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奈良印良品
 
庶民のくだもの「スイカ」の種は奈良から
 
全国で販売されるスイカの種の8割以上が奈良県生まれ。
国内生産販売日本一の萩原農場がスイカにこだわり改良を続けて業界をリード。
 
「スイカのことなら任せて!」という農場の皆さん

いろんな種類のスイカがありますね。
 そうなんです。うちでは、スイカやメロンの品種改良をしているんです。優れた性質を持つ品種を掛け合わせて、互いの良い部分を受け継ぐ新たな品種を生み出しています。そしてその種を全国へ販売しています。甘くておいしく、生産者にとって作りやすいスイカの種をね。


夏には、ずらりとスイカが整列。なかでも、糖度が高く品質が安定している「祭ばやし」が好評。

スイカの種はどうやって採るのですか?
 果肉と一緒に採り出し、洗浄・消毒をして、自然に乾燥します。そして選別機にかけた種を乾熱消毒し発芽試験をしたものを、最後は手作業で色や大きさを一つ一つ選別して袋詰めします。
 うちでは、親となる品種の種づくりをしていて、産地農家が使う種づくりは少なくなってしまいましたが50軒近くの契約農家さんにやってもらっています。種の純正を守るため、これからも地元奈良で採種の仕事を残していきたいと思っています。


原種の種が混じらないよう、1玉毎に種を採り出す。

創業者はおじいさんだと聞きましたが。
 昔、奈良は「大和スイカ」の産地でした。生産者だった祖父は、県農業試験場(当時)で品種改良をしていた当時では珍しく、甘くて、作りやすい品種「一代交配種富研号(いちだいこうはいしゅふけんごう)」を昭和11年、民間で初めて発表し、その後、農林省(当時)種苗名称登録をすることで、その名が全国に広がりました。祖父は、全国的なスイカ生産者の集まりである「富研連盟全国協議会」を作るなど、生産者のための品種改良と栽培技術を研究し続けたんです。
 私も先代やスイカに携わる人たちの思いを引き継ぎ、全国の産地へ種を安定供給していきたいです。

ご苦労されていることは?
 何代も交配を重ね、バイオテクノロジーを駆使して品種改良を続けるなど、時間と労力が必要です。狙いどおりの品種かどうかは果実ができるまでわからないので、新品種が誕生するまで、10年程かかるんです。狙いどおりのスイカができた時はうれしいですね。苦労というか楽しみですよ(笑)。

今後の目標は?
 品種改良に限界はなく、常に市場のニーズに合う品種を生み出すのはもちろん、スイカが持っている限りない可能性を引き出していきたいですね。


スイカの持つ保湿成分と美白効果を生かした石鹸を開発


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