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奈良印良品
 
 
容器にフタをしても、アイデアにフタはしない。
食品調味料容器用プラスチックキャップの大手として包装業界の革新をはかる!
 

普段よく見かけるプラスチックキャップの多くが奈良で造られていたんですね。
樽用木工呑口(たるようもっこうのみぐち)(酒樽などの注ぎ口にねじ込む木栓)の製造業として大正元年(1912年)に創業以降、液体を止める技術の開発を続けてきました。樽が瓶に替わるとともに、開栓したことが一目でわかるプラスチックキャップの商品化を始め、現在、奈良拠点では1日100万個のキャップを造っています。容器の決め手はキャップですよ! 皆さんのご家庭にもいくつかお持ちではないでしょうか。一度キャップの上蓋の裏側をながめて「」マークを見つけてください。

プラスチックキャップの特徴は?
うちのキャップは、従来の金属王冠に比べ、オープナー(栓抜きなど)が不要で、容器の中身の品質を保持し、開栓時に手を傷つけず、使用中の保存性を高めるなど、画期的な特性を備えています。また、お客さまの要望にお応えし、注ぎ口からしょうゆだけを通し空気は通さない「逆止弁(ぎゃくしべん)付きの中栓キャップ」を共同開発。開栓後も、常温保存で鮮やかな澄んだ色や穏やかな香りなど、生しょうゆならではの品質を90日間保持でき、最後まで新鮮で美味しく使いきれます。注ぐ狙いを定めやすく、流量調節しやすい注ぎ口となっており、好評を得ています。

独創性(アイデア)をカタチ(製品)にする開発志向の企業ですね。
基本理念は、「創意工夫・無から有を生み出す・現状否定」。まず、現在の姿を疑問視し、クエスチョンマークでとらえ、次にどうすればよくなるのか、無いものを発想して製品化する。これら「三笠スタイル」で常にチャレンジしています。普段の何気ない動作からヒントを得て、アイデアを生む。そして失敗を繰り返し、精度を高めるための改良を重ね、開発に結びつけること、これが大事なんです。

今後の目標は?
環境にやさしい商品開発を目指し、プラスチックキャップに留(とど)まることなく、注ぎ口を基本に容器まで、トータルパッケージの開発に取り組んでいきます。

若者へのメッセージ
奈良の企業に魅力を感じてもらい、奈良の発展とPRに活躍してください。また、チャレンジ精神旺盛で失敗を恐れない人を歓迎します。

若者へのメッセージ 若者へのメッセージ
「こんな会社が、地元奈良にあったのか」と驚き、約10年前に新卒入社された総務部係長の長坂英典(ながさかひでのり)さん。   廃棄時の減容・減量化等で注目される、環境配慮型パウチ容器の注ぎ口(=スパウト)

 

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