ブックタイトル祈りの回廊 2016年3月~9月 春夏版

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概要

祈りの回廊 2016年3月~9月 春夏版

き替え、朱塗りの修繕などの維持修理が進行中です。り、平成28年の御本殿の正遷宮で完了予定。近年は檜ひ皮わのだ葺授されています。今回の造替は平成19年の一之鳥居から始まています。式年造替を行うことで、職人の技術が実地的に伝同時に、建築技術を継承するために必要な仕組みにもなっ間を守っていただくという願いから始まったと伝わります。ることによって、いつまでも若々しく更に力を増し、我々人です。社殿を造り替え、修繕を行い、神様のお住まいを改め式年造替は、定期的に社殿の修繕を行う神社特有の制度伝春承日さ大れ社るの職人20年のに技一術度の式年造替を通し春日大社式年造替11 屋根の木組み。作業中の人物と比較すると木材のサイズ感が伝わってきます。2 打ち立てられた柱は36本。この巨木を揃えるために20年以上の歳月がかかっています。写真は立柱式の際のもの。121「春日番匠座」と呼ばれる大工集団が手掛けてきたご造替。現在は社寺建築を請け負う施工業者が式典も含め、その役を担っています。2 屋根の葺き替えは重要な「維持修理」の一環。ご造替は技術伝承における貴重な実践の場です。春日大社所奈良市春日野町160 ? 0742-22-7788行●JR・近鉄奈良駅から春日大社本殿行きバス終点下車、徒歩すぐ●JR・近鉄奈良駅から市内循環バス「春日大社表参道」下車、徒歩約7分http://www.kasugataisha.or.jp/MAP P19 d-2特別開帳P10興福寺要築がさ予れ定てさいれまてすい。ま平す成。30年10月に落慶法?室町時代に完成された古式に則のっとって建り入れつつも、施工方法そのものは鎌倉また、綿密な構造計算など現代技術を取用された「天平尺」で計算されました。代のメートル法ではなく、奈良時代に常て唐招提寺などが参考とされ、寸法は現を」。現存しない中金堂の設計にあたっ時の姿を木造で再現し、千年もつ建築年ぶりとなります。復元の理念は「創建してきました。今回の再建は、約300で、長い歴史の中で消失と再建を繰り返所奈良市登大路町48 ? 0742-22-7755行●JR奈良駅から市内循環バス「県庁前」下車、徒歩すぐ●近鉄奈良駅から徒歩約5分http://www.kohfukuji.com/MAP P19 c-2特別開帳P10興福寺中金堂は伽藍の中心となる建物「千ケ年ヤもキつの木柱造は建1築本を4」トン半2興福寺中金堂再建長福寺所生駒市俵口町841 ? 0743-73-2563行近鉄生駒駅から生駒台方面行バス「北条」下車、徒歩約5分MAP P19 a-141 礎石に建てられた柱の木口は、石の細かなカーブに沿うように細工され、まるで木と石が一体化しているよう!2「根継」された材。3 以前の修理の際に記されたどの位置の材かを示す墨書き。4カンナ掛けの様子を拝見。ちなみに長福寺の現場にいる2人の宮大工は奈良県職員。奈良県は全国でも珍しく、公務員として宮大工を採用しています。工事終了予定は平成28年夏頃。323宮大工の仕事