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1鳥鵜うおおくにぬしのかみゆず『古事記』では、大国主神が天上の神に国を譲るくしやたまのかみう際に、????????八玉神という神が鵜になって、神に供える器の材料である粘土をとったと書かれていかむやまといわれび....

1鳥鵜うおおくにぬしのかみゆず『古事記』では、大国主神が天上の神に国を譲るくしやたまのかみう際に、????????八玉神という神が鵜になって、神に供える器の材料である粘土をとったと書かれていかむやまといわれびこのみことじんむます。また、神倭伊波礼毘古命(のちの神武天皇)が、吉野川の下流(五條市あたり)を通った時に、にえもつ魚をとるしかけを作っていた「贄持のこ之子」に出会います。この人物は、あだ阿陀(五條市)の鵜を使って魚をとうかそせんる鵜飼いの祖先とされています。『古事記』には、ほかにもツバメやチドリといった鳥が登場します。書かれていて興きょう味み深ぶかいものがあります。また、いまにつながる風習や娯ご楽らくの始まりといえることも『古事記』にはさまざまな動植物が出てきます。いにしえの時代にも鳥が鳴き、花々が咲いていました。221.鵜(う)をあやつって魚をとる「鵜飼(うか)い」は、いまも各地に残っています2.五條市に伝わる「やな漁」。川に竹などを並べて魚をとります。『古事記』には、魚をとる仕掛(しか)け「(うへ)」が出てきますが、この「」を「やな」と読む説もあります山百合やまゆり花1じんむ神武い天皇は、伊さす須いけ気よ余り理ひ比め売を后きさきにすることを決め、狭井河(桜井市)のほとりにある彼女の家に行きます。川のほとりやまゆりに山百合がたくさんあり、山百合のもとの名を「さい」と言ったことからさい川と名付けられたと、『古事記』ではそのいわれを紹介しています。『古事記』でつばきはほかにも椿などの花が登場します。古いろど代から身近に咲く花々は、暮らしを彩っていたことがうかがわれます。21.狭井(さい)神社(桜井市三輪)の笹百合(ささゆり)。笹百合は、地域によって、山百合(やまゆり)とも呼ばれます2.率川(いさがわ)神社(奈良市)のゆりまつりは、三枝祭(さいくさのまつり)ともいわれます。神社では伊須気余理比売(いすけよりひめ)にあたる、媛蹈?五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)をまつっています写真提供:奈良市観光協会58