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平城遷都1300年記念 アジアコスモポリタン賞 授賞式
 この賞は、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA(エリア))が創設した国際賞です。
 2010年に奈良で行われた「ERIAリージョナルネットワークフォーラム」を契機に発案され、平城遷都1300年を記念して創設されました。東アジア共同体形成に貢献する、優れた活動をした個人・団体に、2年に1度、発案の地、奈良県で授賞するものです。

左から、ERIA事務総長の西村さん、大賞のパニチャパックさん、経済・社会科学賞のアンダーソンさん
文化賞の井上さん、メモラブル賞の故スサストロさんの代理のスクマさん、荒井知事
 昨年12月18日、県新公会堂(奈良市)で、第1回 平城遷都1300年記念アジアコスモポリタン賞授賞式と記念フォーラムが行われました。
 大賞に選ばれたスパチャイ・パニチャパックさん、経済・社会科学賞のベネディクト・アンダーソンさん、文化賞の井上雄彦(たけひこ)さん、メモラブル賞の故ハディ・スサストロさんの代理であるリザル・スクマさんらに、西村英俊(ひでとし)ERIA事務総長と荒井正吾奈良県知事から、吉野杉製の盾などが贈られました。
 その後、受賞記念フォーラムが行われました。荒井知事は、「これを機会に、奈良とアジアの縁が深まるように期待しています。また、奈良が東アジアの発展に貢献できるチャンスがあれば幸せです」と挨拶。300人を超える参加者を前に、アセアン事務総長のスリン・ピッスワンさんによる基調講演や受賞者による記念講演、対談などが行われました。
 また、19日には、受賞者による特別講義が行われました。帝塚山大学ではパニチャパックさんが「アジアと世界における貿易と投資」について、奈良女子大学ではアンダーソンさんが「アジアのナショナリズム」について、それぞれ学生たちを前に講演しました。
東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)とは?
 東アジア地域の経済統合推進に向けて、政策研究・政策提言を行う国際機関です。
 アセアン加盟国と、日・中・韓など16か国の研究機関で構成され、本部はジャカルタのアセアン事務局内にあります。経済統合の深化・経済格差の是正・持続的経済発展の3つを柱に研究活動を実施しています。
大賞
スパチャイ・パニチャパックさん
タイ副首相、世界貿易機関(WTO(ダブリューティーオー))事務局長などを歴任。2005年から国連貿易開発会議(UNCTAD(アンクタッド))事務局長。国際機関での働きにより世界におけるアジアの存在感が高まった点、一貫して自由貿易を支持する姿勢などが評価されました。
経済・社会科学賞
ベネディクト・アンダーソンさん
アメリカ・コーネル大学政治学部名誉教授。著書「想像の共同体:ナショナリズムの起源と流行」が34言語に翻訳され、代表的な研究書となっている点、大学での東南アジア研究を通じて、多方面で活躍する人材を輩出している点などが評価されました。
文化賞
井上 雄彦さん
漫画家。
国内発行部数1億部を突破し23か国で翻訳されている「スラムダンク」や、「バガボンド」などの作者。さまざまな地域の人々に受け入れられる「漫画芸術」の確立・啓蒙・普及に、著しい成果を上げた業績が評価されました。
問 県東アジア連携課
tel 0742-27-5821
fax 0742-22-1260


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古事記を楽しく読めますよ!
〜古事記出版大賞〜
 昨年12月23日、県新公会堂で、「古事記出版大賞」の表彰式と、受賞者による記念シンポジウムが行われました。


古事記出版大賞
古事記(別冊太陽日本のこころ194)(平凡社)
 
 日本最古の書物である「古事記」が完成して1300年にあたる昨年から始まった「記紀・万葉プロジェクト」。その一環として、古事記の魅力を多くの人に伝える優れた出版物を「古事記出版大賞」として表彰しました。
 荒井知事が「古事記完成の地である奈良県で、多くの人に古事記に親しんでもらうための取り組みができないかと思い、この賞を創設しました」と挨拶。大賞には、より多くの人に古事記の魅力を分かりやすく伝えるものであることなどが評価され、「古事記(別冊太陽日本のこころ194)」(平凡社)が選ばれ、その他優秀な4作品が選ばれました。
 受賞者による記念シンポジウムでは、稗田阿礼(ひえだのあれ)が読み上げたものを、太安万侶(おおのやすまろ)が筆録したことにちなみ、「古事記は声に出して読んでみると面白い」といった楽しみ方や、「物語を知ると、何でもない池や野原が、神秘的なものに見えてくる」といった楽しみ方が紹介されました。
 

主催者挨拶をする荒井知事

表彰式のようす
 
 各賞受賞作品 
太安万侶賞
日本を読もう わかる
古事記(西日本出版社)
しまね古代出雲賞
はじめての日本神話
―「古事記」を読みとく
(筑摩書房)
稗田阿礼賞
古事記
 不思議な1300年史
(新人物往来社)
宮崎ひむか賞
古事記 神々の詩
(鉱脈社)
問 県ならの魅力創造課
tel 0742-27-8975
fax 0742-22-8012


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古事記を楽しく読めますよ!
〜古事記出版大賞〜
 昨年12月8日と9日の2日間、第3回目となる奈良マラソンが開催されました。今年もスペシャルゲストとして、オリンピックメダリストの有森裕子(ありもり ゆうこ)さんに参加していただきました。
 平城遷都1300年祭記念として始まった「奈良マラソン」。世界遺産「古都奈良の文化財」に囲まれたコースを走る、全国でも有数のマラソン大会です。
 荒井知事が「奈良は雪景色で皆さんを迎えています。完走を目指して頑張ってください!」と挨拶。8日の3kmジョギング、9日のフルマラソンと10kmマラソン、合わせて約1万5000人のランナーが全国から集まり、古都奈良を駆け抜けました。
 フルマラソン男子の部では、王寺町職員の平田治(おさむ)さんが2時間24分24秒で、昨年に続き優勝。女子の部では、三重県菰野(こもの)町の田畑郁恵(たばた いくえ)さんが2時間43分16秒の大会新記録で、2回目の優勝を果たしました。
 4000人を超えるボランティアが給水・給食活動などでランナーをサポートし、沿道ではたくさんの人が応援するなど、大会は大いに盛り上がりました。
 
奈良マラソンのねらい
多くの人が集まり、宿泊するなど、奈良の地域活性化になる。
奈良マラソンに出るために、運動したり、バランスの良い食事を取ったりして、県民の健康長寿につながる。
 
号砲を鳴らす荒井知事と、ランナーを激励する有森裕子さん
   
 
   
世界遺産に囲まれたコース。鹿も応援に来ました。
問 奈良マラソン実行委員会事務局
tel 0742-81-8752
fax 0742-81-8756


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