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県政HOTニュース
あらい日誌
“日本の未来”応援会議 〜小さな企業が日本を変える〜
 日本経済を支える中小・小規模企業は、現在、内需減少、震災、円高などの影響を受け、厳しい環境にあります。“日本の未来”応援会議は、国(経済産業省)が地方の中小・小規模企業が抱える問題や課題について経営者の生の意見を幅広く聞き、企業の経営力や活力の向上、今後の施策のあり方について話し合う会議で、これまで、全国31地方都市で開催されています。
 5月20日、奈良市の県新公会堂で、県内中小企業団体や商店街関係者などが参加し、応援会議が開催されました。柳澤経済産業副大臣の開会挨拶の後、荒井正吾奈良県知事が「県内産業の活性化は県政の大きな課題の一つ。いろんな発想や考えを参考にして、奈良の産業の振興につなげたい」と挨拶しました。
 会議では、株式会社タカトリ 取締役営業本部長の増田さん、株式会社丸果(まるか)代表取締役社長の山根さん、株式会社今村石油店 取締役の今村さんが、現場の率直な意見として、中小・小規模企業をめぐる実態・課題などの事例発表を行いました。
 続いて、県内の小規模企業、ものづくり、建設業、商店街、サービス業の経営者から、国に対し、企業が抱える人材の確保、資金調達や海外への販路開拓の問題、さらには、平成22年に閣議決定された「中小企業憲章」(※)で謳(うた)われている小規模企業への一層の配意などに関する要望があり、活発な意見交換が行われました。
 なお、会議で出た意見等については、中小企業庁において6月中旬にとりまとめ、今後の中小企業施策に活かされることになっています。
挨拶する荒井知事
   
企業の現状や課題、国への要望を述べる経営者
 
(※) 中小企業を「経済を牽引する力であり、社会の主役」と位置づけている。
問 県工業振興課(開催支援)
tel 0742-27-7005
fax 0742-27-4473


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奈良県障害者スポーツ大会 開催
 5月27日、澄み渡る晴天の中、県立橿原公苑陸上競技場において第12回奈良県障害者スポーツ大会陸上競技会が開催されました。
 第12回奈良県障害者スポーツ大会は、4月22日のバスケットボール、ソフトボールを皮切りに、延べ5日間にわたり多くのボランティアの方々の協力のもと開催されました。本大会は、障害者スポーツを広く振興するとともに、スポーツを通して県民の障害者に対する理解を深め、障害者の社会参加の促進と障害者福祉の増進のため、開かれているものです。
 大会に先だって、大会名誉会長の荒井知事が、選手にエールを送りました。
 続いて、選手を代表して御所市の岸元慈(めぐむ)さんが選手宣誓しました。その後、競走、跳躍、投てきの部に分かれて各競技が行われ、走り高跳びでは、橿原市の岡林正紀(まさき)さんが、未公認記録ながら、日本最高記録(1m83cm)の好成績をおさめました。
 今回の大会出場者の中から、その成績等を参考にして、第12回全国障害者スポーツ大会「ぎふ清流大会」(10月13日〜15日開催予定)への出場選手が選考されます。
選手宣誓をする岸元慈さん
   
投てき競技「ジャベリックスロー」で投げた距離を競い合う
問 県障害福祉課
tel 0742-27-8517
fax 0742-22-1814


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紀伊半島大水害からの復旧・復興に向けた合同会議を開催
 昨年の台風12号により、南部や東部を中心に県内では百年に一度ともいわれる甚大な被害が発生しました。6月5日、東京で、この災害からの復旧・復興を推進するため、3回目となる国と三県(奈良県、三重県、和歌山県)の合同会議が開催されました。
 この会議は、昨年10月に、荒井知事の呼びかけにより、国土交通省・農林水産省など八つの省庁と紀伊半島の三県が合同で立ち上げたものです。紀伊半島大水害からの復旧・復興を推進するための提案や検討を行っており、今回が3回目になります。
 このように、複数の県と国の関係省庁が、チームを作り、個別の災害からの復旧・復興に取り組む手法は、今後の災害対応の新たなモデルとなるものです。
 会議では、土砂ダムの緊急工事や災害に強い道路の新規事業化など、これまでの取り組みと成果を振り返りました。また、今回の災害の教訓を次の災害に生かすため、三県から国に提案した法令等の改善について、国の検討状況も報告されました。
深層崩壊によりできた河道閉塞(土砂ダム)
   
会議で発言する荒井知事
問 県復旧・復興推進室
tel 0742-27-7512
fax 0742-27-5210


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