第 139 号
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          発行:奈良県教育委員会事務局
    http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1691.htm
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          「E−夢 はっしん!」第139号html版
    http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no139.html
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○ 今号と共に「読者アンケート号」を配信しています。是非、アンケート
 にご協力お願いします。

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【 巻 頭 言 】
 ○「あらためて思うこと」     (社団法人奈良工業会長 柴田 修)

【 教育委員会の動き
 ○「奈良県学校教育の指導方針」及び「平成21年度学校教育の指導の重点」
                       (学校教育課)
 ○ 春野を駆ける!第4回市町村対抗子ども駅伝大会 (保健体育課)
 ○ 全国高校総体に向けての動き(12) (全国高校総体開催推進室)

【 今、学校では・・・ 】
 ○ 奈良県一の学校を目指して (奈良市立都祁中学校長 福田安民)

【 はっしん! みんなの夢 】
 ○ 「努力すれば、夢は叶う!」
 (県立吉野高等学校 土木工学科3年 池田 洋輔)

【 学びのあしあとー子どもたちとともにー 】
 ○ 「郷土を愛する生徒の育成」〜たばこの吸い殻拾い活動を通して〜
     (斑鳩町立斑鳩中学校教諭 滝澤治生)

 【 総体寸話 】第16回
 ○ 競技紹介 滋賀県開催競技「ボート」
                (全国高校総体奈良県実行委員会事務局)

 【 奈良県の先生になろう! 】第13回
 ○ 「奈良県ディア・ティーチャー・プログラム」第3回  (教職員課)

 【 お知らせ 】 【 新着情報 】 【 県政公開ニュース 】 【 編集後記 】

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 【 巻 頭 言 】
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                「あらためて思うこと」
                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                       社団法人奈良工業会 会長 柴田 修
                        (シバタ製針〔株〕社長)

 昨今は多くの企業不祥事が発覚し、企業の社会的責任(CSR)、倫理観
が改めて問われています。
 経営に携わるものとして、企業と社会の関わりについて私見を申し上げた
いと思います。

 第一は、企業の社会的責任についてです。企業は、お客様に喜びと満足を、
つまり付加価値を提供することが使命で、それによって社会に貢献していま
す。パナソニック社創業者の松下幸之助さんは「製品と商品は異なる。製品
は自社の都合で作り出したもの。商品はお客様指向で創出されたものである。
その結果の利益は社会貢献の度合いである。赤字経営は社会貢献にならない。
」と言っておられます。さすが経営の神様と言われる所以であります。

 第二に、企業の倫理観の基本的な考え方です。たとえば、「木材を育て、
(第1次産業)、材木に加工し家を建て(第2次産業)、販売され安らぎを
得る(第3次産業)・・・。」のように、我々の暮らしを見渡しても、多く
の人の働きによって支えられています。我々は、お互いに尊重し支え合いな
がら、社会倫理という規範の中で集団生活を続けています。倫理とは相手の
立場を理解し認めることです。企業の社会貢献・倫理もこうした社会の仕組
みの上に成り立っており、当然の義務であります。
また、私たちの毎日は、有形無形の力に支えられているということです。
このことを、先人先輩は「お陰様」という素晴らしい言葉を造ってくれまし
た。これは有形無形の支えに対する感謝と喜びの言葉です。企業経営に置き
換えたら、先人先輩が築き上げた技能技術を私たちは受け継ぎ、また取引い
ただいている多くの方々のおかげで仕事をさせていただいている。企業も人
間個人と同じように有形無形の力によって今日があります。

 翻って、社会的責任・倫理とは企業だけが果たすべきものではありません。
社会の構成員である我々一人一人が、申し上げたような意識を共有し、誠実
に考えて実行していくことが何よりも大切であります。
 「ものづくりは人づくり」と、人材育成の重要性を常々申しております。
そういう意味で、まさに、教育こそ人づくりです。教育にかかわる先生方は
もとより、我々一人一人が、世界から感謝され尊敬されるような日本である
よう、お互いの立場で頑張って参りましょう。

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 【 教育委員会の動き 】
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「奈良県学校教育の指導方針」及び「平成21年度学校教育の指導の重点」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                       学校教育課

 「奈良県学校教育の指導方針」及び「平成21年度学校教育の指導の重点」
は、県教育委員会が、本県の学校教育の充実・振興を図ることを目的に、市
町村教育委員会や各幼稚園・学校に対して、学校教育が目指すべき目標と、
その目標達成に向けて平成21年度に取り組むべき学校教育の指導の重点を示
したものです。
 昨年度まで、学校教育の目標や指導の重点は「学校教育の指導方針」とし
て作成し、その方針の下、知・徳・体の調和のとれた子どもの育成に努める
ことを示してきました。
 昨今、子どもたちを取り巻く社会状況の変化は激しいものがあります。そ
のため教育についても、より具体的な今日的な課題に応じた対応が求められ
ています。そこで、これまでの「学校教育の指導方針」を、中長期的な方針
と年度ごとに重点的に取り組む内容を示したものの2つに分けて作成しまし
た。

○ 「奈良県学校教育の指導方針」について
  日本国憲法、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に
 基づく学校教育の目標とその実現のための7つの具体目標を示すとともに、
 指導の柱として、知・徳・体をバランス良く育てることを目指し、「確か
 な学力の育成」「豊かな人間性の育成」「たくましい心身の育成」の3つ
 を設けています。
○ 「平成21年度学校教育の指導の重点」について
  「全国学力・学習状況調査」など各種調査から明らかになった本県の子
 どもたちの姿を分かりやすくグラフで表わし、それらの結果も踏まえ平成
 21年度の指導の重点をそれぞれ校種別に示し、リーフレットとしてまとめ
 ました。
  本県学校教育の目指す子どもの姿を、「正々堂々と生きる子ども」とし、
 その子どもを育てるため、知・徳・体それぞれで重点的に取り組むことを
 示しました。さらに、今日的な教育の課題に対応するため、学校教育全体
 を通して取り組む教育活動として「道徳教育の充実」など5つを示しまし
 た。

 リーフレットはすべての教職員に配布します。本県の教育関係者が目指す
べき教育の方針や重点を理解し、次代を担う子どもたちが、夢や目標を抱き、
それらに向かって努力し、自立した社会人に育つよう、一丸となって教育に
取り組んでほしいと思います。

 「奈良県学校教育の指導方針」及び「平成21年度学校教育の指導の重点」
は、次のページでご覧いただけます。
 http://www.pref.nara.jp/gakko/H21kaisetsu.pdf
 http://www.pref.nara.jp/gakko/h21shidoujuuten.pdf

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      春野を駆ける!第4回市町村対抗子ども駅伝大会
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                      保健体育課 

奈良県と奈良県教育委員会の主催で、平成21年3月7日(土)に北葛城郡
河合町の馬見丘陵公園を会場に、「第4回市町村対抗子ども駅伝大会」を開
催します。小学校5、6年生の市町村代表児童が公園内9区間(総距離約16
キロメートル)でタスキを繋ぎます。

 子どもたちの体力が低下傾向を示している中、本大会は長距離走の普及を
通して、スポーツ全般に必要な基礎体力や連帯感を養うとともに、子どもた
ちの心身の健全育成を図ることを目的に実施しています。今年度が4回目の
開催となり、各市町村での予選会も充実し、さらに大会当日の応援者も増え、
県民が一体となって盛り上がる行事として定着しつつあります。

 この大会は、市町村対抗子ども駅伝大会実行委員会と奈良陸上競技協会が
中心となって、準備、運営を進めていますが、その他にも県内諸団体や多く
の方々に支えられて実施をしています。今年は、「せんとくん」も応援に駆
け付けてくれる予定です。

 多くの皆様の声援を受けながら、市町村代表の子どもたちがタスキを繋い
で一生懸命駆ける姿を、ぜひ応援に来てください。スタートは午前11時です。
 
 *大会についての詳しい内容は、次のURLにアクセスしてご覧ください。
 (実施要項)
   http://www.pref.nara.jp/secure/8608/20ekiden.pdf
 (大会リーフレット)
   http://www.pref.nara.jp/secure/8608/hyousi.pdf
  http://www.pref.nara.jp/secure/8608/kaijyou.pdf
  http://www.pref.nara.jp/secure/8608/urabyousi.pdf

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         全国高校総体に向けての動き(12)
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                              全国高校総体開催推進室

《競技別ポスター展の開催》2月8日〜22日 
 奈良市橋本町の株式会社南都銀行本店「観光ウインドウ」で、総合ポスタ
ー及び県内開催15競技別ポスター等の展示を行っています。県運動用具小売
商協同組合のご協力で各競技用具の展示も行っています。

《高校生実践活動「わっしょい倭」によるPR活動》2月7日、14日
 7日の大和高田市で行われた「高田御坊まつり」では、大和高田市立高田
商業高等学校の生徒が販売ブースの傍らでチラシを配布し、大会をPRしま
した。また、仮設舞台では奈良育英高等学校なぎなた部の生徒が演技等を披
露し、同市で開催されるなぎなた競技をPRしました。
 14日には、五條市の五條サティで、県立五條高等学校と智辯学園高等学校
の生徒がチラシや風船を配布し、大会PRを行いました。

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 【 今、学校では・・・ 】
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┏━━━━┓      奈良県一の学校を目指して
┃中 学 校 ┃       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┗━━━━┛
                      奈良市立都祁中学校 校長 福田 安民

 本校は、大和高原の標高 460メートルに位置する、全校生徒 233名の小規
模校です。「奈良県一の学校にしよう」を目標に掲げ、生徒・教職員が一体
となって勉強や部活動、奉仕活動、地域との交流等に取り組んでいます。次
に、その取組の一部を紹介します。

1.全校生徒参加の部活動
  全校生徒がいずれかの部に所属し、早朝練習、放課後、そして休日も練
 習に励んでいます。その結果、多くの部が毎年、優秀な成績を修めていま
 す。陸上部は昨年度の全国中学校総合体育大会の優勝2名に引き続き、本
 年度もジュニアオリンピックで3名が2位になりました。また、男子バレ
 ーボール部は近畿中学校総合体育大会で優勝しました。どの部においても、
 一人一人が目標をもち、その目標達成の過程で、自己実現を図ることを目
 指しています。
2.地域の高齢者宅訪問
  毎年、夏と冬の2回、都祁地域の約80軒の高齢者宅を2〜3人のグルー
 プで訪問します。7月下旬は牛乳パックを再生した手作りの暑中見舞いを
 携えて、12月下旬は生徒会の手でついたお餅・手作りのカレンダーや干柿・
 正月用の寄せ植えを携えて訪問します。よく地域の方から、「登下校中に
 挨拶をしっかりする」と褒めていただきますが、それは長年続けているこ
 の取組の成果によるところも大きいと思われます。
3.地域交流会
  総合的な学習の時間に、地域の様々な方と交流をしそのまとめとして11
 月に「地域交流会」を行っています。グラウンドゴルフクラブの方との試
 合、保育園児との歌やゲーム、デイサービス利用の高齢者との交流の後、
 学校園で栽培した野菜を使った手作り料理でもてなします。このような世
 代を超えた交流を通して、地域の人や文化に触れることを目指しています。
4 宿泊訓練
  5月に、1年生は2泊3日の宿泊訓練を行います。1日目は、赤目四十
 八滝入り口から国立曽爾青少年自然の家までの20km余りを歩きます。2日
 目は、ポイントを見つけるごとに自炊の食材や用具が手に入る「サバイバ
 ルオリエンテーリング」を行い、約4時間で10km余りを歩きます。その後、
 夕食の自炊活動を行います。3日目は午前3時から早朝登山に出発し、日
 の出を山頂で望みます。これらの活動を通して、不撓不屈の精神や責任感、
 さらに都祁中の一員としての仲間意識を高めます。
5 学校園・学校林の活用
  校内2カ所にある学校園で、地域交流会の際に地域の方に食べていただ
 く物を栽培しています。また、学校林を整備して、ベンチを並べ、地域の
 方の休息場所としました。桜の季節には、保育園児が散歩途中に休憩する
 姿も見られ、学校と地域を結ぶ良き場所となっています。なお、これらの
 取組が評価され、平成19年度全日本学校関係緑化コンクール学校環境緑化
 の部で準特選を受賞しました。

  今後も、一人一人が学習、部活動、そして生活全般において目標をもち、
 その達成を目指す中で、奈良県一の学校となるよう取り組んでいきます。

※奈良市立都祁中学校のホームページはこちらへ
  http://www.naracity.ed.jp/tsuge-j/

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 【 はっしん! みんなの夢 】
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昨年12月「建設技術展2008近畿」(国土交通省近畿地方整備局など主催)
の橋梁コンテスト学生部門で、県立吉野高校3年、池田洋輔さんが最優秀賞
に輝きました。
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         「努力すれば、夢は叶う!」
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
              県立吉野高等学校 土木工学科3年 池田 洋輔

 私が橋梁模型コンテストのことを知り、参加してみようと決心したのは1
年生の時でした。最初は木材加工の技術を身に付ける練習から始めました。
しかし、実際に加工してみると思うようにいかず、すぐに考えを改めさせら
れました。それからは、全身の感覚を研ぎ澄ませながら、練習に励みました。
 2年生になり、「実際の橋としても通用するデザイン」というコンセプト
を設け、本格的に取り組み、コンテストに挑戦しました。自分の中では完成
度も高く強度も十分に仕上げることができたと思ったのですが、入賞は叶い
ませんでした。この時の最優秀賞に輝いた作品を見て、とてもショックを受
けたことを覚えています。
 そして3年生になり、新たに2人のメンバーが加わり、3人それぞれ違っ
たコンセプトで製作していきました。これまで以上に、精密で複雑な加工に
挑戦し、自分にしかできない橋梁を目指しました。毎日、来る日も来る日も、
土・日曜も関係なく、遅くまで取り組みました。そして、ついに高校生活最
後となる橋梁模型コンテストの日を迎えたのです。結果、夢にまで見た最優
秀賞を受賞することができました。
 賞をいただいたこの橋梁模型のすばらしさは、橋桁の強度を増すための鉄
筋コンクリートの部分をヒノキ材に竹ひごを埋め込むことにより実現したと
ころや、各部材の接合や面取り加工を丁寧に行い、本物さながらの脚線美を
表現した点にあると、審査委員の先生方から高い評価を受けました。
 私は、このコンテストへの挑戦を通して「努力すれば、夢は叶う!」とい
うことを体感することができました。
 最後になりましたが、3年間、継続してご指導してくださいました境山先
生に、心から感謝申し上げます。
 本当に、ありがとうございました。

 ※喜びの様子は、下記のページでご覧いただけます。
http://www.pref.nara.jp/kyoiku/ikiikikeijiban/

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 【 学びのあしあとー子どもたちとともにー 】
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  「郷土を愛する生徒の育成」〜たばこの吸い殻拾い活動を通して〜
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                    斑鳩町立斑鳩中学校 教諭 滝澤 治生

 平成18年4月、「たばこの吸い殻拾い」は、生徒たちに困難なことを継続
する体験をさせつつ、環境問題についても気づかせる中で、「郷土を愛する
生徒」を育成したいとの思いのもと、第2学年の教師集団の協力で生徒 141
人と教師で取り組みました。

 生徒たちは、主に登下校時に拾い集め、「たばこ回収箱」に投入し、本数
をファイルに記録しました。そして、よく頑張った生徒には毎月表彰を行い
ました。
 当初、年間目標を10万本と設定しましたが、夏休み前に9万本に到達。休
日や早朝などにも活動する生徒や、夏休み終了までに一人で8457本拾った生
徒もいました。「交差点にかなり落ちてるわ。」「目の前で捨てられた。」
「バスの運転手さんからほめられたよ。」など、毎日生き生きとした感想が
飛び交いました。
 文化祭では、ペットボトルに吸い殻を詰め、高さ約2メートルの法隆寺五
重塔を作った班をはじめ、落ちていた場所を示す地図を作った班、たばこの
害や環境問題について調べた班、「9万本並べると富士山の高さになる」な
ど吸い殻にまつわる数字を集めた班と4つのグループに分かれて発表しまし
た。
 活動を通じて「他のゴミにもよく気付くようになった。」など郷土の環境
問題に対する生徒の意識もぐんと上がり、また多くの地域の人々からも「ご
苦労さん」と労いの声をかけていただいたり、一緒に活動してくださる方々
も出てきました。活動は2学期の終わりまでで計20万本を達成し、三学期は
環境問題の学習のまとめをすることが出来ました。

 郷土の環境を意識するようになったこの活動の成果を大人も受け止め、一
緒に郷土の美しい環境を整えていくことにつながっていってくれることを願
っています。

※斑鳩町立斑鳩中学校のホームページはこちらへ
http://www1.kcn.ne.jp/~ikachuu/

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【 総体寸話 】   第16回
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        競技紹介 滋賀県開催競技「ボート」
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                       全国高校総体奈良県実行委員会事務局

 それぞれの府県の実行委員会から、開催される競技についての紹介記事を
いただきましたので、今号から掲載します。

 ボート競技は、1000メートルの直線距離をスタートからゴールまでボート
を漕ぎ、着順を争います。単位時間あたりの消費カロリーでは、どのスポー
ツよりも激しいとされています。“つらいからこそ、やりがいがある”スポ
ーツなのです。全国のほとんどの選手が高校生から始める競技なので、「経
験の差」というものがありません。
 インターハイでは、舵手1人と漕手4人で構成するクォドルプル、漕手2
人で構成するダブルスカル、漕手1人のシングルスカルの3種目があります。
スタートは「アテンション」「ゴー」の合図で6艇がスタートし、少しでも
前に出るためにハイレイト(高いピッチ)で漕ぎ出します。最初にハイレイ
トで漕ぐのはボートは後ろ向きで進む特殊な競技ですので、先行したほうが
相手を見ながらレース展開を有利に運ぶことができるからです。ラスト 200
メートル付近からは最後の力を振り絞ってラストスパートに入ります。殆ど
限界に近い状況からのスパートでどんなに苦しいからといって力を抜いたり
やめることもできません。これがボート競技が最も過酷なスポーツとも言わ
れる所以です。
 競技が開催される滋賀県立琵琶湖漕艇場は、琵琶湖がやがて瀬田川となる
風光明媚な大津市玉野浦にあります。関西のボートのメッカにふさわしい地
理的条件、自然環境に恵まれていることもあり、毎年1500名余りの選手が参
加する朝日レガッタを始め、毎年数多くの大会が開催されています。最近で
は、人気TVドラマの撮影が行なわれるなど、注目されている場所でもあり
ます。「2009近畿まほろば総体」では、8月1日から4日まで開催されます。

滋賀県実行委員会事務局(大津市京町4丁目1−1 県教委事務局スポーツ健康課分室  
TEL 077-528-4621 FAX 077-528-4966
URL:http://www14.ocn.ne.jp/~shiga-ko/21soutai.html
               
お問い合わせ先 平成21年度全国高等学校総合体育大会奈良県実行委員会事務局
(TEL:0744-25-7670 FAX:0744-25-7610 URL:http://www.09soutai.com/)

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 【 奈良県の先生になろう! 】              第13回
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      「奈良県ディア・ティーチャー・プログラム」第3回 
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                                      教職員課

 「奈良県ディア・ティーチャー・プログラム」第3回ワークショップが、
平成21年1月17日(土)県立教育研究所で行われました。第3回のテーマは
「奈良県の特別支援教育」です。県立教育研究所特別支援教育部係長による
講義「奈良県の特別支援教育〜すべての子どもが輝くために〜」のあと、各
グループに分かれて演習「事例検討会をひらこう!」を実施しました。

 講義では、「特別支援教育とは」「『障害』があるということ」の説明の
後、特別支援教育を行う上で、教師の気付きが大切であること、支援を工夫
することで障害のある子どもだけでなくすべての子どもたちの学習理解が確
実になること、キーワードは「連携」、多くの人が力を合わせて行う支援で
あることなど、どのような支援をすれば、どのように環境を整えれば、すべ
ての子どもたちが生き生きと輝くことができるかを考えていくというポジテ
ィブな発想のお話に、受講生だけでなく、スタッフも興味深く聞き入ってい
ました。
 その後のグループ別演習では、リクルーター(教職経験2〜5年目の若手
教員で、受講生の直接の指導役)が事例を紹介し、受講生が事例の中にある
「課題」とそれに関する具体的な「手だて」を考え、発表しました。短い時
間ながらも活発な話し合いとなり、既成概念にとらわれない様々な「手だて」
が発表されました。

 今回は、奈良県教育委員会松本眞理子教育委員長が飛び入り参加され、グ
ループ別演習ではスペシャルアドバイザーとして、受講生にアドバイスをし
てくださいました。

 次回ワークショップは、「授業づくりのポイント」をテーマに、モデル授
業見学、「魅力ある授業とは」についてのディスカッションの他、平成20年
度教職員海外派遣研修で3ヶ月間のアメリカ研修を受けた先生の報告を聞く
ことになっています。

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 【 お 知 ら せ 】&【 新 着 情 報 】
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■防犯・防災に関する「奈良県安全・安心まちづくりメールマガジン」読者
 登録募集中! ただ今、ミニパト防犯ブザーが当たる登録キャンペーン実
 施中!!

 *「お知らせ」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
  http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no139.html#oshirase

*県教育委員会ホームページ「新着情報」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no139.html#shintyaku
 
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 【 県政公開ニュース 】      ◇ 1月28日〜2月15日 ◇
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■ 1月28日 平成20年度文部科学大臣優秀教員表彰について  (教職員課)

■ 1月28日 「奈良県学校教育の指導方針」及び「平成21年度学校教育の指
      導の重点」の作成について   (学校教育課)
■ 1月28日 教育セミナー“2008“ −学ぶ心を熱くする!− の開催につ
      いて   (教育研究所)
■ 1月28日 「2009近畿まほろば総体」入賞メダルの作成について 
                      (全国高校総体開催推進室)
■ 1月29日 平成20年奈良県教育委員会スポーツ賞について (保健体育課)
■ 1月29日 第64回 国民体育大会冬季スキー競技会奈良県選手団について 
                            (保健体育課)
■ 2月2日 第10回「小・中・高校生の未来を考える集会」 (学校教育課)
■ 2月3日 平成20年度第13回奈良県高等学校体育連盟栄賞授与式開催について 
                            (保健体育課)
■ 2月10日 高校授業料未納者に対する法的措置の実施について (学校支援課 )

*「県政公開ニュース」の詳しい情報は、次のページをご覧ください。
  http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/no138.html#kensei

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 【 編 集 後 記 】
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読者の皆さん、こんにちは。先日、韓国の家庭料理をいただく機会があり
ました。海・山・畑で採れる体に良いとされる素材をまんべんなく使ってい
るのは、日本と同じでした。家庭の料理は健康を第一に考えた料理の基本で
あると改めて思いました。

 さて、「読者アンケート号」をご覧いただけましたか。発刊から7年目を
迎えようとする県教育委員会メールマガジン「E−夢 はっしん!」をより
一層お役に立ち喜んでいただけるものにするために、ぜひ皆様のお声をお聞
かせください。ご協力をよろしくお願いします。

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◎「E−夢 はっしん!」ウェブページは、こちらへ。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/eyumeweb/mailmagaweb1.htm

◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message31.htm
 *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせていた
  だきます。
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