第 138 号
    ▲   ■ ▲     ◇ 奈良県教育委員会メールマガジン ◇
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          発行:奈良県教育委員会事務局
    http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1691.htm
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          「E−夢 はっしん!」第138号html版
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no138.html
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【 巻 頭 言 】
 ○ 砂を想う (弁護士 石黒良彦)

【 教育委員会の動き 】
 ○ 第7回識字合同学習会(ふれあい広場)を開催しました
                      (人権・社会教育課)
「学校支援地域本部事業」について (人権・社会教育課)
 ○ 奈良県教育委員会スポーツ賞、22名、10団体に (保健体育課)
 ○ 全国高校総体に向けての動き(11)(全国高校総体開催推進室)

【 今、学校では・・・ 】
 ○ 「自分に親しめば 自信につながる」
                     (県立奈良情報商業高等学校長 杉森幸生)

【 はっしん! みんなの夢 】
 ○ 「ロボット大会」に出場して (奈良市立東登美ヶ丘小学校6年 松田洋輔)
                    (奈良教育大学附属小学校6年 江藤亮介)
                    (奈良市立青和小学校5年 北川雅之)

【 学びのあしあとー子どもたちとともにー 】
○ 「学び」の目的 (県立大和広陵高等学校教諭 大野勝稔)

【 総体寸話 第15回 】
○ 競技紹介「サッカー」 (全国高校総体奈良県実行委員会事務局)

【 高校入試 情報コーナー 第11回 】
○ 受検に当たっての注意事項         (学校教育課)

【 お知らせ 】 【 新着情報 】 【 県政公開ニュース 】 【 編集後記 】

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 【 巻 頭 言 】
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               砂を想う
                ̄ ̄ ̄ ̄
                                 弁護士 石黒良彦

 この仕事に就いてから、僕は人間の存在に、砂を想うようになった。少年
との面会を終えた帰り途に、風に舞い散り波にさらわれる、故郷の北の浜辺
の砂を想う。その一粒一粒は余りに卑小でか弱く、時には「存在」と呼ぶこ
とさえ仰々しい・・・。
 仕事柄、問題を抱えた子どもたちに接する。彼らの環境や生育史、周囲の
評価、彼ら自身の思いを綴った書類も目にする。そんな時、いつもぼくは彼
らから「脆さ」と「弱さ」を感じる。柔らかいうちに傷付けられた心が、今
度は他人を傷付ける。自分自身ももっと深く傷つける。

 そんな子どもたちがいる一方で、テレビは今年も、正月にねじり鉢巻きで
予備校の合宿に参加した子どもたちを伝えている。まるでレミング(旅鼠)
の集団入水だ。何かの強迫観念に駆られ、押しつ押されつしながら次々と川
に飛び込んでいくレミングの大群と、落伍するプレッシャーに怯え、偏差値
が何かを保証してくれることを祈りつつ、冬の寒い夜に机に向かう子どもた
ちの姿が二重写しになる。子どもたちの生存競争も、自然界の個体数の調整
同様、容赦がない。

 両極端な例をあげ恐縮だが、どちらも現実である。家庭や地域の教育機能
も昔ほどではなく、学校には過大な負担がかかっている。追い打ちをかける
ように、社会構造の変化と不景気が大人から余裕を奪う。大自然の厳しさに
砂がすり減るように、誰もが精一杯になっている。だがそんな時代でも、い
や、そんな時代だからこそ、守ってやらねばならないのは、摩耗しやすい子
どもたちの柔らかい心だろう。いずれは社会の荒波に揉まれるのだろうが、
それまでは妙に傷つけたり、歪めたりはしたくない。たとえ、それがどんな
に小さな一粒であったとしても・・。

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 【 教育委員会の動き 】
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      第7回識字合同学習会(ふれあい広場)を開催しました
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                                  人権・社会教育課

世界には読み書きができない(非識字)人が9億人近くいます。国連では、
2003年から2012年までを「国連識字の10年」として、非識字の克服に向けた
取組(識字活動)が進められています。

 日本の識字活動は、1960年代、差別や貧困などによって、教育の機会を保
障されなかった人々が文字等を獲得していく営みとして始まり、社会生活を
営むための基礎的な知識や技能の習得へと進んできました。現在では、新た
に渡日し日本で暮らす人々が、日本語を習得する学びの場ともなっています。
 識字は、社会生活を営むうえでの基礎となるものであり、識字問題は、基
本的人権にかかわる重要な問題です。

 県教育委員会では、奈良県人権教育推進協議会との共催で、県内の各識字
学級や公立中学校夜間学級の生徒や関係者、県民など、参加者の交流を通し
て県内の識字活動の充実や県民への啓発を目的に、「識字合同学習会(ふれ
あい広場)」を開催してきました。本年度は、12月13日に田原本青垣生涯学
習センター弥生の里ホールで行い、約280名の参加がありました。
 会場入口の広場では、各学級で作成された詩や絵手紙、習字等の作品等、
各学級の活動を紹介する展示をしました。作品を見ながら語り合う多くの人
の姿を見ることができました。
 ホールでは、はじめに学級生の作文発表を行いました。各学級での具体的
な学習の様子や識字活動への熱い思いが伝わってきました。次に、大和高田
市立高田小学校の合唱クラブの発表では、家族への思い、未来への夢などを
テーマとした心のこもった歌声をホールいっぱいに響かせ、われわれに元気
を与えてくれました。最後に、アニメ「名前・・・それは燃えるいのち」を
上映し学習会を終えました。
 展示や作文発表などを通して、お互いの取組を交流するとともに、学習会
に来られた県民の皆さんに識字活動を紹介する機会ともなりました。

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       「学校支援地域本部事業」について
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                                  人権・社会教育課  

平成20年度から始まった「学校支援地域本部」事業は、学校を支援するた
め、学校が必要とする活動について、地域の方々にボランティアとして学校
で活動していただくことをすすめる事業です。具体的には部活動や授業の補
助、図書の整理や読み聞かせ、環境整備(花壇の手入れや庭木の剪定、草刈
り等)、登下校の安全指導、学校行事の支援などです。
 これまでも各学校では、地域のボランティアの協力を得ながら学校運営や
教育活動を行っており、「学校支援地域本部」とは、そうした取組をさらに
広げるものです。
 県教育委員会では、市町村の担当者等を対象とした研修会を開催し、先進
的に取り組んでいる市町村の事例発表を行いました。「学校支援ボランティ
アバンク」を設け、市民の登録を積極的に推進している事例やコーディネー
ターと学校関係者が学校のニーズに対応したボランティアの在り方について
検討を重ねている事例などが報告されました。このように、今年度は「学校
支援地域本部」の組織を確固たるものにするための体制づくりを進めました。
 来年度は、それぞれの市町村で本格的に「学校支援地域本部」が機能し、
各学校の教育活動が充実することを期待しています。

 奈良県では現在29市町村、67の「学校支援地域本部」で取り組まれていま
すので、みなさまのご協力をお願いします。

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       奈良県教育委員会スポーツ賞、22名、10団体に
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                                      保健体育課 

 平成20年奈良県教育委員会スポーツ賞の受賞者が決定しました。この賞は、
本県のスポーツ振興をはかるため、毎年、その年における業績が特に顕著であ
った個人及び団体に対して、県教育委員会が授与しているものです。
 本年度の受賞は次のとおり個人22名(9競技)と10団体(4競技)で2月4
日に春日野荘(奈良市法蓮町)において授与式が行われます。

◎ 個 人 ◎ (競技・受賞回数)
 辻本 亜希(陸上・2)       保平加奈絵(陸上・2)
 前田 和香(陸上・3)       鍵本 訓近(陸上・2)
 穴井 隆将(柔道・8)       齋藤  涼(柔道・初)
 植田 恭介(柔道・2)
 新子  徹(ソフトテニス・初)   星野 慎平(ソフトテニス・初)
 西岡真里華(ソフトテニス・初)  藤本奈津美(ソフトテニス・初)
 野口 正則(自転車・2)      元砂 勇雪(自転車・2)
 西脇 友彦(馬術・初)       猪木  蘭(馬術・初)
 松井 耀大(空手道・2)      中村 淳志(レスリング・2)
 中谷 月明(レスリング・2)    香川 智彦(レスリング・初)
 橋詰 沙織(アーチェリー・2)   中西  彩(アーチェリー・4)
 森杉 大地(ゴルフ・初)
 
◎ 団 体 ◎
◇軟式野球      前栽アスレチックス(初)   
             佐藤薬品工業株式会社軟式野球部(2)   
◇ソフトテニス    奈良県小学生ソフトテニス男子選抜チーム(3)
             奈良県中学生ソフトテニス女子選抜チーム(初)
             大和高田市立高田商業高等学校男子ソフトテニス部(17)
◇自転車       奈良県立榛生昇陽高等学校自転車競技部(2)
◇ホッケー      奈良県選抜成年男子ホッケーチーム(4)
             奈良県選抜少年男子ホッケーチーム(5)
             奈良県ホッケー協会(初)
             天理大学ホッケー男子部(33)

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         全国高校総体に向けての動き(11)
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                              全国高校総体開催推進室

《1月17日 アナウンサー研修会実施》
 7月28日に実施する総合開会式で式典アナウンサーを務める生徒7人の研
修会が、NHK奈良放送局で行われました。NHKのチーフアナウンサーの
ご指導のもと、埼玉総体の原稿台本を利用して実践トレーニングを行いまし
た。

《1月27・28日 開催地県連絡会開催》
 高校総体の開催地担当者が集まり情報を交換し合う「開催地県連絡会」が、
県文化会館で行われました。第6回となる今回の会議には、2008年度大会を
終えた埼玉県をはじめ、続く奈良県、沖縄県、青森県・岩手県・秋田県(北
東北ブロック)、新潟県の5大会の担当者50人あまりが参加し、部門別の情
報交換や(財)全国高等学校体育連盟との協議を行いました。

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 【 今、学校では・・・ 】
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┏━━━┓     「自分に親しめば 自信につながる」
┃高 校 ┃      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┗━━━┛
                  県立奈良情報商業高等学校 校長 杉森 幸生

 受験シーズンたけなわの今日この頃ですが、智恵の神様として名高く、毎
年多くの受験生が合格祈願に訪れる安倍文殊院のほど近くに本校は位置して
います。

 さて、1月から2月にかけての本校は、ある意味受験の時期といえる「検
定の月」を迎え、授業に補習にと全校あげて熱くなります。ビジネスと情報
のスペシャリストを目指して日々学習してきた成果が、検定合格という形で
表れるからです。目標を定め、計画を立て、それを実行して合格し、資格と
ともに得た自信は成功経験に裏付けられ、将来、あらゆる場面で役立つもの
と考えています。
 本校は県立高校最大規模の商業科で、会計ビジネス科・国際流通ビジネス
科・情報ビジネス科の3コースが置かれ、簿記検定や情報処理検定・ワープ
ロ実務検定などの資格取得を目標の一つにおいて学習しています。また奈良
県で唯一の総合情報科では、高度情報通信社会に対応できる専門的な内容を
学習しており、基本情報技術者・初級システムアドミニストレータの資格取
得に向けて取り組んでいます。
 授業や進路面では奈良産業大学・帝塚山大学との連携で、より広い学びの
場を提供できるようになりました。また、就業体験として年末には2年生98
名がインターンシップに参加しました。35事業所のご協力を得て、企業現場
で実社会でのマナー、職業についての知識、技術を学ぶ貴重な体験ができま
した。
 
勉学・部活動以外にも様々な機会をとらえて経験を積み、昨今の厳しい社
会状況の只中でも活躍できるたくましい人間に育ってほしいと願っています。

※県立奈良情報商業高等学校のホームページはこちらへ
http://www.nara-ich.ed.jp/

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 【 はっしん! みんなの夢 】
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県内の小学生が横浜市で開かれたロボットコンテスト世界大会小学生部門
で、日本チームで唯一の入賞を果たしました。入賞したのは、走行プログラ
ムを担当するプログラマー役の奈良市立東登美ヶ丘小学校6年の松田洋輔君
と、ロボットをデザインして組み立てるエンジニア役の奈良教育大学附属小
学校6年の江藤亮介君、奈良市立青和小学校5年の北川雅之君です。
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         「ロボット大会」に出場して
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
              奈良市立東登美ヶ丘小学校 6年 松田 洋輔
              奈良教育大学附属小学校 6年 江藤 亮介
              奈良市立青和小学校 5年 北川 雅之

ぼくたちは、奈良教育大学附属中学校で行われたロボットセミナーをきっ
かけに、世界規模のロボット大会(ワールドロボットオリンピアード2008)
に出場しました。約5ヶ月間、毎週のように集まって中学生の先輩や大学生
のコーチに指導してもらったおかげで大会に出場できるようになりました。
 関西大会で優勝して全国大会に行きましたが、ロボットが思うように動か
ず、無惨な結果で涙を流しました。しかしチームワーク賞に選ばれ世界大会
に出場できると聞いたときは夢のようでした。そして次こそは上位をねらう
ぞと思いました。
 大会で使うロボットは自立型でプログラムを組んで動かします。スタート
させたら二度とさわることは出来ません。競技時間は 150分。競技が始まる
と本当に一瞬でした。全国大会のミスを思い出して、本番前の練習でゴール
しても不安いっぱいでした。練習中、炭酸飲料(コース上の障害物でロボッ
トが中身の入ったカンを倒さなくてはならない)が飛び散るハプニングがあ
り、ロボットについたままで大丈夫かと心配になりました。
 
 本番はとても緊張しました。祈るような気持ちでロボットをスタートさせ、
じっと拝みながら見ていました。全ての障害物をクリアし、ロボットがゴー
ルしたときはとてもうれしかったです。観客席からの拍手もすごくうれしか
ったです。
 ぼくたちのグループではゴールしたロボットが少なかったので、もしかし
たらメダルをもらえるかもと期待していましたが、世界の壁は厚く結局8位
でした。ちょっと複雑な気持ちでした。でも日本で唯一の入賞だったのでう
れしかったです。
 
 今から思い出すととても楽しい時間でした。3人で一緒に活動したことは
今までの人生で本当によい思い出となりました。そしてこのロボット大会を
通じてチームワークの大切さを学びました。この経験を生かして、「来年は
プログラマーとして大会に出てみたい。」(北川雅之の夢)、「大きくなっ
たらロボットを作る仕事をしたい。」(江藤亮介の夢)、「中学校へ進んで
もロボット作りをしていきたい。」(松田洋輔の夢)と思っています。

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 【 学びのあしあとー子どもたちとともにー 】
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                「学び」の目的
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                     県立大和広陵高等学校 教諭 大野 勝稔

 合格者説明会やコース説明会、選択授業説明会など「学び」の岐路におい
て、私はいつも生徒に「何のために学ぶのか?」と問いかけている。
 
 本校生の多くは、「得意」とする運動に関しては積極的に取り組み、高い
レベルを目指すが、「苦手」意識の強い学習に関しては消極的な面が見られ、
取組度の低い者も見受けられる。「苦手」意識の克服は、学習面のみならず、
運動面における上達にも深く関係し、如何にして「苦手分野に立ち向かう姿
勢を身につけさせるか」が本校における指導の最大のポイントである。
 では、生徒は何をもって、「苦手」と感じるのだろうか?
 生徒が、「苦手」意識をもつのは、「できない」からであり、「わからな
い」からであると考えている。「苦手」を克服するには、この「できない」
「わからない」を『できる』『わかる』にすればよいと考えている。

本校では、「苦手」克服のための方策として、
1.定期考査直前の「考査で点を取る」ことを目標とした学力補充講座。
2.考査結果が芳しくなかった生徒を対象とし、「学習の積み残しを作らな
 い」ことを目標とした成績不振者講習。
を実施し、『できる』『わかる』を実感させる指導を目指している。また、
その取組状況を各家庭に報告することにより、学校と家庭が連携した指導を
行っている。
 その他、家庭学習の習慣を確立させる手助けとして、「シラバス」を全授
業で作成し、配布している。「シラバス」は授業で行われる様々な教育活動
について、その目標と内容、授業の進行計画、指導の方法、成績評価の方法
等が書かれている授業の「説明書」であり、「攻略本」である。本校の「シ
ラバス」の特長は、日々の学習活動が「学習評価」にどう反映しているかが
わかりやすい形式で表されている点にある。それによってどうすれば、成績
を向上させることができるかが一目でわかるのである。改善点が明確である
ので努力する力が湧いてくるのである。

 今後も、学ぶことで「できない」「わからない」ことが『できる』『わか
る』ようになる取組を積み重ね、生徒一人一人が夢を実現させることができ
るよう支援していきたいと思う。 

※県立大和広陵高等学校のホームページはこちらへ
http://www.koryo-hs.ed.jp/

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【 総体寸話 】   第15回
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            競技紹介「サッカー」
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                      全国高校総体奈良県実行委員会事務局

 サッカーは、2億人のプレーヤーと10億人のサポーターがいる、世界で最
も愛されているスポーツだとされています。現在、国際サッカー連盟(FI
FA)には 200以上の国と地域が加盟しています。日本でも1993年にJリー
グが誕生して以来、国民的なスポーツとなりました。
 世界に広く普及したのは、日本の「蹴鞠(けまり)」に見られるように類
似した遊びが古くから世界各国で行われていたこと、ボールと場所さえあれ
ば誰にでも楽しめる手軽なスポーツであることなどが背景となっているよう
です。1863年にイギリスでフットボール協会が設立されたのが近代サッカー
の発祥とされ、日本には明治の初めに伝えられました。当時は「蹴球(しゅ
うきゅう)」と呼ばれ、学校の「体育」として広まっていったようです。サ
ッカーという名称は、正式名称であった「association football」が簡略化
されて、assoccerとなり、これがさらに短縮されてsoccerとなったとされて
います。現在このゲームをサッカーといっているのは、日本、韓国、中国、
アメリカ、カナダ、オーストラリアなどわずかだそうです。
 
 全国高校総体(インターハイ)は、各都道府県より1チーム(北海道・東
京都・大阪府・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県及び開催県からは2チー
ム)が参加し、55チームによるトーナメント方式で争われます。試合時間は
70分(35分ハーフ)で、勝敗が決しない場合はペナルティーキック方式によ
り決定します(ただし決勝戦においては20分の延長戦もあります)。
 「2009近畿まほろば総体」では、2002年サッカーワールドカップ開催時に
チュニジア代表キャンプ地になった県立橿原公苑陸上競技場を主会場として、
橿原運動公園多目的グラウンド、奈良学園中学校高等学校総合グラウンド、
五條市上野公園多目的グラウンド、御所市民運動公園グラウンド、葛城市新
庄第1健民運動場、葛城市新町公園球技場、大淀町平畑運動公園サッカー場
の8つの会場で、8月1日から8日まで(8月5日は休養日)、熱戦が繰り
広げられます。

 お問い合わせ先 平成21年度全国高等学校総合体育大会奈良県実行委員会事務局
 TEL:0744-25-7670 FAX:0744-25-7610 URL:http://www.09soutai.com/

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 【 高校入試 情報コーナー 】               第11回
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   特色選抜及び大和中央高校A選抜の受検に当たっての注意事項
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                                       学校教育課

 2月に入り、高校入試が目前に迫ってきました。今回は、特色選抜及び大
和中央高校A選抜の受検に当たっての注意事項をお知らせします。

1 検査日等について
(1) 特色選抜の検査日は2月19日(木)、2月20日(金)です。ただし、
   2月19日、2月20日どちらか1日のみの高校があります。詳細は、「
   平成21年度奈良県立高等学校入学者選抜高校別実施概要」等で確認し
   てください。                                  
    大和中央高校A選抜の検査日は2月19日(木)、2月20日(金)です。
(2) 奈良県教育委員会が作成する国語、数学、英語の学力検査問題は、
A3判の問題用紙と解答用紙の各1枚を重ねて二つ折りにし、冊子に
しています。
(3) 検査実施日や集合時刻、検査の時間割等は高校によって異なります
ので「平成21年度奈良県立高等学校入学者選抜高校別実施概要」等で
確認してください。
   なお、高校によって、面接や実技検査の実施日程の詳細について、別    
   途指示する場合があります。

2 持参品について
(1) 持参品は、「受検票」「筆記用具」「直定規」「コンパス」「上ば
き」です。ただし、三角定規、分度器、分度器付きの定規、計算機、
   計算機付きの用具などは持参してはいけません。
(2) 下敷きを持参する場合は、無地のものに限ります。
(3) 検査中の筆記用具などの貸し借りはできません。
(4) 「弁当」の要・不要については、出願時に高校から指示があります
   ので、その指示に従ってください。
(5) 高校では湯茶の準備はしません。必要であれば湯茶を持参してくだ
さい。
(6) 高校によっては、検査場に時計が設置されていない場合もあります。
   必要であれば時計を持参してください。
(7) 携帯電話等、検査に不必要なものは持参してはいけません。

3 その他
 (1) 検査開始後10分以上遅刻した場合は、受検できません。遅れない
    ように余裕をもって検査会場に着くようにしてください。
     なお、受検しなかった検査がある場合は、欠席扱いとなります。
 (2) 検査当日、英単語や漢字などの書かれている私服や筆記用具を用
いないようにしてください。

 *担当:学校教育課学事係(0742-27-9851)
 *入試に関する情報は、次のページをご覧ください。
  http://www.pref.nara.jp/gakko/nyu_index.htm

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 【 お 知 ら せ 】
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■ 第2回「科学のまちの子どもたち」フォーラム
   〜けいはんな学研都市は子どもたちに何ができるか?〜■

 *「お知らせ」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
  http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no138.html#oshirase

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 【 新 着 情 報 】
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◎県教育委員会ホームページに次の情報を掲載しました。

○ 平成21年度奈良県教育委員会事務局技術職員募集について(総務室)

○ 「高校生実践活動」のページを更新(全国高校総体開催推進室)

*「新着情報」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no138.html#shintyaku

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 【 県政公開ニュース 】      ◇ 1月13日〜1月28日 ◇
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■ 1月14日 教員採用試験の正答(例)の誤記について (教職員課 学校教育課)
■ 1月16日 『第88回全国高等学校ラグビーフットボール大会』
準優勝校の知事等表敬訪問について  (保健体育課)
■ 1月23日 「2009近畿まほろば総体」競技別ポスター展の開催について
                     (全国高校総体開催推進室)
■ 1月23日 「2009近畿まほろば総体」広報キャンペーンの実施について
                     (全国高校総体開催推進室)
■ 1月27日 平成21年度奈良県教育委員会事務局職員採用選考試験の実施
      について  (総務室)
■ 1月28日 「奈良県学校教育の指導方針」及び「平成21年度学校教育の指
      導の重点」の作成について  (学校教育課)
■ 1月28日 教育セミナー“2008“ −学ぶ心を熱くする!− の開催につ
      いて  (教育研究所)

*「県政公開ニュース」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
  http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no138.html#kensei

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 【 編 集 後 記 】
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読者の皆さん、こんにちは。先日、小学校の先生から、和歌の学習をした
5年生の子どもたちことを聞きました。それまで月の美しさや古典など全く
興味がなかった子どもたちが、奈良の地が詠まれた百人一首の歌を映像を交
えながら学習したことで、学習後は、奈良を誇りに感じている作文を書いて
いたとのことです。奈良にいてこそ出来る学びだと思いました。

 さて、先月27日に「いきいき学校掲示板!」作品入賞の方に県教育長から
表彰状が授与され、各学校へ喜びをもち帰っていただきました。引き続き作
品を募集していますので是非応募してください。
 なお、平成20年度入賞作品はホームページでまとめてご覧いただけます。

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◎「E−夢 はっしん!」ウェブページは、こちらへ。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/eyumeweb/mailmagaweb1.htm

◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
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 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせていた
  だきます。
 *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

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