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| 壮大な建築を誇る本堂。本尊十一面観音菩薩像は昔も今もあつい信仰を集めている。 |
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牡丹の花で有名な長谷寺。冬に咲く牡丹も訪れる人たちの心をなごませてくれる。
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| 昔、京の都に貧しく身寄りのない若い男が住んでいた。その男が、奈良の長谷寺(はせでら)の観音さまのご利益(りやく)で、とんとん拍子に運が開け、ついに長者になったというめでたいお話。 ある日、男は、霊験(れいげん)あらたかと、都で評判の長谷寺へ詣(もう)でた。参籠(さんろう)して21日目の明け方、夢に僧が現れ、「寺を出て、手に触れたものは観音さまからの戴(いただ)き物と思って歩け」と告げた。 寺を出た男は、大門のあたりで転んだ。起き上がった時につかんでいたのが、一本の藁。 歩くうち、アブが顔のまわりをうるさく飛ぶ。彼はアブを捕らえ、その腰のあたりを藁でくくって持ち歩いた。 そこに京の都から来た高貴な女性の車が通り、中の幼児がそれをほしがった。アブのついた藁を渡すと、お礼にみかんを3つくれた。 次に、咽(のど)が渇いて歩けなくなった旅人に出会う。「水をくれ、死にそうだ」。男がみかんを渡すと、旅人は元気を取り戻した。お礼は布三反。 次の日、立派な馬に乗った男が通りかかったが、馬が突然、死んでしまった。男は馬を布一反と交換し、長谷寺に向かって「生き返らせて」と祈ると、馬は起きあがった。 男は、残りの二反の布で鞍(くら)と馬の餌(えさ)、自分の食べ物を買った。 さて、いよいよ京の都に入るという時、忙しく遠国(えんごく)への旅立ちの準備をしている家があった。「この馬を買いませんか」と男が言うと、家の主人は大喜び。田一町と米少々を得た。 その田から米を収穫し、男はやがて長者になったという。
本尊の十一面観音菩薩(ぼさつ)像は高さ約10メートル。寺は初夏を彩る華麗な牡丹(ぼたん)で知られるが、冬は、藁囲いの中で咲く赤や薄紅、黄色の冬牡丹、寒牡丹が可憐(かれん)である。 |
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長谷寺
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0744・47・7001
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