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奈良印良品
 
世界で初めて熱冷却シートを作った会社が奈良県にあった!
 
「スイカのことなら任せて!」という農場の皆さん

風邪を引いたときには欠かせないこのシートを世界で初めて作られたんですか?
 はい。うちは製品を作って大手の製薬会社に提供し、その製品を大手のブランドで販売するというOEM(オーイーエム)を行っています。ですので、皆さんが普段使われている商品も、名前は出ていませんが、実はうちが作っているということがあるんです。


熱冷却シート

今では化粧品として定着したフェイスマスクも、世界で初めて作られたのはこちらだとお聞きしましたが。
 そうなんです。いずれもうちが開発した「SOL in GEL(ゾルインゲル)」技術を使っています。もともとは、会社を大きくするために、これまでの湿布の弱点を克服した新しい湿布を作ろうと開発した技術なんですけどね。これにより固定するテープがなくてもぴったりとくっつき、薬の効果も肌によく浸透する、現在の基本となっている湿布ができました。私が社長になったときは従業員1人で、県内165ある製薬会社の中で163番目の零細企業でしたから必死でしたよ(笑)。


フェイスマスク

えッ!?従業員1人からのスタートだったんですか?
 はい。従業員と私の2人だけでは他企業に営業力では勝てない、開発力で勝負と思い開発を始めました。でも思ったような湿布はなかなかできなくて、来る日も来る日も失敗作を軽トラックに積んで捨てる日が8年続きましたね。

8年もですか!?
 ほんと人生のかけでした。「SOL in GEL」技術を開発してからは、おでこから落ちていかない氷のうはできないかと思い熱冷却シートが生まれ、肌に直接届く効果的な化粧品はできないかと思いフェイスマスクが生まれました。今では数多くの特許も取って、大企業とも戦えるようになりましたよ。

それでは最後に、入社を希望する人へメッセージをお願いします。
 うちは“ないものは創る”の精神のもと、素直で謙虚に学ぶ姿勢を大切にし、何事に対しても前向きに取り組む意欲ある人を求めています。現地採用を基本に考えていますので、世界の人々にとって役に立つ商品を一緒に生み出していきましょう!


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