「E-夢 はっしん!」

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奈良県教育委員会メールマガジン
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平成22年9月1日(日)
≪ 第 176 号 ≫
 
E-夢 はっしん!
発行:奈良県教育委員会事務局 企画管理室
-◆-◇◆◇- 目 次 -◇◆◇-◆-

【 巻頭言 】

  お帰り!「はやぶさ」
              (奈良県教育委員会 理事 山本 吉延)


【 教育委員会の動き 】

 〔1〕小学校の若手教員向け「教師錬成塾」を開講しています
                        (県立教育研究所)

 〔2〕メールマガジン「E-夢 はっしん!」の様式をリニューアル
                          (企画管理室)

 〔3〕こども考古学講座「琴をつくろう」を開催しました
                (県立橿原考古学研究所附属博物館)


【 近畿高総文祭だより 】第4回

  生徒実行委員長 あいさつ
            (第30回近畿高等学校総合文化祭実行委員会)


【 校訓を訪ねて 】

  「進取力行 敬愛協力 創造開拓」 - 県立王寺工業高等学校 -


【 おいしさ発見!ふるさと奈良レシピ 】-その7-

 ★今号のレシピは「にしんとなすのたいたん」★


【 お知らせ 】

 〔1〕学校体育施設開放事業について
                          (保健体育課)

 〔2〕「なら教育リポート ~まなびだより~」の今後の放送予定
                        (県立教育研究所)


【 報道発表資料 】【 編集後記 】


 
【 巻頭言 】                            目次に戻る



  お帰り!「はやぶさ」

                  県教育委員会理事  山本 吉延

  デジャブというのだろうか、既視感と訳されると違う気がする。小惑
 星探査機「はやぶさ」に関する一連の報道や番組を見るたびに、自分の
 脳裏に確かに呼び起こされる記憶がある。それは、長い宇宙漂流の末に
 探査機が地球に戻ってくるというSF映画の記憶である。頼りない記憶
 をもとにネットサーフィンを繰り返して、ようやく分かった。1980年に
 日本で公開された最初の劇場版「スター・トレック」だった。映画では、
 300 年前に打ち上げられた太陽系外探査機ボイジャーが、未知星系の機
 械生命に機能を拡張され、知能と攻撃性を身につけて、自らの創造主に
 逢うため地球に戻ってくるという設定だった。かくしてカーク船長は、
 スポックやドクター・マッコイらとともに宇宙船エンタープライズで調
 査に向かうというお馴染みのストーリー展開となる。私にとっては30年
 も前に見た映画の記憶が、今回の「はやぶさ」の帰還で呼び覚まされた
 訳で、潜在意識に深く刻まれていたということだろう。
  実際のボイジャー1号・2号は、木星、土星、天王星、海王星の惑星
 直列に合わせて1977年に打ち上げられた。鮮明な惑星の写真を届けたり、
 新しい衛星を発見したり、数々のミッションをこなしながら、1号は太
 陽から170 億km、2号は138 億kmの彼方を現在も航行中であるが、1号
 は2020年、2号は2030年に電池が切れるそうだ。地球外生命に出会うと
 いう奇跡でも起きないかぎり、ボイジャーが地球に帰還することはない
 だろう。
  我らが「はやぶさ」は、満身創痍となりながらも、30年前にはまさに
 SFでしかなかった奇跡を成し遂げた。「はやぶさ」のミッションとし
 ては、小惑星イトカワのサンプルリターン計画が喧伝されるが、私とし
 ては自律航法への挑戦とその成功に最大の賛辞を送りたい。「はやぶさ」
 は自らの判断でイトカワとランデブーし、その後タッチダウンしてサン
 プルを収集するという離れ業を自律的にやってのけた。そして機器の故
 障に対しては、地球に助けを求めて指示に従っており、無理に擬人化し
 なくとも、「えらい!よくやった!」とほめたくなってしまう。
  多くの研究者の情熱で、科学は確実に進歩している。教育も、情熱に
 おいて負けるわけにはいかないだろう。


 
【 教育委員会の動き 】                     目次に戻る

 〔1〕小学校の若手教員向け「教師錬成塾」を開講しています

                         県立教育研究所

    教育研究所では、「教師力」を高めたいという願いをもった、小
   学校の若手教員(概ね2年目から5年目の教員)の自主研修と実践
   交流の場として「教師錬成塾」を開講しています。
    この講座では、教科指導と学級経営の実際について、先輩教員の
   実践例から学んだり、研究指導主事のアドバイスを受けたりするこ
   とによって実践的指導力の向上を図っています。
    講座実施当日まで申し込み可能ですので、ふるってご参加くださ
   い。
    次回は10月15日(金)18時30分から実施します。
    講座の具体的な内容等、詳しくはこちらのページをご覧ください。
 
   〔今後の日程〕
    10月15日(金) 18:30~20:30(学習意欲を高める授業づくり)
    10月29日(金) 18:30~20:30(教科指導の実践Ⅰ)
    11月12日(金) 18:30~20:30(教科指導の実践Ⅱ)
    11月26日(金) 18:30~20:30(教科指導の実践Ⅲ)
    1月14日(金) 18:30~20:30(教育課題の解決に向けて)

   ○お問い合わせ先
    県立教育研究所教職研修係
    TEL 0744-33-8905  FAX 0744-33-8909  


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 〔2〕メールマガジン「E-夢 はっしん!」の様式をリニューアル

                           企画管理室

    これまでテキスト版とHTML版*で配信してまいりました「E-夢
   はっしん!」ですが、10月1日号からは、下記の<お試し企画>の
   ようなテキスト版をお届けし、そこからリンク先のHTML版をご覧い
   ただく様式に変更いたします。
    このことにより、これまで写真等はリンク先にてご覧いただいて
   おりましたが、メールマガジン本体でご覧いただけるようになりま
   す。
    <お試し企画>では、今号のHTML版を10月1日以降のリニューア
   ルしたメルマガの様式でご覧いただけます。どうぞ一度クリックし
   てみてください。

   *テキスト版・・・まぐまぐ!から届く文字情報だけのメルマガ
   *HTML版 ・・・まぐまぐ!から届くメルマガにリンクさせて
            いる、インターネットエクスプローラ等によ
            りホームページ感覚で表示されるメルマガ。

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 <お試し企画>

  奈良県教育委員会メールマガジン「E-夢はっしん!」をご愛読い
  ただきありがとうございます。

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 第176号をHTML形式で配信いたします。
 下記アドレスをクリックしてください。↓↓↓
 http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/html/220901/no176.html
          (現在ご覧いただいているページへのリンクです)


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 〔3〕こども考古学講座「琴をつくろう」を開催しました

                 県立橿原考古学研究所附属博物館

    県立橿原考古学研究所附属博物館では、小学4年生から6年生の
   児童を対象として、考古学や歴史への理解と文化財教育の一層の充
   実を図ることを目的に、夏休み期間中に「こども考古学講座」と題
   した体験型の学習講座を開催しています。今年も橿原市教育委員会
   との共催で8月21日(土)・22日(日)に開催し、29名の児童が参
   加しました。
    今年は、古墳時代の人物埴輪に表現されている琴づくりに挑戦し
   ました。2日間の講座では、土笛や角笛のレプリカを使った昔の楽
   器についての話を聞き、これらの楽器からどんな音がなるのかとい
   った体験をはじめ、博物館の展示の見学や、新沢千塚古墳群での古
   墳の見学などをおこないました。そして、待ちに待った琴づくり。
   当時の道具や作り方とは少し違いますが、木を切って、孔をあけ、
   弦を張って、無事に全員が完成させました。みんな出来上がった琴
   を手にして、思い思いに音を鳴らしていました。
    9月には、今回作った琴を使って、演奏会を行う予定です。今か
   ら子どもたちとの再会が楽しみです。

8月20日(土曜日)
楽器の話 館内見学 ナイフを使って
琴の天板削り
キリを使って天板
の孔あけ
のみを使って琴の
天板づくり
8月21日(日曜日)
新沢千塚古墳群の見学 橿原市千塚資料館の見学 琴の弦張り 琴組み立て中 琴完成 
試し弾き中
修了式

 ■県立橿原考古学研究所附属博物館のWebページはこちらからご覧いただ
  けます。


 
【 近畿高総文祭だより 】第4回               目次に戻る



第30回近畿高等学校総合文化祭
 ~1300年の時代(とき)を越え
         倭(やまと)に集いし文化の奏(かなで)


 平成22年11月6日(土)~11月21日(日)開催

     第30回近畿高等学校総合文化祭実行委員会
             
  7月22日に第1回生徒実行委員会を開催しました。この生徒実行委員
 会は、近畿高総文祭の企画・運営を進めるためのもので、この度、生徒
 実行委員長が決まりました。

  - 生徒実行委員長 あいさつ -

                天理教校学園高等学校2年 鈴木りほ

  この度、第30回近畿高等学校総合文化祭奈良県生徒実行委員会委員長
 を務めさせていただくことになりました。
  現在、生徒実行委員会では近畿高総文祭の開催に向けて会議を行った
 り、総合開会行事で使用する看板作りなどの活動をしています。これら
 の活動で、近畿高総文祭がどのような大会になっていくかが決まってき
 ます。
  私は、この近畿高総文祭にお越しくださる方々を「笑顔で迎え、喜ん
 で帰っていただく」という目標を立てました。そのため出演者・スタッ
 フだけでなく、御来場の皆様も一緒になって楽しんでいただけるような
 大会にしたいと考えています。これからこの目標に向かって、生徒実行
 委員のみんなと心を一つにして頑張っていきたいと思います。平城遷都
 1300年を迎えた、この奈良でしか味わうことのできない“文化の奏”を
 心から感じてもらいたいと思います。
           
 ■近畿高等学校総合文化祭の Webページは、こちらからご覧いただけま
  す。


 
【 校訓を訪ねて 】                         目次に戻る



  「進取力行 敬愛協力 創造開拓」 - 県立王寺工業高等学校 -

  昭和37年に創設され、まもなく創立50周年の慶節を迎える県立王寺工
 業高等学校の校訓は、「進取力行 敬愛協力 創造開拓」。四字の漢字が
 鼎立(ていりつ)する校訓は珍しく思われます。
  科学技術の進展に即応できる有為な産業人の育成を目指し創設された
 同校では、県内でいち早くインターンシップを取り入れ、デュアルシス
 テム(教育と職業訓練を同時に進めるシステム)や工匠塾(熟練技術者
 による実習時の技術指導)を実施しています。また、知的財産権教育な
 ど今日的な取組も進められており、「進取」の気性が根付いています。
  2008年国際学生科学・技術フェアの共同研究の部で「微風時における
 高効率縦型風力発電用風車の研究」により世界2位に輝いた無線部や、
 ロボットグランプリ全国大会でたびたび入賞を果たしているメカトロ研
 究会などをはじめとして、部活動においては、生徒が互いに「協力」し
 合い数々の輝かしい成果を残しています。
  活躍は校内にとどまらず、本年1月には、電子機械工学科3年生のグ
 ループが県立盲学校の中庭にある水車の修復に取り組みました。「時代
 を担うスペシャリスト」を目指す彼らの「開拓」精神が、高度なステン
 レス加工技術を駆使させ、見事水車を復活させました。
  野球部やボクシング部、柔道部など体育系の部活動の躍進もめざまし
 く、「進取力行 敬愛協力 創造開拓」の校訓を柱に「ものづくり大国日
 本」を支える人材が、確かに育成されています。
県立王寺工業高等学校の校訓碑
(画像をクリックすると拡大→)

 ■県立王寺工業高等学校のホームページはこちらからご覧いただけます。

 
おいしさ発見!ふるさと奈良レシピ -その7-    目次に戻る



  子どもたちが郷土を理解し食文化を伝承していくための資料「奈良県
 の郷土料理集」(県教育委員会作成)の中から、料理レシピをピックア
 ップしてお届けしています。

 
 ★今号のレシピは「にしんとなすのたいたん」★
  (右の画像をクリックしてください→)
 

〔ちょっと一言〕
  海のない地方では身欠きにしんは貴重なタンパク源でした。にしんと
 なすは「出会いもの」と呼ばれる相性のいい食材ですので、一緒に煮る
 とお互いのうま味が重なり合って、とてもおいしくいただけます。


お知らせ                           目次に戻る



 〔1〕学校体育施設開放事業について
                           保健体育課
    
    県民の生涯スポーツ活動を支援するとともに、地域に親しまれる
   学校づくりの促進を図るため、県立学校の体育施設(グラウンド・
   テニスコート・体育館等)を開放します。
    また、再編・統合により使用されなくなった学校跡地の体育施設
   (屋内・屋外)も開放します。

    使用団体の登録及び使用申請については、保健体育課のWeb ペー
   ジをご覧ください。関係書類はダウンロードできます。(開放校で
   も関係書類は入手可能です。)
    後期分(11月~3月)の申し込みの受付は、9月1日から9月
   30日(土・日・祝日除く)です。
   http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-1699.htm

   ※(旧)片桐高校は、今年度県合同庁舎改修工事が予定されており、
    工事着工までの間、グラウンドのみ開放します。

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 〔2〕「なら教育リポート ~まなびだより~」の今後の放送予定

                         県立教育研究所

   奈良テレビ放送(55ch デジタル29ch)「ゆうドキッ!」
  (17:45~18:30放送)の中で、18:20~18:25頃放送します。

    ○9月1日(水)
     「地域に根ざす社会教育」~人権・社会教育課~

    ○9月15日(水)
     「新人先生奮闘中」~教職員課~

    ○9月22日(水)
     「ディア・ティーチャー・プログラム」~教職員課~

過去の放送分
(7月)

右の画像をクリック
してください→







7日 14日
人権を大切に~人権・社会教育課~
【配信終了】

人権を大切に

~人権・社会教育課~


人権について学ぶ~同和問題関係史料センター~
【配信終了】

人権について学ぶ

~同和問題関係
  史料センター~


 
報道発表資料  ◇8月13日~8月31日◇       目次に戻る

  ■8月13日 平成22年度全国中学校体育大会について
   http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=35176#itemid35176

  ■8月13日 平成22年度全国高校総体奈良県水泳選手団
   http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=35192#itemid35192

  ■8月27日 県立学校体育施設開放の申込を受付します
   http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=35288#itemid35288

 
編集後記                            目次に戻る    




  朝の電車に生徒の姿が戻ってきました。学生時代、2学期早々に遅刻
 だけはすまいと、ゆるい生活リズムに慣れきった体を奮い立たせ、眠い
 目をこすりながら通学路を急いでいた自分を思い出しました。
  「やり始めることでやる気が出てくる」そんな脳のメカニズムが研究
 で明らかになってきているのだとか。まだまだ厳しい残暑が続くといわ
 れる9月。学校生活のリズムに合わせていくのは大変ですが、とりあえ
 ず「やり始める」ことで、シャキッ!とがんばっていきたいものですね。
 

 

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  ◎「E-夢 はっしん!」ウェブページは、こちらへ。
   http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/eyumeweb/mailmagaweb1.htm

  ◎本県の教育に関するご提言、ご意見をお寄せください。
   http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/message31.htm

   *お寄せいただいたご提言、ご意見は今後の教育行政の参考にさせてい
    ただきます。
   *原則として、返信はいたしませんので、あらかじめご了承ください。

  ◎このメールマガジンのレイアウトが崩れて見える場合の対処法について
   は、こちらへ。
   http://help.mag2.com/000047.html

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   http://www.pref.nara.jp/kyoikuk/mailmaga/


    
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         発行:奈良県教育委員会事務局 企画管理室
             〒630-8502 奈良市登大路町30番地
             TEL 0742-22-1101(代表) 内線 5353
              0742-27-9830(直通)
          mail:kyoikuk@office.pref.nara.lg.jp
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