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あらい日誌
 
第2期 荒井県政がスタート
 このたび、引き続き奈良県知事の仕事をさせていただくことになりました。

 今回の選挙に際して、いろんな方から、「1期4年間の成果は何ですか」とよく聞かれました。それについて「県庁職員と4年間、奈良県を良くするための議論を重ねてきた結果、職員のパワーがアップしたことが誇りです」と申し上げてきました。2期目となる今後は、職員皆が、自らの能力を信じ、自信と意欲をもって、そのパワーを存分に行使し、奈良県政の発展に尽力することを期待しています。

 もうひとつ、私たちの仕事、県の行政の役割は地域のソリューションを提供することだと思います。各課に分かれたそれぞれの仕事は、ひとつの製品とも言えますが、その製品を個別に使うだけでは、地域の課題解決のため威力を発揮できません。県庁の各部局それぞれの力を結集し、地域のソリューションとなる大きな力を提供することが必要です。また、この地域ソリューションは、県庁のものだけでなく、民間・NPO・企業など、それぞれが持つソリューションと併せて、地域に提供していくということが、地域のためにより大きな力となっていくと思います。

 最後に、私はこれまで「上司は知事や政治家ではなく『県民』」と言ってきましたが、2期目に際し「上司は『未来の県民』」ということを付け加えたいと思います。未来の県民は、いま投票権がないわけですが、彼らを上司と思って仕事をすることは、必ず奈良の良き未来を築くことにつながると思います。

 これらのことを念頭に、改めて初心に立ち返り、これからも精一杯、奈良県発展のために尽力してまいります。
奈良県知事
花束を手に多くの職員に迎えられた荒井知事 花束を手に多くの職員に迎えられた荒井知事
 
就任式での知事訓辞 就任式での知事訓辞

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南和の医療は南和で守る
4月28日、下市観光文化センターにおいて、「第4回 南和の医療等に関する協議会」が開催され、
南和の医療体制のあり方(施設の整備方針)、奈良県地域医療再生計画が承認されました。
開会の挨拶をする荒井知事 開会の挨拶をする荒井知事
 南和医療圏(五條市と吉野郡の3町8村)の医療の提供を維持していくため、荒井知事を会長、南和医療圏の各市町村長を委員として昨年7月に設置された「南和の医療等に関する協議会」(以下「協議会」)。今回、4回目の会議を開催しました。

●前回までに決まったこと
 3つの公立病院(県立五條病院、町立大淀病院、国民健康保険吉野病院)がいずれも救急病院であることなどから、患者が減少し、それに伴って医師が減少し、さらに患者が減少するという悪循環に陥っており、南和の医療提供の維持が困難な状態にあります。
 そこで、今後の南和の医療体制のあり方として3病院を、地域医療の拠点となる救急病院(急性期)と、地域医療センター(リハビリや長期療養が必要な患者に対応する病院)に役割分担し、医療体制を再構築することなどが合意されました。

●今回の協議会で決定された内容
 施設の整備場所は交通アクセスや整備費用等を検討した結果、救急病院を大淀町の近鉄福神(ふくがみ)駅前に新設し、県立五條病院と国民健康保険吉野病院を改修・整備して地域医療センターとし、平成26年度中の供用開始を目指します(下図参照)。
 また、国へ提出する「奈良県地域医療再生計画」が承認されました。主な内容は、①再編後の3病院は、南和医療圏構成市町村と県を構成団体とする一部事務組合を設置し、一体的に運営する、②救急病院はヘリポートを有し、へき地診療所の支援や地震・洪水などの災害医療にも対応するなどとなっています。
 次回の協議会では、医療体制の基本構想を確定し、新体制設立の準備を進める予定です。
再編後の救急病院・地域医療センターの位置図
開会の挨拶をする荒井知事
問 県地域医療連携課
tel 0742-27-8935
fax 0742-22-2725


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