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―古事記完成1300年記念シンポジウム開催!― |
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古事記の完成から今年で1300年となるのを記念したシンポジウム「日本の原風景に出会う古事記の世界」が1月29日、東京で開催されました。
主催の奈良県をはじめ、古事記ゆかりの福井県、鳥取県、島根県、宮崎県の各知事は、古事記にまつわる各地の歴史などを通じて自県をアピールしました。また、マンガ家の里中満智子(さとなか まちこ)さんが講演し、古事記や日本書紀の魅力を語りました。訪れた約770人は、ロマンあふれる神話や古代の歴史に思いをはせました。 |
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県では今年から「日本書紀」完成1300年の2020年まで「記紀・万葉プロジェクト」を進めており、シンポジウムはそのスタートイベント。
主催者の荒井知事が「古事記が元明天皇に献上されたのが、ちょうど1300年前の昨日(旧暦)に当たります。今日は古事記から先祖の息吹を感じ、親しんでいただきたい」と挨拶しました。 |
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主催者あいさつをする荒井知事 |
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【全国古事記ゆかりの地サミット】 |
続いて行われた「全国古事記ゆかりの地サミット」では、各県知事と、県立橿原考古学研究所の菅谷文則(すがや ふみのり)所長、県立図書情報館の千田稔(せんだ みのる)館長らが、各地に伝わる神話や歴史、史跡などを語りました。荒井知事は「古事記を編さんした太安万侶(おおの やすまろ)を祀(まつ)る神社など、ゆかりの地が奈良にはたくさんあります。私たちの先祖の物語に触れながら奈良を歩くことで、パワーと癒やしをもらえます」と語りました。 |
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全国古事記ゆかりの地サミットのようす |
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【里中満智子さんによる特別講演】 |
その後、持統天皇を主人公とした「天上の虹」を20年以上にわたり執筆し続けている、マンガ家の里中満智子さんが講演。「記紀の編さんは、独立国として存続するための国家プロジェクトの一つであり、1300年前の人たちの感性や価値観が表れている」とその魅力を参加者に語りかけました。
その他、官服姿のせんとくんや各県のキャラクターも登場し、大いに盛り上がりました。また会場では、古事記ゆかりの県による観光PRブースが設けられ、多くの人で賑わいました。 |
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記紀の魅力を語る里中満智子さん |
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県ならの魅力創造課 |
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0742-27-8975 |
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0742-27-7744 |
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