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県南部の吉野地方は、室町時代(今から約500年前)から、木を植えて育てている、日本で最古の地域といわれています。中でも、吉野スギは、日本の人工林で三大美林の一つといわれ、色つやや香りがよく、木目に節がなく美しい、などの優れた特長がある、国内有数の高級材です。
しかし、この20年間で、景気の落ち込みや外国産の輸入木材の影響で、スギをはじめ木材生産量は、およそ3分の1に減っています。
木は、①床や壁に使うことで足への負担を減らし衝撃を和らげてくれる、②ダニや細菌を寄せつけにくい、③再生産・再利用が可能なリサイクル材料であるなど、健康にも環境にもやさしい優れた材料です。そのため、最近は、木材利用の価値が見直され、全国的にも木を使う取り組みが進んでいます。
美しく、強い奈良の木(県産材)の良さを多くの人に知ってもらい、住宅や身近な道具などに奈良の木を使ってもらうため、県では、新たに奈良の木ブランド課を設置して利用拡大に努めています。 |
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植林して250〜280年のスギ林 |
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県産材の使用量に応じて一定の金額を助成します。 |

県産材を利用した家(イメージ) |
「公共建築物における“奈良の木”利用推進方針」を策定し、公共建築物の木造化および内装等木質化を推進します。 |
③ |
県産材であることの産地認証や品質保証制度を推進 |
県内で育ち、品質が確かな「奈良県地域認証材」の利用拡大を進めます。 |
④ |
県産材を利用したみやげ物開発や木製品の商品化など |
「奈良らしい」みやげ物の開発や県産材の特徴を生かした木製品の商品化に向けて取り組みます。 |
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県奈良の木ブランド課 |
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0742-27-7470 |
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0742-27-1070 |
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