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 台風12号によって甚大な被害が生じてからおよそ3か月。依然、10名(五條市大塔町宇井地区で4名、十津川村野尻地区で6名)の行方不明者がおられます。また、53名の避難者がおられます。県は、国や市町村、関係機関と力を合わせて、引き続き行方不明者の捜索を続けるとともに、災害からの復旧・復興に向けて、全力で取り組んでいます。
【紀伊半島大水害復旧・復興推進本部会議】
 早期の災害復旧と「災害に強く、希望の持てる」地域づくりを進めるために設置された「紀伊半島大水害復旧・復興推進本部」。その第2回会議が10月20日に大淀町文化会館で行われ、荒井知事や被災地域の市町村長、県関係部局長等が集まり、今後の復旧・復興に向けて意見交換をしました。荒井知事は「今回出された意見・要望は今後の復旧・復興計画の基本となる」と述べ、県と市町村が一丸となって取り組んでいくことを強調しました。

道路の早期復旧や河道閉塞(土砂ダム)対策、観光への風評被害対策など意見・要望を述べる市町村長
【復旧・復興への取り組み】
 現在、①被災地域の迅速な立ち直り・回復のために、道路や河川の復旧、避難者・被災者支援、生業・産業支援などを中心に取り組んでいます。また今後は中長期的な計画として、②地域の再生・再興や、③安全・安心への備えのために、さまざまな取り組みを進めていきます。
国道168号と169号が、全線通行できるようになりました!
 国道168号と169号は、奈良県の北部と南部を結ぶ「命の道」であることから、災害発生直後からその復旧に取り組んできました。そして10月30日には、迂回路(車両と時間の規制あり)を通れば、全線通行できるようになりました。
  県産材を活用した仮設住宅が完成しました!
 土石流で家が流された方などのために、災害発生直後から仮設住宅の建設に取り組み、合計114戸が完成しました。その中の十津川村と野迫川村の仮設住宅は、地元産業の復興のためにも県産材を使って建設しました。

国道168号の復旧工事のようす(11月8日撮影)
 
仮設住宅の建設工事のようす(11月5日撮影)
プレミアム宿泊旅行券を買って南部へ旅行しよう!
 台風12号の風評被害により、宿泊者が減少している南部地域等へ観光客を呼び戻そうと「奈良県南部地域復興支援プレミアム宿泊旅行券」を11月に発行し、現在県庁地下1階売店で好評発売中!
発行枚数:5000枚。額面10000円分の宿泊旅行券を8000円で発売
利用できる宿泊施設:吉野郡、五條市、宇陀市、宇陀郡内の宿泊施設
利用期間:平成24年3月31日まで
問 県ならの魅力創造課
tel 0742-27-8482
fax 0742-27-7744
fax www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-3534.htm
問 県復旧・復興推進室
tel 0742-27-7512
fax 0742-27-5210
(内容はいずれも11月14日現在のもの)

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