第7回奈良県教育懇談会(平成13年10月23日付 議事速報)
◇懇談会日時
平成13年10月22日 13:30〜16:00
◇場所
奈良市法蓮町757-2「春日野荘」
◇議事概要
○「高校教育、職業教育」について
- 教員の資質について、子どもに分る授業ができる資質(教えるスキル)と知性(インテリジェンス)とは違うもの。このスキルが重要で、この部分の教員研修を深めるべきだ。
- そのために、教育委員会として公式な研修はもちろん、教員が自主的に行う研修の場の設定も大切だ。
○「大学教育、生涯学習」について
- 大学教育の今の課題は社会のニーズにあっていないこと。原因は大学自治に名を借りて改革に向って動かない体質にある。教授全員に拒否権がある現状だ。
- 大学の講義を公開すること、社会経験を積んだ人材を入れること、これが公開と競争の時代に適合する。
- 高校が今、モラトリアムになっているが、大学も同様だ。
- 大学がエリート教育機関から大衆教育機関に変った。親のニーズは大卒という名分だけで中身はない。
- 大学としてアドミッション・ポリシーを高らかに宣言すべきだ。
- 中国、インドでは大学生が、何故、バイオを学ぶのか、ナノテクを学ぶのか、膨大な人口を養うためという明確な意識をもっている。日本にはそれがない。
- 大学をもっと社会に公開してほしい。講義も公開してほしい。社会人が誰でももっと簡単に大学には入れたらいいのに。
- 最近増えている社会人学生は、青年学生にとても良い影響を与えている。
○「教育改革のための中間提言」(案)について
※原案(以下に掲載)どおりで了承。
※会長から後日改めて藤原教育長へ提言書を手渡す。
○県民「5.000人アンケート」調査の設問項目(案)について
※大筋の設問項目は原案どおりで了承。
※具体的な進め方、表現方法については、委託業者も含めてさらに詳細にチェックする。
◇次回の開催について
※アンケート調査の進み具合を見て、改めて調整。従って次回は未定。
◇備考
- 初回からの懇談会の議事概要をHPにて公開中。奈良県教育懇談会へのご意見も募集中
- URL → http://www.pref.nara.jp/somu-k/kondankai/
- 教育懇談会メールアドレス → somu-k@pref.nara.jp
教育懇談会トップページへ戻る