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奈良県は、多くの文化財とともに育まれた歴史ある風土と、豊かな自然環境が融合した、日本でも類を見ないところです。そして、県民の方々のたゆまない努力によって、その美しい景観が守り育てられてきました。 そのような奈良の景観をより多くの県民の方に楽しんでいただくため、県では名所のさらなる魅力向上や、新たな名所づくりに向け、「植栽計画」の策定に取り組んでいます。 この特集では、その取り組みを紹介します。 |
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前のページで、今年度取り組む内容を見てきましたが、そもそも植栽によって景観を良くすることで、県民の皆さんにどのようなメリットがあるのでしょうか。
植栽されると、春の桜や秋の紅葉など、普段見ている景色が四季折々で変化します。そのような彩りの変化によって、見る人の目は和み、心にゆとりや安らぎが感じられます。
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このように景観は、私たちの生活にとって大事なものですが、景観の重要な要素となる樹木や花木等の植栽には現在、次のような問題点があります。 ①魅力の低下 花の名所などで、木々が弱ってきていたり、文化遺産の周辺で竹林化が進むなど、素晴らしい眺望景観のある場所で、その魅力が低下してきています。 ②やすらぎの空間の減少 田畑やため池など、以前は安らぎを与えてくれた空間が、都市化が進んだことなどにより、少なくなっています。 ③景観の阻害 景観に配慮した維持管理が十分でない道路・河川等の公共施設や、手入れされなくなった里山・農地・未利用地などによって、景観が阻害されています。 ④努力の不足 歴史遺産など観光名所をより一層魅力的に見せるための工夫や努力が十分でないため、観光客が減る一因になりかねないとも考えられます。 |
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取り組みの方向性 以上の問題点を解決するために、主に道路や河川などの公共施設や公有地を中心に、景観に配慮した植栽管理によって現在の花の名所周辺等の魅力を向上させるとともに、植栽によって新たな名所をつくることを目指します。 植栽計画の策定 その方法として、まず、歴史遺産と周辺の自然で構成された素晴らしい景観や、花の名所などを中心に、県内をいくつかのエリアに分け、そのエリアごとに景観の現状を調査します。 その上で、専門家の助言を聞きながら植栽の方法や場所等を検討し、来年度中に「植栽計画」を策定します。 そして、景観の魅力向上の方向性が見えてきたエリアから順次植栽していきます。今年度取り組む内容はこちらで紹介した通りです。 |
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