探訪 1300年前に海を渡ってきた文化は奈良から日本各地へと広まった 中国・韓国とのゆかり探訪
奈良国立博物館―奈良の仏教美術と中国・韓国とのゆかりを確かめる
 皆さんは、法隆寺の百済(くだら)観音像、興福寺の阿修羅(あしゅら)像が奈良国立博物館に寄託・展示されていたことをご存知ですか?
 奈良国立博物館は、仏教美術を中心とした文化財の収集、保管、研究、展示などを行っており、1895年(明治28年)に帝国奈良博物館として開館されて以来、奈良をはじめとする日本の美術史上著名な作品を守り続けてきました。百済観音像や阿修羅像は開館当初に展示されていたもので、現在はそれぞれの寺院に返還されていますが、ほかにも日本を代表する優れた作品を数多く所蔵しています。
 昨年開館した施設内の「なら仏像館」では、飛鳥時代から鎌倉時代に至るまでの多くの優れた仏像が常時展示され、国内の博物館では最も充実した仏像の展示となっています。ここでは、中国・韓国の仏像も展示されており、奈良の仏像とのゆかりを確かめることができます。
 また、4月5日からは、東大寺大仏、正倉院宝物などに影響を与えた中国・河南省(かなんしょう)の至宝を一堂に集めた特別展「誕生!中国文明」が開催されます。
なら仏像館展示室 なら仏像館展示室
  特別展
【奈良国立博物館】
近鉄奈良駅から東へ約800m。近鉄・JR奈良駅から市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館」下車すぐ。
問 県国際観光課
tel 0742・27・8553
fax 0742・23・0620



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