県民だより奈良トップページへ
奈良印良品
 
 
社員を愛し、環境を愛する中小企業の社長が、社員一丸となって、
大企業が待つ大海原へ打って出る!
 


チタンは、軽くて丈夫な金属です。鉄の3分の2の軽さ、鋼(はがね)と同じ強さで、錆(さ)びず、酸やアルカリにも強いんです。多くが航空機に使われています。チタン製品は半永久的に壊れないのでリピーターが獲得できないのが悩みですが、常に新しい分野に挑み、新製品を開発してきました。アルカリイオン水生成器の電極は、全てうちの製品です。チタン製めがねフレームやゴルフのチタンヘッドもうちが初めてつくったんですよ。光触媒機能を持つチタン材も開発しました。

光触媒
光を利用して化学反応を起こさせ、水中や空気中の汚染物質を酸化分解すること。


それがこの光触媒機能を持つチタン材なんです。奈良県、京都大学との共同開発で、分解力が高く、長続きするチタン材を開発しました。チタンの酸化能力で、汚染物質を分解できないかということから、研究を始めました。中小企業は、国や県など、もっと行政の制度を利用したらいいと思います。行政の制度は利用しやすく、丁寧に教えてくれるので、中小企業の社長さんにいつも勧めています。


チタンは究極の環境材料です。光触媒以外にも、「チタンによる海洋生物付着防止技術」も開発しました。「原子力品質保証審査」の認定も受けて、核廃棄物を500年間保存できる容器も開発しました。


従業員50人のうち、47人が正社員です。3人は定年を迎えた社員の再雇用だから、もとは正社員。大企業なみの福利厚生で、不況でも1人も解雇せず、従業員が自分の将来を見据えて働ける環境を整えてきました。採用したいのは「バランス感覚のある人」「物事をおもしろがる、みずみずしい精神を持つ人」です。

チタンの釣り用具を手際よく溶接する 光触媒の説明見本と岩井研究員「仕事は興味が尽きず、おもしろい」 昭和に入社するため、関東から奈良へ来られた土谷真由美さん「一生この会社で働きたい」


 このページのトップへ