第２５回奈良県教育懇談会（議事速報）

　　　　◇日　時　　 平成１９年　３月２０日(火)　 9：30〜12：00
　　　　◇場　所　　 共済会館　やまと（奈良市鍋屋町15）　　　

◇議事概要
　（１）討議されたテーマ
　　○平成18年度教育改革の取組状況について
　　　　教育改革についての学校における取組状況と県教育委員会の取組状況を一覧資料に基づい
　　　て討議
　　○奈良県らしい教育システムについて
　　　　新しい教育制度（小中一貫教育、中高一貫教育、コミュニティスクール）について討議
　
　（２）主な意見は次のとおり
　　○平成18年度教育改革の取組状況について
　　　・実施率（取組学校数）の評価だけではなく、成果の内容についての質レベルの検証も必要。
　　　・教育目標の達成度を公表すること、健康三原則を習慣づけることを各学校は積極的に進め
　　　　るべきであり、このことについて県教育委員会はしっかりとした問題意識を持つこと。
　　　・職場体験等の機会増加など、勤労観・職業観を醸成する教育の充実に一層努められたい。
　　　・習熟度別授業の実施率が低い状況について
　　　　・一部教科だけ実施するのでは効果が上がらないのではないか。原点に戻って検討すべき。
　　　　・公立学校で習熟度別授業を実施するには、平等主義的な意識が強すぎるのではないか。
　　　　・習熟度別のクラス分けや指導の手法では、子どものメンタル面でのフォローが必要。
　　○奈良県らしい教育システムについて
　　　・特に、中学校が抱える課題（問題行動の件数や不登校生徒の数、学習へのつまずき等）を
　　　　解決する一つの手法として、新しい教育システム導入について検討するということには意
　　　　義がある。
　　　・この課題の討議には、委員の間に各制度についての正確な理解・認識が必要。そのため、
　　　　県内や全国の取組事例の紹介や教員・保護者等の感想・評価等を知りたいし、参考になる
　　　　先行事例など、討議の基礎となる資料の充実を求めたい。
　　　・新しい教育システムは教育の多様化を意味するものであり、学校選択制やチャータースク
　　　　ールにまでつながっていく可能性がある。次回以降で討議を深めたい。

◇今後の予定
　　　次回の懇談会では、奈良県らしい教育システムについて討議を行う予定。開催時期は未定。

　　初回からの懇談会の議事概要をＨＰにて公開中、奈良県教育懇談会へのご意見も募集中

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