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ふるさと奈良への便り
 
   奈良は大和郡山市で生まれ育ちました。本来なら上方落語に進むのでしょうが、そそっかしいもので、東京に出て三遊亭小遊三(こゆうざ)師に入門して28年が経ちました。
 “芸は人なり”と言う言葉があります。「人が悪いと芸に現れますよ!!」 「芸を磨くだけではいけません、人も磨かないといけませんよ!!」と言う意味ですが、なるほどそうです。
 この世界、色々な方々にお世話になり、一人前の落語家になっていきます。ご贔屓(ひいき)がないと、いくら噺(はなし)が上手くても大成いたしません。私は東京で活動していることもあって、奈良出身の方々に随分お世話になりました。後援会長も奈良出身の方で、つくづく奈良で生まれて良かったと思います。
 そう言えば、東京で演じられる落語の中で、奈良が出て来る噺が二ツあります。その一ツに『鹿政談(しかせいだん)』があります。奈良の鹿を舞台にした政談物、お裁き物の噺です。奈良町民の大和ことばとお奉行様(ぶぎょうさま)の言葉を使い分けなければいけません。その点私は大和ことばはおてのもの、この噺を得意とさせていただき、楽屋でも“鹿政談は圓丸”と言われるようになりました。後はお客様に言われるように、精進あるのみです。これもひとえに奈良出身だから出来た噺です〜奈良に感謝です。
 
 

 

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