第 129 号

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          発行:奈良県教育委員会事務局
    http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1691.htm
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「E−夢 はっしん!」第129号html版
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no129.html
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【 巻 頭 言 】
 ○ カンボジアの教育から思うこと (奈良教育大学教授 森本弘一)

【 教育委員会の動き 】
 ○ 「いきいき学校掲示板!」募集! (総務室)
 ○ 平成21年度 県立高校入学者募集人員を発表しました! (県立学校企画調整室)
○ 人権教育推進リーダー研修会 (人権・社会教育課)
○ 国民体育大会奈良県選手団について (保健体育課)
○ 全国高校総体に向けての動き(4) (全国高校総体開催推進室)

【 今、学校では・・・ 】
 ○ 学校をサポートする体制づくり (生駒市立生駒東小学校長 山本公一)

【 はっしん! みんなの夢 】
○ 夢に向かって「微風への挑戦」
   (県立王寺工業高等学校 無線部 情報電子工学科 2年 谷口一成
    電子機械工学科 2年 清本大介、吉村史也)

【 学びのあしあとー子どもたちとともにー 】
○ 働く喜びや自己肯定感を高めるための農園芸の授業を目指して
                 (県立奈良西養護学校教諭 辰巳武志)

【 高校生の Viva! My Way 】
○ 東へ500キロ、北へ1000キロの旅
     全国の仲間たちと交流し、競い合った貴重な夏休み
     (県立高円高等学校 コーラス部2年 今西梨緒、菊池芽依
             デザイン科3年 出井あゆみ、森本千晶、吉田惠以香)

【 総体寸話 第8回 】
○ 競技紹介「バレーボール」  (全国高校総体奈良県実行委員会事務局)

【 お知らせ 】 【 新着情報 】 【 県政公開ニュース 】 【 編集後記 】

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 【 巻 頭 言 】
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           カンボジアの教育から思うこと
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                   奈良教育大学 教授 森本 弘一

 私は、カンボジアの理科教育を支援している。カンボジアは、内戦が20年
以上も続き、教育施設、教育人材など教育環境が破壊されてしまった。内戦
終了後、多くの国々が支援を行い、治安も改善し、経済も成長している。

 しかし、首都プノンペンでもカンボジア語の科学の本を売っている書店は
皆無である。カンボジア語の科学の本は学校の教科書のみである。教科書は
全ての児童生徒が持っているとは限らないので、実験観察が中心のはずの理
科の授業でも、教科書の内容をノートに写して暗記することが中心となる。
書店に科学の本がない理由は、買う人がいないからである。もし出版されて
も、市内にはコピー店が多く、すぐにコピーされてしまうのである。

 途上国と言われた明治の日本がカンボジアと違うのは、江戸時代に出版文
化が定着し、明治維新後も多くの本が出版され、市民が本を買ったことであ
る。本を執筆する人々の生活が保障され、文化・文明が発展したのである。
現在は、出版界は不況だと言われている。本を買う人が少なくなっているの
である。本が売れなければ、執筆する人たちの生活は成り立たず文化・文明
の発展が停滞する。本を読まない市民は、体系的な知識を得ることができず、
思考力を十分に育成することができない。つまり、本を読まない、買わない
ことは、文化・文明の作り手の生活だけでなく受け手側の知の衰退も意味し
ている。

 理科は、実験観察が中心であるが、中学校以上になると抽象的な思考が要
求される。抽象的な思考は読書によって醸成される。理科においても読書の
重要性が叫ばれるゆえんである。日本は、江戸時代からの日本の良さを見直
すときである。

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 【 教育委員会の動き 】
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        「いきいき学校掲示板!」作品募集!
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              総務室

 県教育委員会ホームページの「いきいき学校掲示板!」のコーナーでは、
各校から「自慢のワンシーン」や「感動のエピソード」を募集しています。
 
 昨年から、学校生活の中で見つけた感動や、自分の学校の自慢、学習の中
での発見、保護者や教職員から見た、毎日の学校生活の中でがんばっている
子どもたちの姿やいきいきと活動している子どもたちの様子等を「いきいき
学校掲示板!」に載せて紹介しています。
 これからも「いきいき学校掲示板!」の作品を通して、元気に活動する奈
良県の子どもたちのことを多くの方々に知っていただきたいと思います。
 応募いただけるのは、奈良県内の幼稚園、保育所、学校の児童生徒、幼児
児童生徒の保護者及び教職員で、応募作品はすべてWeb上に掲載しています。

 なお、掲載された作品の中から各部門において優秀作品を選び表彰すると
ともに、報道機関にも発表します。入賞(最優秀賞、優秀賞、佳作)した「
自慢のワンシーン」や「感動のエピソード」の作品については、奈良県庁東
棟1階県民ホールで展示するとともに、本メルマガ「E−夢 はっしん!」
でも紹介する予定です。

 応募締切:平成20年12月1日(月)
 対象作品:平成19年10月1日以降のワンシーンやエピソード
 注意事項:ホームページに掲載している応募票の形式にもとづき、各学校
      を通して応募してください。
作品展示:奈良県庁東棟1階県民ホールで
 平成21年1月13日(火)〜1月15日(木)

 ※応募票及び応募方法等、詳しくは、次のページをご覧ください。
   http://www.pref.nara.jp/kyoiku/ikiikikeijiban/
 
 ※お問い合わせ先  総務室(TEL:0742-27-9830)

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     平成21年度 県立高校入学者募集人員を発表しました!
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                        県立学校企画調整室

 平成21年度県立高校入学者募集人員の概要は以下のとおりです。

【全日制課程】
 昨年度と同数の32校で募集します。募集人員については、中学3年生の在
籍数が昨年度より 204人減少していることを踏まえ、昨年度より 120人減の
計 8,596人(3クラス減の 217クラス)としました。
 ○郡山高校、二階堂高校、桜井高校で各40人(1クラス)減。
 ○特色選抜では 3,756人(全日制課程の募集人員の約43.7パーセント)募
  集。

【定時制課程】
昨年度と同数の6校で計 442人(昨年度同数)募集します。
 ○大和中央高校(三部制単位制)で 225人募集。
○他の定時制課程(夜間)設置校で 157人、市村立分校(昼間)で60人募集。

【通信制課程】
大和中央高校で昨年度と同数の 150名募集します。

 詳しくは次のページをご覧ください。
http://www.pref.nara.jp/gakko/nyu_index.htm

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        人権教育推進リーダー研修会を実施
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                         人権・社会教育課

 奈良県教育委員会では、平成20年2月に「人権教育の推進についての基本
方針」(以下、「基本方針」)を策定しました。その理念への理解を深め、
学校教育における人権教育推進体制づくりを進めるため、人権教育推進担当
教員を対象に、本研修会を実施(校種別・計4回)しました。
 研修会では、人権教育推進のコーディネーターとしての資質向上を図り、
「基本方針」の説明・講演・グループ別交流を行いました。
 第1回目は、野口克海さん(大阪教育大学)から、これまでの同和教育の
取組を踏まえ、今後人権教育を推進していく上で大切にしなければならない
ことなどについて、第2回目は、新保真紀子さん(神戸親和女子大学)から、
人間関係づくり・集団づくり・力のある学校づくりなどについて、第3・4
回目は、島恒生さん(畿央大学)から、一人一人を大切にする学級集団づく
りなどについて、お話をいただきました。
 グループ別交流では熱心な討議が行われ、参加者から「他校の取組を聴く
ことができて参考になった」などの声が多数寄せられました。人権教育の推
進に向けて充実した交流ができたのではないかと思います。
 今回の研修会で学んだことを生かしながら、各校で「基本方針」の具体化
に向けて、「人権教育推進プラン」に沿った取組が、さらに積極的に進めら
れることを期待します。

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           国民体育大会奈良県選手団について
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                            保健体育課

 大分県において第63回国民体育大会「チャレンジ!おおいた国体」が開催
されます。
 大会は、平成20年9月27日(土)〜10月7日(火)の11日間(一部競技は
9月11日〜15日に開催)、県内を中心に19の市・町において39競技が実施さ
れ、本県は32の競技に出場します。
 本県から参加するのは、選手・監督・役員等、総勢 363名で、選手の最年
少は中学3年生(ゴルフ、陸上、馬術)、最高齢は59歳(剣道、クレー射撃)
です。
 国民体育大会の成績は、本年2月に開催された冬季大会と、今回おこなわ
れる大会の合計得点で決定します。奈良県は男女総合成績(天皇杯)が一昨
年25位、昨年28位と目標である20位台を確保してきました。今年も全力をあ
げてこの目標の達成を目指します。
 開会式や競技の模様がテレビ、新聞等を通じて報道されます。どうぞ注目
してご覧下さい。
 奈良県体育協会ホームページ内の「フリーノート掲示板」で奈良県選手団
への応援メッセージを受け付けております。多くの皆さんのメッセージをお
待ちしています。
 いただいたメッセージについては、9月25日までにいただいたものは大会
前に各競技団体にお届けします。それ以降にいただいたものについては、大
会終了後に各競技団体にお届けします。

 ※奈良県体育協会「フリーノート掲示板」:http://www.nara-sports.or.jp/bbs.html
第63回国民体育大会ホームページ  :http://www.mejiron.jp/kokutai/

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            全国高校総体に向けての動き(4)
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                      全国高校総体開催推進室

〈「2008クリーンアップならキャンペーン」への参加〉
 親切・美化奈良県民運動推進協議会等主催の「ふるさと美化運動」に、高
校生実践活動「わっしょい倭」の生徒約 200名(16校)が参加しました。奈
良公園や橿原神宮周辺など9コースに分かれて、そろいの帽子を着用し清掃
活動を行いました。以下が活動した場所です。
 1.奈良公園
2.あやめ池駅前周辺
 3.橿原神宮周辺
 4.大神神社・芝公園ほか
 5.栄山寺付近
 6.平群町内
 7.近鉄田原本駅前周辺
 8.吉野山
 9.国道24号横田交差点付近

 10月下旬にもいくつかの学校が会場地周辺の清掃活動に取り組む予定です。

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 【 今、学校では・・・ 】
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┏━━━┓      学校をサポートする体制づくり
┃小学校┃       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┗━━━┛
           生駒市立生駒東小学校 校長 山本 公一

激しく変化する社会にあっては、今まで以上に子どもたちに幅広い学びを
提供することや豊かな社会性を育成することが求められています。そこで、
本校では、学校と保護者や地域が連携して教育を推進していこうと『学校サ
ポート体制』を構築する取組を始めました。

まず、学校が支援を必要とする内容を明確にし、3つに分類しました。
(1)学校支援ボランティア【登下校時の安全指導、図書室の環境整備・児
  童への本の読み聞かせ等】
(2)アシスタントティーチャー【家庭科のミシン・裁縫・調理、茶道や英
  語のクラブ活動、において子どもの活動を助ける】
(3)ゲストティーチャー【生活科や総合的な学習の時間に農家・老人クラ
  ブの方々と連携する】
 さらに、保護者や地域の人も参加する「サポート委員会」をつくり、新し
いニーズの検討や活動の評価、意見交換を行っています。

 このような取組で子どもたちは、以前に比べてより生き生きと積極的に学
校生活を送っているように見えます。保護者や地域の方からは、「学校のこ
とがわかり、また多くの子どもたちと直接ふれあえることがいい。また自分
が少しでも学校の役に立っていると思えることがうれしい。」という声が聞
こえてきています。今後は、さらに本校のサポート体制の充実を図るととも
に、近隣の学校との連携を進めようと考えています。

※生駒市立生駒東小学校のホームページはこちらへ
http://www.ed.city.ikoma.nara.jp/school/higasi-e/

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 【 はっしん! みんなの夢 】
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           夢に向かって「微風への挑戦」
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                県立王寺工業高等学校 無線部
情報電子工学科 2年 谷口 一成
電子機械工学科 2年 清本 大介、吉村 史也

私たちは、今年5月にアメリカのアトランタで行われた「国際学生科学フ
ェア」に日本代表として参加し「微風時における高効率風力発電用風車の研
究」でエネルギー部門世界第2位の成績を収めることができました。

 王寺工業では「ものづくり」の研究をしており、今回は「ストップ温暖化」
をテーマにエネルギー問題に取り組み、微風で効率よく回る風車の研究をし
ました。アイデアを生かした実験方法の工夫と実験器具の製作、そして多く
の実験用風車を試作しました。データの測定は納得がいくまで何度も繰り返
しました。
 プレゼンテーションは完璧になるまで長い時間をかけて練習と準備を重ね
ました。3人とも学校の授業以外では英語を使わないので、英語でのプレゼ
ン練習に苦労しました。まず、辞書やパソコンを使って自分たちなりに文章
を作り、出来た文章を先生に確認してもらい、何度もやり直しをして自分た
ちの原稿を作りました。その原稿をすべて憶えて話すのに一番苦労しました。
文章で使った単語は知らないものばかりで、一つ一つの単語の発音を憶える
のも大変でした。短い期間で原稿をすべて憶えるために、毎日夜遅くまで何
度も何度も練習し、百回以上もプレゼンの練習をしました。練習を重ねてい
くうちに苦手だった英語も簡単に思えてきて、だんだん英語が好きになって
きました。
 国際学生科学フェアでは、午前と午後に分かれ、私たちのブースに審査員
が来て採点をします。午前の部は、審査員の方にプレゼンを聞く前に質問さ
れ戸惑いましたが、午後の部はちゃんとプレゼンも聞いてもらいすごく手応
えがありました。第2位に決まったときは、心の内では自信を持っていたも
のの信じられない気持ちで思わずガッツポーズが出ていました。

 今まで、これほど時間を掛けて一つのことに夢中になったことはありませ
んでした。夢は時間を掛けて努力することで達成できるのだということを確
信しました。次回の大会では、この経験を後輩の指導に生かして世界第1位
の研究になるように頑張ります。

※この記事に関連した写真は、次のページでご覧いただけます。
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no129.html

※県立王寺工業高等学校のホームページはこちらへ
 http://www.oji-ths.ed.jp/

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 【 学びのあしあとー子どもたちとともにー 】
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   働く喜びや自己肯定感を高めるための農園芸の授業を目指して
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県立奈良西養護学校 教諭 辰巳 武志

 本校高等部には「しごと」という授業があり、発達や認識の状況に応じて
グループ編制を行い指導している。今年度、私は1グループの「しごと」の
授業で、農園芸を担当することになった。

 生徒の実態から、授業のねらいを「自分の力を発揮し、働く喜びを実感す
ること」「自己肯定感を高め、自信をもつこと」とし、以下の1〜4に留意
して指導を試みた。
 1.作業の手順理解・意味理解を十分に促す。(手順理解では、写真など
  視覚教材を用いて見通しをもたせた。意味理解では、失敗例やよい見本・
  悪い見本を絵で示すなどをして理解を深めた)
 2.事前練習(シミュレーション)をしてから作業に臨む。(手先が不器
  用、道具に不慣れな子どものため、実際に繰り返し練習した。例えば脇
  芽の仕立ては、紐を結ぶことが難しいため、針金入りのビニールタイを
  使った)
 3.作業中はポイントを言語化し、プロセスを褒める。(「根を傷つけな
  いように丁寧に植えているね」「野菜に養分がいくように、草を頑張っ
  て抜いているね」などの言葉かけ)
 4.収穫祭を計画する。(収穫自体が喜びであるが、調理実習で達成感・
  満足感を味わった)
 A君は野菜を家庭に持ち帰ると、「ぼくが作った野菜です!」と誇らしげ
にお母さんに差し出したそうである。また職場実習で、「農作業は、学校で
やっているから自信があります」と胸を張って言っていた。

 養護学校の農園芸の授業は、教師がお膳立てをしてしまったり、指示的で
受け身的な作業が多くなりがちである。しかし、活動の意味を理解し、持っ
ている力を発揮する環境を整えることで、主体的活動になり、働く喜びや自
己肯定感につながることを実感した。

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 【 高校生の Viva! My Way 】
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          東へ500キロ、北へ1000キロの旅
       全国の仲間たちと交流し、競い合った貴重な夏休み
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                       奈良県立高円高等学校

 高円高校は普通科、音楽科、美術科、デザイン科の4科を持ち、それぞれ
が刺激を与え合い、自然に囲まれたすばらしい環境のもと、思い切り自己を
表現しています。

【全国高等学校総合文化祭合唱部門】
          8月10日(日)群馬県高崎市 群馬音楽センターにて

  コーラス部2年 今西 梨緒、菊池 芽依

県下11校コーラス部からの「奈良県選抜混声合唱団」として参加。少ない
練習時間のハンディを意識の高さでカバー、歌を通して心がひとつになり、
忘れられない貴重な体験ができました。県内高校生が作詞した「古(いにし
え)の君へ」はこれが初演。伝統の継承と新しい文化の創造をめざす奈良の
メッセージを全国に向けて発信することができたと思っています。

【全国高等学校ファッションデザイン選手権大会】
            8月24日(日)青森県弘前市 弘前市民会館にて

デザイン科3年 出井 あゆみ、森本 千晶、吉田 惠以香

 通称「ファッション甲子園」と呼ばれるこの大会に高円高校は3年連続出
場。夏休みの大半を費やして準備した私たちの服はデコレーション携帯電話
をテーマにしたもので1500以上のデコパーツを使用した作品でした。プレゼ
ンテーションは当初とても緊張しましたが、本番のステージに立つとふしぎ
と落ち着きを取りもどし、うまくパフォーマンスができました。舞台裏のス
タッフの多さときびきびした動き、そして現地でのこの大会への注目度の高
さにも驚きました。

※この記事に関連した写真は、次のページでご覧いただけます。
http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no129.html

※県立高円高等学校のホームページはこちらへ
 http://www.nara-takamado-hi.ed.jp/index.html

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【 総体寸話 】   第8回
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              競技紹介「バレーボール」
               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                  全国高校総体奈良県実行委員会事務局

 バレーボールは1895年にアメリカで生まれたスポーツです。最初は「ミノ
ネット」と呼ばれていたのですが、テニスの「Volley(ボレー)」という言
葉を使い、「VolleyBall(バレーボール)」と呼ばれるようになったそうで
す。日本には1910年頃に伝えられ、東京オリンピック(1964)で「回転レシ
ーブ」、ミュンヘンオリンピック(1972)では「時間差攻撃」などの独自の
技を編み出し、国民的スポーツとなりました。また、6人制だけでなく、9
人制もさかんに行われているのは、日本だけだそうです。
 近年ルール改正があり、初球のダブルコンタクト(ドリブル)、腰から下
での打球、サーブのネットインなどが許容されたり、また、ラリーポイント
制(サーブ権の有無にかかわらずポイントが加算される制度)やリベロ制(
守備専門のプレーヤー)が導入されたりしました。これによって、試合時間
が短縮され、ラリーの続く、よりアグレッシブなバレーボールへと変化し、
テレビ中継の機会も増えてきています。
 高校総体では、まずグループ戦(4校中1校が敗退)を行ったのち、シー
ド校を加えトーナメント戦方式で大会を進めます。試合は男女とも3セット
マッチで進められますが、決勝戦のみ5セットマッチとなります。
 「2009近畿まほろば総体」では、男子は7月28日に開会式を行い29日から
8月1日までの日程で、女子は8月2日に開会式を行い3日から6日までの
日程で、それぞれ熱戦が繰り広げられます。主会場は大和郡山市総合公園多
目的体育館で、ほかに桜井市の芝運動公園総合体育館、奈良県立桜井高等学
校体育館及び香芝市総合体育館を使って開催されます。

 お問い合わせ先 平成21年度全国高等学校総合体育大会奈良県実行委員会事務局
 TEL:0744-25-7670 FAX:0744-25-7610 URL:http://www.09soutai.com/

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 【 お 知 ら せ 】
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■ 人権教育セミナー「男女共同参画の実現をめぐる課題と展望」 奈良県社会教育センター ■
■ 創立70周年記念特別陳列「橿原考古学研究所発足の頃」を開催中 ■
                   県立橿原考古学研究所附属博物館 ■

 *「お知らせ」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
  http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no129.html#oshirase

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 【 新 着 情 報 】
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◎県教育委員会ホームページに次の情報を掲載しました。

○ 学校アドバイザリーチームのWebページが完成(県立教育研究所)
○ 「ニュースとトピックス」のページを更新しました。(全国高校総体開催推進室)
○ 「高校生実践活動」のページを更新しました。(全国高校総体開催推進室)

*「新着情報」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no129.html#shintyaku

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 【 県政公開ニュース 】      ◇ 8月29日〜9月11日 ◇
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■ 8月29日 平成20年度全国学力・学習状況調査の結果概要について (学校教育課)
■ 9月5日 「第61回奈良県高等学校総合体育大会総合開会式」の開催について (保健体育課)
■ 9月5日 第53回全国高等学校日本拳法選手権大会女子団体競技の優勝
  及び平成20年度全国高等学校総合体育大会陸上競技女子やり投げ準優勝
  の県立橿原高等学校日本拳法部・陸上競技部の教育長表敬訪問について (保健体育課)
■ 9月5日 平成20年度全国高等学校総合体育大会において、自転車競技
  2年連続総合優勝の「県立榛生昇陽高校自転車競技部」及び陸上競技
  女子フィールド優勝の「県立添上高校陸上競技部」の選手・監督等の
  知事並びに教育長表敬訪問にかかる報道資料について (保健体育課)
■ 8月29日 「わっしょい倭」クリーンキャンペーンに参加し気運を盛り上げ 
                     (全国高校総体開催推進室)

*「県政公開ニュース」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
  http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no129.html#kensei

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 【 編 集 後 記 】
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読者の皆さん、こんにちは。ようやく夏と秋が行き交う空が見られるよう
になりました。柿や栗の木に生った実も、もうすぐ食べ頃です。夜道を歩く
と涼しい風とともに、虫の音が耳に心地よく聞こえてきます。これから秋の
風情をたっぷり楽しめそうです。

 さて、今号は、高校生のいきいきした姿を多く紹介しました。今後、小学
生や中学生の活躍も紹介する予定です。ご期待ください。

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◎「E−夢 はっしん!」ウェブページは、こちらへ。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/eyumeweb/mailmagaweb1.htm

◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message31.htm
 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせていた
  だきます。
 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

◎ご覧になるコンピュータの環境によって、文字がずれて表示される場合の
 対処については、こちらへ。 http://www.mag2.com/help/r116.html

◎このメールマガジンは、「まぐまぐ」を利用して発行しています。
 http://www.mag2.com/ 
「ウィークリーまぐまぐ」の配信が不要な場合は、こちらで解除できます。
 http://www.mag2.com/wmag/

◎当マガジンの解除は、こちらへ。http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/

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        発行:奈良県教育委員会事務局 総務室
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