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奈良印良品
 
世界の製造現場を支えるコーティングマシーンのトップ企業
 

ヒラノブランドの向上を目指す社員のみなさん

世に出る新商品にはヒラノの機械装置が多く使われているんですね。
 例えば、液晶ディスプレイには、画像の表面反射や映り込み、反射光を抑える反射防止フィルムが使われています。これは、化学物質の溶剤を素材(フィルム)に塗り、多様な機能を持たせた「薄い膜」を何種類も貼り合わせたものです。この「薄い膜」をつくり、貼り合わせる機械装置を造っています。

最先端をいく技術力は、世界でもトップだと伺いました。
 広幅な素材(フィルム)に、ミクロン(注1)単位で均一に溶剤をコーティングするには、精密な技術が必要です。
 携帯電話や液晶テレビ、自動車から湿布薬、食品包装等で、「塗る」「貼る」「乾燥する」「成膜する」といううちの技術と機械が、さまざまな産業を支えているんですよ。
 また、うちは一品一葉の完全受注生産です。そのため、お客様の要望に十分お応えできるよう、世界最大規模のテスト設備も備えています。

注1)1ミクロン=1mmの1000分の1

中でもヒラノが誇る機械装置はなんですか?
 今や携帯、ノートパソコンなどのモバイル系からハイブリッド、電気自動車などの環境対応車、各種産業機械などあらゆる分野で利用されているリチウムイオン電池。電池内をイオンが移動できるよう、フィルムに溶剤を塗工するうちの装置は、世界最高速で仕上げることができ、世界最多の納品実績を持っています。


リチウムイオン二次電池対応のテスト機

今後の目標はなんですか?
 リチウムイオン電池の市場が拡大する中で、ヒラノの技術力を高め、精度や品質を高めていきたいと思います。また、次世代の発光体とされる有機EL(注2)の開発にも力をいれていきたいですね。

注2)低電力で高輝度の発光が得られるなどの利点があり、液晶テレビやプラズマテレビに代わる次世代の薄型テレビ、照明機器などの材料として期待されている。


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