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ふるさと奈良への便り
 
   私は大和郡山市に生まれ、生駒市で育ちました。世界卓球選手権大会やプロツアーに参戦し、海外を転戦することも多いのですが、たまに故郷に帰ると雄大な生駒山と大好物の母のお好み焼きが私を迎えてくれ、とても癒されます。奈良は心のよりどころです。
 私が卓球を始めたのは小学2年生。きっかけは、祖父と両親が卓球をやっていて、家に卓球場があったからで、小学生の間は、卓球が強くなりたいというよりも、卓球が楽しくて友だちと遊んでいるという感覚でした。練習は学校から帰ってきて週に2、3回2時間程度と少ないものでしたが、毎朝50分程の早朝練習は、日曜を除き毎日続けていました。「継続は力なり」という言葉がありますが、続けることの大切さをこの小学生時代に学びました。ひとつのことを何年も続けることはとても大変ですが、必ず自信になり、力となってくれます。勝負の厳しさを知らず、ただ卓球が大好きだったあの頃。しかし、練習がどんなに苦しくてもくじけずにがんばってこられたのは、その気持ちがあったからと今になって思います。
 今は、五月に行われるロッテルダム世界卓球選手権大会(シングルとダブルスに出場)とロンドンオリンピック出場を目標に練習に励んでいます。私を育ててくれた奈良に感謝し、県民の皆さまの誇りとなれるよう精進していきたいと思います。
 
 

 

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