ブックタイトル祈りの回廊 2017年3月~9月春夏版

ページ
6/24

このページは 祈りの回廊 2017年3月~9月春夏版 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

祈りの回廊 2017年3月~9月春夏版

がんぎょうじ1願行寺吉野郡下市町下市2952? 0747-52-2344近鉄下市口駅下車、徒歩約20分MAP P22 b-2 写真:長谷川朋也庭いろいろ、魅力いろいろなぜ作られたのか、いつ作られたのか、だれが作ったのか。そんな庭の生い立ちを考えながら眺めるのも興味深ければ、ただただその場に身を置いて静かに時間の経過を味わうのも贅沢な愉しみ方。人が手をかけて育て、徐々に自然に還してゆくような不思議な空間。奈良の庭が持つ魅力です。や2矢た田でら寺だいもんぼう大門坊大和郡山市矢田町3506 ? 0743-53-1445近鉄郡山駅から矢田寺前行きバス終点下車、徒歩約10分※あじさいの時期は、JR法隆寺駅から矢田寺前行き臨時バス運行予定(詳細は奈良交通へお問合せください)http://www.yatadera.or.jpMAP P20 c-1特別開帳P13写真:エマニュエル・マレス211 奈良では珍しい枯山水の庭。阿弥陀浄土への船出を表しています。仏さまを表す縦長の岩を配し、海原を表す石がごつごつしているのは人の世の悩みや困難を表します。お庭を眺めながら薬膳料理やお茶をいただくこともできます。2 奈良文化財研究所の研究者であり、作庭家であった森蘊(もりおさむ)の手によ543る露地(ろじ※1)。この茶室は、あじさいの時期に茶席として一般開放されます。(※1)茶室に付属する庭のこと3 竹林院は聖徳太子の創建と伝わる寺院。その庭園である群芳園は千利休作庭、細川幽斎改修と伝わる大和三庭園の一つ。池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園で、四季の移り変わりを楽しめます。格式ある宿坊も備わっています。4まさに苔のじゅうたん。ふかふかしっとりとした見るからにやわらかな苔が木々の根元に広がります。ことに雨上がりの美しさには、ため息がもれるばかり。5 日本最古の薬草園のうちの一つ。四季折々に薬草約250種が育ち、人の目を楽しませます。森野初代藤助賽郭(とうすけさいかく)が、晩年薬園内に建て、薬草の研究に没頭した桃岳庵(とうがくあん)が残ります。薬草園からの宇陀の町の眺望にも心打たれます。のきゅうやくえん MAP P22 b-2もり5森野旧薬園宇陀市大宇陀上新1880 ? 0745-83-0002近鉄榛原駅から大宇陀行きバス「大宇陀」下車、徒歩約4分またはタクシー約15分http://www.morinokuzu.com/kyuyaku/写真:森野吉野葛本舗あきしのでら MAP P19 a-14秋篠寺奈良市秋篠町757 ? 0742-45-4600近鉄大和西大寺駅から押熊行バス「秋篠寺」下車すぐ写真:豊田定男ちくりんいん3竹林院MAP P22 c-2吉野郡吉野町大字吉野山2142 ? 0746-32-8081近鉄吉野駅からロープウェイ「吉野山」下車、徒歩約25分(※バス本数少ない)/近鉄吉野神宮駅からタクシー約15分http://www.chikurin.co.jp/teien.php写真:吉野ビジターズビューローたい2當ま麻でらさいな寺西いん南院ボタンなど4月~5月葛城市當麻1263 ? 0745-48-2202近鉄当麻寺駅から徒歩約15分http://taimadera-sainain.or.jp/MAP P21 a-1写真:當麻寺西南院びゃくごうじ1白毫寺椿3月下旬~4月中旬奈良市白毫寺町392 ? 0742-26-3392JR・近鉄奈良駅からバス「高畑住宅」下車、徒歩約20分または「白毫寺」下車、徒歩約10分(便数が少ないので要注意)MAP P19 d-2写真:白毫寺543211 奈良三名椿の一つ。見頃は3月下旬? 4月中旬。花びらが赤いもの、白いもの、斑のものと多様であることから「五色椿」と呼ばれます。花が落ちて尚、美しい古木。2 池泉回遊式の風雅な庭園。庭園の一隅にある水琴窟の妙音にも心洗われます。4月?5月には、シャクナゲやボタンなどの花が咲き誇ります。3 文字通り百花繚乱の境内となる花の寺。「文政5年(1822年)当時の本常和尚が薬種として植えた」と伝わるボタンの見頃には、とくに多くの参拝客が訪れます。(ボタン園は4月20日~5月下旬開園)4あじさい園の開園は6月上旬? 7月上旬。第3日曜日には『あじさい祈願』が行われています。3月の雪柳や5月のツツジも境内を美しく彩ります。5キキョウの見頃は6月中旬? 7月下旬。8月の地蔵会の頃にもまだ咲いていることもあり、境内の石仏と灯明の間に揺れる可憐な花姿が心を和ませてくれます。奈良の庭園をめぐる6