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あらい日誌
新潟市と歴史・文化交流協定を結びました!
〜奈良を愛した會津八一(あいづやいち)が結ぶ絆〜
 2月17日、奈良県は新潟市と歴史・文化交流に関する協定を締結しました。
 奈良県が他の自治体と歴史・文化協定を結ぶのは、今回が初めてです。
 奈良県と新潟市は、新潟市出身で、古都奈良をこよなく愛した歌人 會津八一の歌や書画などを通して、民間活動を中心とした交流を進めてきました。互いの歴史文化へのさらなる理解を深めるため、このたび、奈良まほろば館で「奈良県と新潟市の歴史・文化交流に関する協定」を締結しました。
 荒井正吾奈良県知事は「これを契機として、新潟市と奈良県がお互いの歴史、文化への理解を深め、交流の絆を深めていきたい」と挨拶しました。その後、新潟市會津八一記念館館長の神林恒道(かんばやし つねみち)さん、編集工学研究所所長の松岡正剛(せいごう)さんを交えて、座談会を開催しました。

 今後、音楽、美術など文化芸術交流事業の実施や、学術研究・調査や歴史・文化資源の活用に関する情報や知見の交換、東アジアとの交流の推進などを進めていきます。こうした取り組みを通して、奈良県民や新潟市民がお互いの歴史・文化への理解を深め、絆をいっそう強めるとともに、新しい価値を創造し、魅力を高め、誇りにしていくことを目指しています。

 今年度は、締結記念事業として、5月19日に県立図書情報館で、神林恒道館長による講演、會津八一記念館収蔵品および「會津八一の歌を映す」写真コンテスト入賞作品の展示を予定しています。新潟市でも會津八一記念館で、県立図書情報館の千田稔館長による講演、「入江泰吉没後20年 會津八一と入江泰吉」展の開催が予定されています。
協定締結式のようす。荒井知事と篠田昭新潟市長
   
座談会のようす。左から神林恒道さん、篠田市長、荒井知事、松岡正剛さん
會津八一(明治14年〜昭和31年)
 新潟市生まれ。大正・昭和期に活躍した歌人。明治41年(27歳の時)に初めて奈良を訪れてから、奈良美術の研究を始め、生涯に35回奈良を訪れた。會津八一の歌碑が、県内16か所に17基設置されている。
會津八一
會津八一
會津八一
猿沢の池にある會津八一の歌碑。猿沢池に身を投げた采女の伝説をもとに詠んだ歌。
「わぎもこが きぬかけやなぎ みまくほり いけをぬぐりぬ かささしながら」
問 県文化・教育課
tel 0742-27-8478
fax 0742-22-7215


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〜頑張ろう 日本、奈良県人〜
日本の原点 奈良から活力を発信!
 2月10日、奈良ロイヤルホテルで第1回奈良県人会全国大会を開催しました。
国内だけでなく海外からも奈良県に縁(ゆかり)のある約320人が結集し、奈良に思いを寄せ交流を深めました。
 第1部の式典では、主催者を代表して、本大会の実行委員長であり、神戸奈良県人会会長の相馬達雄(そうまたつお)さんが「奈良が日本の原点です。奈良を愛する者、奈良に縁のある者が今後とも結集して、奈良から日本に活力を発信したい」と呼びかけ、荒井知事も「全国の奈良県人会をするのは初めてのことです。ふるさとの思い出・香りを精一杯お楽しみください」と挨拶しました。
 続いて、国中憲治(くになかけんじ)奈良県議会議長が「本日の交流の場を通して絆を深め、ふるさと奈良の良さを再認識していただき、全国・海外へ向けて、奈良を積極的にアピールしてください。ようこそお帰りくださいました」と歓迎の言葉を述べ、各地の県人会の活動内容などが紹介されました。
 次に、新しく発足したニューヨークと大連(だいれん)の奈良県人会の代表、そして発足準備を進めている九州の世話人代表へ荒井知事からお祝いの花束が贈られました。
 また、東海奈良県人会副会長の上田正明さんが激励の言葉を述べた後、全国の奈良県人会を代表して、東京奈良県人会副会長の木村忠雄さんより、荒井知事に紀伊半島大水害見舞金が贈呈されました。
 最後に、奈良県人会の交流の推進や、奈良の発展への貢献などが盛り込まれた大会宣言を大阪奈良県人会会長の中井政嗣(まさつぐ)さんが読み上げた後、出席者全員で復唱し、式典は閉会しました。
 第2部の交流会では、北海道から出席いただいた新十津川町長の植田満(みつる)さんに乾杯のご発声をいただき、生駒市在住の宮川大助・花子さんやOSK(オーエスケー)によるステージショー、せんとくんと平成伎楽団(ぎがくだん)によるパフォーマンスなどが行われました。また、OMC(オーエムシー)十津川太鼓倶楽部「鼓魂(こだま)」の演奏が会場に響く中、書道家の有宗蘭園(ありむねらんえん)さんが、大会テーマでもある「絆」の文字を力強く書きあげ、ステージに掲げられました。
主催者挨拶をする神戸奈良県人会相馬会長
   
主催者挨拶をする荒井知事
   
左からニューヨーク奈良賢人会(けんじんかい)の岩崎優(ゆう)さん、大連奈良県人会会長の阿片(あがた)康弘さん、九州世話人の大島敏業(としなり)さん
   
大会宣言を読み上げる大阪奈良県人会中井会長
   
OMC十津川太鼓倶楽部「鼓魂」の演奏などアトラクションが行われた。
 奈良県人会は、明治26年(1893年)に発足した東京奈良県人会(当時、東京大和会(やまとかい))を始め、東海、大阪、神戸、広島にあり、現在、九州でも奈良県人会設立に向けて準備が進められています。また海外には、ブラジル、上海(しゃんはい)、大連、ニューヨークの4つの奈良県人会があります。
問 県秘書課
tel 0742-27-8312
fax 0742-24-7700


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