ebook

ebook page 37/100

電子ブックを開く

このページは ebook の電子ブックに掲載されている37ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
仁徳記Cコラムolumnごうぞくこうごうエピローグ豪族出身の皇后としてEいわのひめのみことかずらきやまきょてんごう石之日売命は、葛城山のふもとを拠点とする豪ぞくかずらきし族、葛城氏の娘で、豪族出身として初め....

仁徳記Cコラムolumnごうぞくこうごうエピローグ豪族出身の皇后としてEいわのひめのみことかずらきやまきょてんごう石之日売命は、葛城山のふもとを拠点とする豪ぞくかずらきし族、葛城氏の娘で、豪族出身として初めて皇后になりました。天皇との結びつきの度合いによって、今後の自分たち一族の運命が左右されるという思しっといが、嫉妬深さにつながったのかもしれません。『古事記』はここで話が終pilogueいわのひわっていますが、石之日めのみこと売命はどのような決断をしたのでしょう。『日本書紀』では仲直りをしないわのひめのみこといまま、石之日売命は亡くなります。また『万葉集』には、いじらしい乙女心の歌が残されています。いわのひめのみことほかの書物を読むことで、また違った石之日売命像を知ることができます。それともこのまま待ち続けていようか。山路を訪ねて迎えに行こうか。ずいぶんと日がたちました。あなたがお出かけになってから万葉集にある、いわのひめのみこと石之日売命が天皇をよ想って詠んだ歌ね。奈良市にある石之日売命(いわのひめのみこと)の陵墓(りょうぼ)とされる古墳、磐之媛命陵(いわのひめのみことりょう)(ヒシャゲ古墳)からは、故郷である葛城山がうっすらと遠くに見えます。(71ページ)▼35